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~旅とアート~

世界の秘境巡りの旅行記と絶景写真。
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インド(ラダック)旅行記#25-チェムレ・ゴンパ(ドゥカンの曼荼羅)とピクニックランチ

2012-11-10 13:55:11 | インド(ラダック)旅行記
↓チェムレ・ゴンパの壁画(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


一旦外に出て階段を下り、ドゥカンへ。








中に入ると思わず息をのむような壁画が描かれていました。
さきほどのパドマサンヴァバ・ラカンに比べると色は褪せていますが、
なんというかその分迫力があります。
ここには、チャクラサンヴァラ曼荼羅、アクショービヤ曼荼羅、壁一面の千仏などが描かれており、
タクツァン・レーパの像と五代目の生まれ変わりの写真、タンギュール(225)などがあります。
















チェムレ・ゴンパの見学はこれで終わり。
ゴンパのある高台からは麓の村を見渡せます。
このあとはその麓にある小川のほとりでランチ。
ランチボックスの中には、サンドイッチやゆで卵、バナナ、お菓子などが入っていました。








やっぱりこういうところで食べる食事は格別です。


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インド(ラダック)旅行記#24-チェムレ・ゴンパ(パドマサンヴァバ・ラカンの壁画)

2012-11-08 20:13:44 | インド(ラダック)旅行記
↓チェムレ・ゴンパの壁画(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


引き続き壁画の説明です。

=====ガイド=====



金剛界の五仏(大日・宝生・阿弥陀・不空成就・阿しゅく)がいるが、
いろいろな教えの中で、ヨガタントラ(金剛界曼荼羅)までは中心の尊格は大日が多い。
そこからは阿しゅくが多い。
真ん中:阿しゅく(手を下にして下から上がってくる悪いものを押さえつけている)、
左下:大日、左上:宝生、右上:阿弥陀、右下:不空成就

金剛界5仏の教えは非常に重要なもので、仏教の中で一番ベースになるもの。
この教えを実践して自分のものにすることなしに、
ほかのハイレベルな教えは実践することはできない。
たとえば大日如来の頭にあるノルブ(宝珠)も金剛界五仏をイメージしている。
欲・無知・憎しみなどエゴにつながる要素をなくして五仏の智慧を自分のものにする。

金剛界五仏なしに、仏陀や菩薩の存在はありえない。
逆に、仏陀や菩薩の存在があるのは金剛界五仏がいるから。
このようにいろいろな教えは密接につながっている。
もっというと森羅万象すべてがつながっていて、
どこか一つが独立して存在することはありえない。





16ラカン
真ん中:阿弥陀、左:観音、右:金剛手(ピースフルフォーム)。
お釈迦様の信頼を得たトップの人たち。




インドの人たちだが、着ているものは中国のもの。
なぜかというと、描かれている内の一人がハッシャンというとても慈悲にあふれた中国人で、
あるとき彼がみんなを中国に招待した。
そして3か月くらいそこで過ごし、教えを広めていった。
季節の移り変わりで寒くなると中国の服をみんなに進呈し着てもらっていた。

いざ帰るときになって、わざわざ来てもらったお礼として中国人がみんなの絵を描いた。
そのとき着ていた物が中国の服で、
その後、この絵がチベットに逆輸入的に入ってきたためこのような図柄で広まっている。

ハッシャンのまわりにたくさんの子供たちが描かれているのは慈悲深いという意味。
16ラカンのおつきの人は観音菩薩の生まれ変わりと言われていて、
16ラカンが安全に旅ができるように取り計らっていた。
なぜ観音菩薩の生まれ変わりと言われているかというと、
常に阿弥陀の下に描かれているため(観音菩薩は阿弥陀の弟子だから)。
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インド(ラダック)旅行記#23-チェムレ・ゴンパ(パドマサンヴァバ・ラカンの壁画)

2012-11-06 19:36:27 | インド(ラダック)旅行記
↓チェムレ・ゴンパの壁画(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


続いて壁画の説明です。

=====ガイド=====
35仏の隣には、ハイタントリックの教えが描かれている。
真ん中にチャクラサンバラ(勝楽:チベットだけで広がった究極の教え)、
両脇の赤いのはパドマサンヴァバの忿怒尊、トップのがサマンタバドラ、その左が薬師如来、
ヘーヴァジュラのシンプルフォーム、青いのがバジュラキラ、緑のがグリーンターラー、
バジュラサット、グヒヤサマージャ(秘密集絵)、ワユパティヤマ、カーラチャクラ(時輪金剛)、
ドゥカルのシンプルフォーム、バジュラヨーギニ。
菩薩エリアには、真ん中:金剛手菩薩、左上:文殊、右上:観音、馬頭観音。










ハイタントリックの絵は足元に人を踏んでいるがこれはエゴの象徴。
エゴをなくすのが最終的な目標なのでそれを表している。




以前、ダラムサラにアメリカの女性が来たとき、たくさんのお金を寄付してくれた。
完成したという連絡を受けて再び彼女が訪れた。
そのとき、絵に描かれている足の下にいるのは誰だと聞いた。
お坊さんはそれは「I」(自分の中のエゴという意味で)と答えたら、
その女性は自分のことだと勘違いして怒って帰ってしまった。
しかし、ホテルでよく考えてみたらその意味に気づき謝りにきた。

たくさんの教えがあるが、もし時間があるならすべてをやったらいい。
しかしない場合は、何かひとつのものをやるのでもいい。
パルダンさんの場合は、
カーラチャクラ、グリーンターラ、バジュラサット、バジュラバイラヴァを毎日実践している。

護法エリアには、ツェリンマ、獅子文殊、チャクマル、ザ、カラスの顔のマハカラ、
馬に乗ってるパンデンナモ、カギュ派の守護神ゲゲンニョンカ、チティパティ、四天王、観音菩薩。
自分の中のエゴをすべて無くすということを象徴して描かれている。








その隣の壁には、
真ん中:金剛サット(教えの実践を間違った時にマントラを唱えて懺悔すると守ってくれる)、
上:阿弥陀、左下:ナムギャルマ、右下:白ターラーがいる。
阿弥陀とナムギャルマ、白ターラーの3人はツァラナムスムと言われ長寿を意味する。
上にいるのはもっとハイレベルな人たちで、カギャとゴンドゥス。




ロングライフの教えもラマから教わるが、
教わっただけではだめでちゃんと実践しなければ意味がない。
長生きをしたければ、まずは自分が他のものを殺生しないようにする。
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インド(ラダック)旅行記#22-チェムレ・ゴンパ(パドマサンヴァバ・ラカン)

2012-11-04 14:56:38 | インド(ラダック)旅行記
↓チェムレ・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


遠くに岩肌にへばりつくように建つチェムレ・ゴンパが見えてきました。
これは圧巻です。





山道を登ると麓の村を見渡すことができました。
まずは、壁画が素晴らしいパドマサンヴァバ・ラカン(グルリンポチェ・ラカン)へ入ります。








=====ガイド=====
本当は、チェムレやチェムデではなく、チェデ。
もともとは地方の王宮。

16世紀にタクツァン・レーパ(ターバン巻いてる人)がゴンパに改築した。
タクツァン・レーパはこのあたりに4つのゴンパを作ったが、そのうちのひとつ。
もとは王宮だったので、千体仏があっただけで、壁画は描いてなかった。
チェムレに属する分院があるが、お祭りのときなどはそれぞれ行き来して行う。

パドマサンヴァバは「蓮華生」と書く。
「蓮華生」と言われるのは、蓮華の花から生まれてきたから。

メインのパドマサンヴァバの像は17世紀に作られた。
パルダンさんが初めて来たときは、まだこんなに大きなお堂ではなく、
ご本尊と忿怒尊、カンドゥシンゲドンマ、パドマサンヴァバの奥さん二人の像しかなかった。
後に広くしていくが、まず、
カンロムチュスム(グルリンポチェ、ティソンデツェン、シャンタラクシタ)が置かれ、
さらに、グル・ツェンゲ(グルリンポチェの八変化)が納められたうえで、お堂を広げていった。



 


壁画には宗派に関係なくすべてのものが描かれている。
なので、パルダンさんが若い僧侶に教えるときはここへ連れてくる。

ドゥカンの壁画を描くときはルールがあり、
三十五仏と十六ラカンは必ず描かなければならない。
16ラカンとはお釈迦様の時代に、その教えを完全に守って実践してきた人。
なぜ描くかというと、そういう人たちを目で見てその教えを改めて認識するため。






仏教徒が守らないといけない規則というはたくさんあって、
大人の場合252、小坊主さんは35くらいのルールがある。
その中には、殺生、窃盗、姦淫、詐称はしてはいけないという4つの基盤があり、
これを少しでも守れなかったら出ていかなければならない。
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インド(ラダック)旅行記#21-タクトク・ゴンパ(ウゲェン・ポタンとドゥカン・サルパ)

2012-11-02 21:08:50 | インド(ラダック)旅行記
↓タクトク・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


一旦外に出てウゲェン・ポタンへ。
途中には、キッチンやバターランプ小屋があります。





=====ガイド=====
お坊さんの位によって座る位置が決まっている。




ご本尊はパドマサンヴァバ(忿怒の形に変化)。
左にいるのが観音菩薩。




トルマ(バターで作られた法要で使うもの)は法要のあと壊してしまうので、
このように残っているのは珍しい。
形は決まっていて、例えば、穏やかな顔のを作るときは白色を、
忿怒のときは赤色を多く使って作る。




壁画には、スタクナにもあったグルリンポチェの25人の弟子や
タクトクだけの守護神ドルジェ・ラプテンマ、お釈迦様とその息子のマザタムスム、
弥勒菩薩、ツォンカパ、ロンチェン・ラプジャムパーなど、宗派に関係なく描かれている。
布で隠されているのは力の強いマモ。
描かれている壁画にはすべて大乗仏教の意味がある。
デコレーションはひとつもないが、色彩豊かな絵が多い。








日本のすきやき(パルダンさんの冗談で色々なものが入っているから)のような絵は、
ハイタントリックの教えで、人間の欲望となるものを表していてる。
こういうのを全部なくさないとお釈迦様の教えを実践することはできない。
目、耳、鼻、舌、体の五つ。
これを全部差し出して教えを実践していきますという意味。

骸骨はチチパティ(墓場守)で、仏教では永遠のものを表している。
見た目とか物とかいうのは永遠に続くものではなく、人間の最後に残るものは骨。
なのでそういうものを欲しがってはいけないという意味。
またお墓の守り神なので、亡くなってお墓に入るときに描かれる。




教えの実践のひとつとして、
一日に三回は、自分の命は永遠のものではないということを考える。
そして、いつ死ぬかわからないので常によい行いをするよう実践する。
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さらに新しいドゥカン・サルパへ。
ここには35仏のタンカとパドマサンヴァバの像があります。






お堂の外に出ると、遠くまで見渡すことができました。
残念ながら再び雲が垂れ込めてきて結構寒い。




タクトク・ゴンパを後にし、何度か写真ストップをしてチェムレに向かいました。






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インド(ラダック)旅行記#20-富士山より高いタクトク・ゴンパ(ダクプク)

2012-11-01 20:48:11 | インド(ラダック)旅行記
↓タクトク・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


7時半起床。
外を見るとなんと雨。
けっこな降り方をしていましたが、
そんなに長くは降り続かないという山名さんの言葉を信じて出発。
その言葉の通り、しばらくすると薄日も差してきました。

今日は上ラダックの観光です。
インダス川を右に眺めながら、まずは標高3900mのところにあるタクトク・ゴンパへ。
途中、帰りによるティクセやチェムレなどを通り、どんどん標高を上げていきます。




細い山道を進んでいくと、こんな高い場所とは思えないほど広い湿地帯が現れました。
その周りに民家が点在し、なんとものどかな風景が広がっています。
今まで見たことのない風景だったので帰りに写真ストップをしてもらいました。

さらに進んで富士山の標高を越えるとタクトク・ゴンパに到着。
標高を聞くとなんだか急に息苦しい感じがするから不思議。
ゴンパの中庭まで続く階段をゆっくり上っていきます。






=====ガイド=====
タクは岩、トクは天井を意味し、標高約3900mにある。
18世紀に、インドに併合される前の最後から2番目に作られたニンマ派のゴンパ。
最後はリゾン。

ニンマ派は一番古い宗派で、グルリンポチェ(パドマサンヴァバ)が開祖。
ここにはグルリンポチェが瞑想した洞窟がある。
チベット歴の9月には、タクトク・チェチュというお祭りが開かれる。

チベットからカトー・リグジン・ツェワン・ノルブーという高僧がきて、
まず、小さいお堂を洞窟の前に作った。
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グルリンポチェが瞑想した洞窟があるダクプクへ入ります。
洞窟の前の小さなお堂には、壁一面に仏画が描かれていました。






=====ガイド=====
洞窟の中はちょっと寒いけど、冬は暖かい。
雨が降ると岩から雨水がしみだしてくる。

ご本尊はパドマサンヴァバ。
グルツェンゲ(パドマサンヴァバの八変化)がある。
シンゲ・ドンマ(女性の行者)のパドマ・ティンレは、もともと王族の関係者で、
出家してカトー・リグジン・ツェワン・ノルブーの弟子になりこのゴンパを作った。






パドマサンヴァバが瞑想した洞窟はずっとしまっていて入ることはできない。
グルツェンゲの壁画があるが、すすで汚れている。
===============

全体的にすすで黒くなっているせいか中はかなり暗く、
天井は岩がむき出しになっていてお金がペタペタ貼ってあります。
正面奥にグルリンポチェが瞑想した洞窟があり、その入口のドアは閉まっているのですが、
ドアと岩に隙間からちょっと中を覗くことができました。




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インド(ラダック)旅行記#19-地元レストラン、チョップスティックスで夕食

2012-10-29 20:49:49 | インド(ラダック)旅行記
↓旧市街から見る旧王宮(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


今日の夕食は、上甲さんたちとおすすめのレストランへ行くことになりました。
待ち合わせの時間までまだ少しあるので、
山名さんお勧めのレー・パレスのビューポイントへ行ってみることに。

チャンスパからメインバザールを通り、旧市街を入っていきます。
夕暮れの薄闇の中に、古びた家が連なり家路に向かう人たちが行きかっていました。
ほどなく行くと、おすすめのポイントの大きなマニ車のお堂に到着。
少し高台になったこの場所から、
目の前に広がるレーの町並みとその向こうに聳える旧王宮が見えました。
そこからちょっとわき道を行くとさらによく見え、
王宮の全体像の写真を撮るにはうってつけの場所です。










写真を撮った後、行きとは別の道を通って、上甲さんがいるHiddenHimalayaへ。
途中には、色々なお店があってたいていのものは揃いそうです。
私も探していた乾電池を買うことができました。






上甲さんのお店でパルダンさんとも合流してレストランへ。
今回連れて行ってもらったのは「チョップスティックス」という中華料理屋さん。
とてもおしゃれなお店で、外国人観光客が多かったです。

そこで、上甲さんおすすめの料理を適当に注文してもらいました。
野菜炒め、チャーハン、春巻き、サラダ、トゥクパなどどれも美味しくて、
特にモモはジューシーで一押しです。
最後に山名さんが頼んだカプチーノは、標高が高いせい(?)か泡がてんこ盛りでした。












お腹もいっぱいになったので、食後の運動がてら、
真っ暗な町をライト片手にホテルへ歩いて帰ります。
さすがに日が暮れると肌寒く、フリースを一枚はおってちょうどいいくらい。

空を見上げると満点の星が輝いていました。
そして、遠くの丘の上にはナムギャル・ツェモ・ゴンパがライトアップされ
まるで夜空に浮かんでいるようです。

明日は晴れてくれとお願いし、大きなベッドでぐっすり眠りました。


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インド(ラダック)旅行記#18-ストク・カルとチベット難民の町チョグラムサルでランチ

2012-10-28 14:26:00 | インド(ラダック)旅行記
↓ストク・カル(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


マトゥ・ゴンパから30分ほど走ってストク・カルへ。
博物館ですが、残念ながら内部は写真撮影禁止です。

駐車場の脇にあるチョルテン群を眺めながら敷地の中へ入ると、
なんとカフェがありました。
今はシーズンオフなので閉まっていますが、こんなにも観光地化されているとは。






=====ガイド=====
もともとここは、ラダックの王様の別荘だったが、今は改造して博物館になっている。
なので、展示されているものはロイヤルファミリーのもの。

グルリンポチェの八変化のタンカ、宝石、王冠、ほら貝、楽器、仏像入れやタンカ入れ、銀や翡翠の食器、装飾品、衣服、コインなどなど、高級品が展示されている。
中には、バルティスタンやトルキスタン、ガンダーラの方のデザインもある。
金よりも高いトルコ石の装飾品は見もの。
===============

貴重で高価なものをため息をつきながら見学したあと、反対側の出入り口から下ります。
麓のチョルテンの下をくぐるのですが、そこに曼荼羅が描かれていました。
まわりはリンゴの木などもありとても静かでのどかです。








時刻は15時半。
お昼抜きでここまで観光しっぱなしだったのでお腹はペコペコ。
さっそく腹ごしらえにチョグラムサルまで向かいました。
チョグラムサルはチベット難民の町で、ラダックに暮らす難民の多くがここにいるそうです。
町には「フリーチベット」などの標語が書かれたポスターや国旗が飾られていました。






パルダンさんお気に入りのレストランが閉まっていたので、その近くのお店に入りました。
名物のトゥクパとモモを注文。






トゥクパはカレー風味のうどんで、柔らかいラム肉がとっても美味しい。
こちらでは、モモをこの中に入れて食べていました。

食後、パルダンさんに付いて、向かい側の本屋さんを覗いてみると、
そこには日本でもおなじみのキャラクターが描かれた絵本が!
ディズニーとドラゴンボールはワールドワイドで活躍中でした。




今日の観光は終わりなので、一旦ホテルへ帰ります。


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インド(ラダック)旅行記#17-マトゥ・ゴンパ(ドゥカン・ニンパ)

2012-10-26 22:04:11 | インド(ラダック)旅行記
↓マトゥ・ゴンパのドゥカン・ニンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


一度外に出て、庭を挟んで向かい側の屋根の上に上ってみます。
ここからもラダックの谷合の絶景が見えました。
乾いた風がとても心地いい。






素晴らしい壁画が残るオールド・ドゥカン(ドゥカン・ニンパ)に入ります。
中はそんなに広くないですが、壁一面に絵が描かれていました。



=====ガイド=====
ここにはハイタントリックの絵が描かれているが、
力が強すぎて一般の人が見ると危ないので見えないように布で隠してある。
僧侶でもそこまでの力がついていない人は見ることができない。
きちんと修行を積んでその力を受け止めるだけの段階まで達したら、
絵を見てさらに修行することができる。




壁には、阿弥陀、大日如来、尊格たちが描かれている。






クンガ・ザンポはとても有名なサキャ派の僧侶。
サキャ派は少数派になっているが力をもっていて、
サキャ派のサキャ・パンディタ、ゲルク派のツォンカパ、ニンマ派のロンチェン・ラプジャムパーは、
全チベットの今までの歴史上のラマの中で、文殊菩薩と同じレベルまで達したと言われる3人。
文殊菩薩と同じように智慧と経典と一緒に描かれている。
文殊菩薩は無知を断ち切る剣と知恵の象徴の経典を持っている。

この人はまだそこまでのレベルに達していない修行中の身なので、
修行の時に使うバジュラとベルが描かれている。

ツルテム・リンツェンは、いろいろな経典をもってきて教えを広めた人。
ペンと経典が描かれている。

この二人の僧侶のまわりにはお弟子さんもたくさんいる。

三明主(リクスムゴンポ:文殊菩薩(マンジュシュリ)・観音菩薩(アヴァローキテーシュヴァラ)
・金剛手菩薩(ヴァジュラパーニ・グヒヤパティ))はいろいろなところに描かれていて、
それぞれ、観音菩薩は慈悲、文殊菩薩は智慧、金剛手菩薩は力を象徴している。
なにをするにもこの3つはなくてはならない。

その中でも一番大事なのは、智慧。知らないと何もできないから。
しかし、それだけではなく慈悲の心も持っていなくてはならない。
そしてそれを実践できる力も必要になる。
この3つがそろってはじめて修行ができるから、象徴としてよく描かれている。




ご本尊(左:お釈迦様、真ん中:千手千顔十一面観音、右:大日(サロバビドゥ・ヴァイロチャナ))




反対側の壁画には、
消えかかっているクンガ・ニンポ(サキャ派を作った人)、
黄色い帽子のツォンカパ(ゲルク派開祖)、サキャ・パンディタ(サキャ派の指導者)、
青いサンゲメンラ(薬師如来:アルーラという薬の植物が描かれている)、
観音菩薩、獅子観音、ヤマンタカ(大威徳明王:守護神でサキャ派とゲルク派だけに見られる)
が描かれている。
ツォンカパとヤマンタカは文殊菩薩が変化したかたち(ヴァジュラ・バイラヴァ)。




===============


これでマトゥ・ゴンパの見学は終わり。
再び絶景を眺めながら下まで下りていくと、途中で火葬をしている現場に遭遇。
チベット圏では、鳥葬をするところもありますが、ラダックでは火葬が主流だそうです。



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インド(ラダック)旅行記#16-ラダック唯一のサキャ派の僧院マトゥ・ゴンパ

2012-10-24 21:09:40 | インド(ラダック)旅行記
↓マトゥ・ゴンパ(ラダック)
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旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


スタクナ・ゴンパから車で30分ほど走ると、丘の上にマトゥ・ゴンパが見えました。
麓の緑とゴンパの白、青空とのコントラストがとても綺麗で思わず写真ストップ。




そこから山道を登っていくと、まわりの木々が黄色く色づいてきました。
もう少し後だったら鮮やかな黄葉が見れたと思います。

駐車場のあるゴンパの麓に着くと、そこからの景色もまた絶景。
丘の片側には緑が広がり、もう片方は荒涼とした大地が続いています。
これは一見の価値あり。






階段を上って、マニ車を回しながらゴンパの前庭へ入ります。







=====ガイド=====
マトゥ・ゴンパはラダック唯一のサキャ派のゴンパ。
14世紀に、東チベットから来たドゥンパ・ドルジェ・パルザンという僧侶が建てた。
今は45人ほどの僧侶がいる。

もともとサキャ派のお坊さんたちは、チベットのサキャという場所に勉強しにいっていたが、
今は行けないので、デリーの北にあるデラドゥンというところにある、
サキャ派の仏教センターに勉強をしにいっている。

このゴンパでは、冬にマトナグランというお祭りをする。
特徴として、剣をもったお坊さんが辺りにある悪霊を切りまくる。
===============


まずは作りかけのお堂へ。
扉の前では、職人さんが作業をしていました。




中へ入ると正面に鮮やかな大日如来の仏像があります。
最初にパルダンさんが五体投地でお参り。




まだ作成中なので壁画などはありませんが、この仏像だけでも迫力があります。

=====ガイド=====
ご本尊は大日如来(チベット語でナンパ・ナンツァ、サンスクリット語でヴァイロチャナ)。
如来も仏陀のこと。

大日如来にはいろいろな形があって、
その中のサロバヴィト・ヴァイロチャナというのがメインの形。(お堂にある仏像)




大日如来は、行タントラ、所作タントラ、ヨガタントラ、無上ヨガタントラとある中で、
12世紀から15世紀に一番広がったヨガタントラの教えの一番メインの尊格。
仏教の世界観を表す金剛界の曼荼羅で、中心の尊格として描かれることが多い。
色や方角も決まっていて、本当は白色であるべきだが、
ここは新しいので金色になっている。

金剛界五仏(大日・阿弥陀・宝生・不空成就・阿閦)がいるが、
大日をご本尊としてその周りに他の4体が描かれている。(例えば黄色のは宝生)

さらにギャワリンガ(金剛界五仏)の周りにターラなどの女神、
その周りに菩薩や色々な尊格が描かれ、それら全体で一つの金剛界の曼荼羅になっている。
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