本八幡 日々の記録

最近、落ちるまで飲めない!?

【備忘録】8月納涼歌舞伎 野田版「桜の森の満開の下」 坂口安吾

2017年07月13日 | 日記






【あらすじ】「ウィキペディア」から引用。


昔、鈴鹿峠に山賊が棲み着いた。通りがかった旅人を身ぐるみ剥がし、連れの女は気に入れば自分の女房にしていた。山賊はこの山のすべて、この谷のすべては自分の物と思っていたが、桜の森だけは恐ろしいと思っていた。桜が満開のときに下を通れば、ゴーゴーと音が鳴り、気が狂ってしまうのだと信じていた。

ある春の日、山賊は都からの旅人を襲って殺し、連れの美女を女房にした。亭主を殺された女は、山賊を怖れもせずにあれこれ指図をする。女は山賊に、家に住まわせていた七人の女房を次々に殺させた。ただ足の不自由なビッコの女房だけは女中代わりとして残した。わがままな女はやがて都を恋しがり、山賊は女とともに山を出て都に移った。

都で女がしたことは、山賊が狩ってくる生首をならべて遊ぶ「首遊び」であった。その目をえぐったりする残酷な女は次々と新しい首を持ってくるように命じるが、さすがの山賊もキリがない行為に嫌気がさした。山賊は都暮らしにも馴染めず、山に帰ると決めた。女も執着していた首をあきらめ、山賊と一緒に戻ることにした。出発のとき、女はビッコの女に向って、じき帰ってくるから待っておいで、とひそかに言い残した。

山賊は女を背負って山に戻ると、桜の森は満開であった。山賊は山に戻ったことがうれしく、忌避していた桜の森を通ることを躊躇しなかった。風の吹く中、桜の下をゆく山賊が振り返ると、女は醜い鬼に変化していた。全身が紫色の顔の大きな老婆の鬼は山賊の首を絞めてきた。山賊は必死で鬼を振り払い、鬼の首を締め上げた。

我にかえると、元の通りの女が桜の花びらにまみれて死んでいた。山賊は桜吹雪の中、声を上げて泣いた。山賊が死んだ女に触れようとするが、女はいつのまにか、ただの花びらだけになっていた。そして花びらを掻き分けようとする山賊自身の手も身体も、延した時にはもはや消えていた。あとに花びらと、冷めたい虚空がはりつめているばかりだった。
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2017年7月12日 (水)高野豆腐・アスパラガス・ズッキーニの煮物 きゅうりの叩き 小池菓子舗の粟饅頭 紫野

2017年07月13日 | 料理・レシピ・食べもの


 高野豆腐は、軽く揚げると甘みが出て旨い。




 きゅうりの叩き。今日は、大葉、茗荷を入れて夏っぽくしてみました。





 シソ餃子。紫蘇とか茗荷とか好きだな。












 以前、新富町にあった「潤菜どうしん」の店主が美味しいと言っていた小池菓子舗の「粟饅頭」。






旨い。




 この間、ミュートの件でお世話になったRさんリクエストの、京都「玉壽軒」の「紫野」を試しに購入。












 Rさんから「オービルレーニア」頂きました。




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