一週間ほど前から風邪気味で市販薬を飲んでも咳が治らない。
近所の内科はいくつか行ってみたが、コンピュータとお話して患者の顔を見ない人見知り医院、患者の名前が違っていても誰も気づかないズボラ医院、要らない検査をかってに始める診療報酬マシマシ医院などいまいち。
胃腸系、皮膚系、整形外科系は決めてあるので、あとは内科系だな。
地元の内科の評判を調べていたら、評価のよいところがいくつかある。
その中に、えっ、あんなところに? という医院があった。
院内に入ると、何か懐かしい感じがする。患者さんはいない。
問診票に必要事項を書き込み直後に名前を呼ばれる。まあまあの年齢と思われる先生に症状を話す。
ちょっと室内を観察したら、コンピュータとかモニター的なデジタルなものは一切なく、全て手書き対応。今時超アナログだ。
【小学生の頃に診てもらっていた、何とか神社近くにある田舎の医院を思い出した。そういえば、必ずペニシリンを打たれ、三角形に折った紙に包まれた苦いクスリを処方されてたな】
入ってから出るまでの所要時間5分。クスリも院内処方、診察券とかなし。
アーミッシュな医院。潔い。