本八幡 日々の記録

最近、落ちるまで飲めない!?

2004年7月22日  セントトーマス島に行ったときの話(その3)

2004年07月22日 | 旅行記
以前、セントトーマス島に行ったときの話(その3)
 ○日昼2時過ぎ、セント・トーマス空港に到着した。
 飛行機から降りてみると、空港の職員等は皆、頭に横長の帽子を被り、しかも、片目には黒い眼帯をし腰には刀を差しています。両目に眼帯をしている者もいましたが、これでは前が見えません。
 与太話はさておいて、
 実は、数ヶ月前から日本で綿密に調べて収集した、セント・トーマス島に関する資料をぜーんぶ家においてきてしまいました。だから、空港に着いたこの時点では、島がなんだか横長の形をしていて、空港からホテルまでは歩いてはいけない距離だったような気がするという、おかーさんとはぐれた幼稚園児なみの知識しかありません。
 しかし、僕には確かな英語力があります。
空港で荷物を拾い上げた後、すかさず、
「るねっさんす、ぐらんど、びーちりぞーとーっ」というベタベタの呪文を大声で唱えると、どこからともなく「こっちにこい」という御導きの声が聞こえます。
 御導きの声に従って歩いていくと乗合タクシーが停まっていました。そのタクシーに乗り、今度は小さく呪文を唱えると、運転手にも効き目が現れ、そこいらのホテルにお客を順に下ろした後で、最後にそれらしいホテルに降ろしてくれました。めでたし、めでたし。
                              ー完ー


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2004年7月22日  セントトーマス島に行ったときの話  その2

2004年07月22日 | 旅行記
以前、セントトーマス島に行ったときの話(その2)
 ダラス空港からの飛行機が1時間ほど遅れ、ナッシュビル空港には、○日の金曜日の夜8時ちょっと前に到着した。
 翌○日は、甥,姪や義妹とともに、オープリーミルズというショッピングモールにビタミン剤等を買い漁りにいき、ごっちゃり1年分ほど仕入れてきた。成田で見つかったら絶対没収される量です。
 ○日早朝、ナッシュビル空港から、マイアミ空港乗り継ぎでセント・トーマス空港に向かいます。ナッシュビルからマイアミまでが約2時間、マイアミからセント・トーマスまでが約3時間です。
 マイアミ空港は初めてでしたが、ここはもうアメリカじゃないなーという感じです。まず、空港内のアナウンスはスペイン語とポルトガル語でされた後に、英語です。乗客も英語を話している人よりも、スペイン語やポルトガル語と思われる言葉を話している人の方が多く、しかも、最近は問題にもなっているらしいのですが、搭乗口が搭乗直前になってバンバン変ります。
 僕の時はこうです。最初、セントトーマス行きはC-5とチケットに書いてありましたが、空港内のテレビモニターで確認するとC-10と変っています。そーか、C-10に変ったんだなと思い、C-10に行ってみると、「サンパウロ」と表示されています。
係りの人に「ここは、セント・トーマス行きじゃないの」と聞くと、
「ここはサンパウロ行きになった。セント・トーマスは、C-7だ」といいます。
 そこで、C-7に行くと、今度は「リオデジャネイロ」と書いてあります。えっ、また、違うじゃん。係りの人にチケットを見せて聞くと、
「ここにC-5って書いてあるから、C-5じゃないの。」と無責任なことを言やがります。C-5じゃねーから、こうやって聞いてんだろーっ。ばーか、ばーか。誰が、空港で人間すごろくやって振り出しに戻せって言ったーっ。
 そうこうするうちに、すでに30分ほどが経過してしまいました。出発まであと30分ほどしかありません。
「セント・トーマスって、どこよ。いい子にするから、意地悪しないでちゃんと教えてっ」、心の中で叫びました。
 叫びが通じたのか、近くのテレビモニターを見ると、セント・トーマスはC-7と表示が変っています。C-7じゃん。C-7、C-7…とつぶやきながら歩きはじめましたが、焦りのためか、次第に競歩のように早足になってしまいます。C-7のカウンターの近くまで行って見ると、「セント・トーマス」の表示が見えます。
係りの人に「ここは、セント・トーマス行きですね。」と聞くと、
「そうだ」と深ーくうなずきました。なんだか、もうセント・トーマスに着いたような気分です。ちょっと冷静になってあたりを見回すと、みーんな人間すごろくをしていたようで、安堵のためにしゃがみ込んで涙ぐんでいる人やお漏らしをしている人もいました(うそうそ)。
ー続くー


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2004年7月22日 セントトーマス島に行ったときの話(その1)

2004年07月22日 | 旅行記
以前、セントトーマス島に行ったときの話(その1)
○月○日(金曜日)
 今日は、成田空港からダラス空港経由でナッシュビルに向かう。
成田とナッシュビルとの往復運賃は、正規の割引チケット(航空会社・旅行会社双方で買える)で140000円(前日12日出発だと120000円)、格安チケット(旅行会社だけで売っている)だとさらに安い。ビジネス・ファーストクラスへのアップグレードには、日本・北米間で50000マイル必要だ。
 50000マイルでエコノミーチケットも買えるが、一番安いものでも30万円はするビジネスクラスに座れるということを考えると、正規の割引チケットを買って、アップグレードするほうがリッチだ。
 ところで、例えばアメリカン航空であれば、ビジネス・ファーストクラスだと、「アドミラルクラブ」という空港内の特別のラウンジが使用できる。
 早速、ラウンジに入ってみると、アルコール飲料を含めて飲み物はすべて飲み放題で、スナックも食べ放題だ。いじきたなく、生ビールをバンバン飲んで正気を失いかけた頃、搭乗案内のアナウンスがあった。
 搭乗後、座席でシャンパンなんかを舐めていると、エコノミーの下々の者たちがワサワサ乗り込んでくる。なんだかちょっとだけ気分がいい。座席は革張りでほぼ水平状態にまでリクライニングする。幅も広い。フットレストもある。あー楽チン。
 しばらくすると食事になった。食事の際、エコノミーとの境のカーテンがシャーっと引かれるのが、なんだか差別的でうれしい。以前は、このカーテンを後側から見て、ビジネスクラスってどーよどーよって思っていた。
 食事は、前菜とメインとが別々に運ばれてくる。がっ、期待したほどおいしいというものではない。ボクは、アメリカン航空を贔屓(ひいき)にしているが、聞くところによると、JALのビジネスクラスは、他の航空会社のそれよりも待遇や食事の内容が格段によくて人気らしく、JALのディスカウントのビジネスチケットだけは出回っていないそうだ(未確認)。
ー続くー


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