願書受付を妨害

インターネットで大学入試の願書受付をするサイトをハッカー攻撃したとして、受験生の高校生４人、浪人生34人が摘発されたそうです。といっても日本ではなく、お隣韓国での話。
彼らは願書受付サイトを攻撃することで、他の受験生の志願を妨害し、競争率を下げることで自分達を有利な状況にしようとしていたようです。その攻撃回数たるや何と52万回。
いやぁ、すごい話ですね。
その労力を勉強に向ければいいのに、と思わないでもないのですが、ここまですごい発想をしてしまう人には無理な相談なのかもしれませんね。正直「何て悪い奴だ」というより、「よくそんなこと思いつくな」という驚きと呆れの方が大きかったですから。

日本でも受験シーズン真っ只中ですが、合格への近道は他人を蹴落とすことか、あるいは自分が浮き上がるか、という二通りの見方があります。
前者を徹底すればこういうことになるんでしょうね。ただ、結果的には人を呪わば穴二つとなってしまったようで、お後もよろしゅうございます。

といっても、韓国では以前受験中に携帯電話を悪用したカンニングなども以前問題になりました。これは後者を徹底したものといえばそうなのでしょうけれど。
日本以上の超学歴社会らしい韓国。少しでもいい大学に合格するために壮絶な戦いが展開されているわけですね。のほほんと勉強して、のほほんと試験を受け、何となく合格したところに進学した私からしてみると、理解を超えた話です。

受験といえば日本では、遅れそうだということでＪＲの特急を三鷹駅で止めさせた女の子がいましたね。利己的だとかかなり非難が飛んでいましたけれど、韓国の話を聞いていると、まるで子供のように可愛いもののと思えてしまいます。

そういえば、昔は替え玉受験とか色々あった日本ですが、最近はあまり面白いカンニングがあったという話は聞きません。むしろ試験ミスなどで再試験がどうだこうだという話が多いですね。今日の二つ目のエントリはまさにそれですけど。
カンニングについてはもちろん、望まれた行為ではありませんが、歪んでいるとはいえ上昇志向の表れでもある行為…
あまり聞かないというのは、ある意味停滞している日本を象徴しているのかな…
というのは不謹慎な考え方でしょうか？