川の果ての更に果てに

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読書の秋

2006-09-17 17:52:05 | その他
最近は大分涼しくなってきて、どうやら今年はすんなりと秋へ移行したかなと思えるような気候が続いています。九州には台風13号が来ているようで、ご用心くださいませ。

さて、秋というと読書の秋。
深まる夜長をぼんやりと本を読みながら、というのがオツな季節になってきました。
まあ、そうは言っても正直最近読みたい本なんてのも実はあまりないんですけれどね。正確に言うなら、正規価格払ってまで読みたい本…って言うべきですけれど。
基本的にね、ベストセラーとかなるようなのは読まないんですよね。だって1年くらい待てばブックオフで3冊100円になるわけじゃないですか。100万部売ったはいいものの、100万部出てしまい、尚且つそんなに有り難味のあるようなものでもないので捌く時にはもうダブついて焦げ付いて。
私は攻勢限界点とかいう経営とか戦術で使われる用語が具体的に何を指しているのかということはまるきり分かりませんが、とりあえず現在「世界の中心で愛を叫ぶ」やら「神々の指紋」やらが古本屋で置かれている処遇を見ていると、彼らが攻勢限界点を超えてしまったということだけは一目で分かります。こういう本に1000円以上払うのは正直馬鹿馬鹿しく思えるんですよ。また、そういう扱いを受けることになるだろう紙とかパルプとか原材料の木のことを思うととても可哀相に思えてくるんですね。

そういえば、「国家の品格」なんてのは手も出していませんでしたが、破壊王子さんのレビューを見ていて、「全くその通りなのだろう。自分が読んでも100%そういう感想を抱くだろうな」というので共感し、ポケット文庫ではあるものの新渡戸稲造の「武士道」を持っている自分としてはますます読む気を失いました。
「99.9%は仮説」とかいうのはちょっとだけ惹かれるタイトルではありますが、ただ、本屋に沢山積み上げられているのを見ると「これもイマイチなのでは」という気がしてなりません。

そういえば、堀江本とか村上本なんて最近はとんと聞かなくなりました。おそらく100円で売ってそうではありますが、何故彼らは失敗したのかというのを見極めるには読むのもアリかもという気はします(笑)

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4 コメント

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紹介ありがとうございます。 (破壊王子)
2006-09-17 23:33:35
ベストセラーと呼ばれた本をブックオフの100円の棚に並んでから(あるいは古書店のワゴンの中)読むのがいいのかもしれませんが、大抵そのときには興味を失ってたりするから困ったものです(笑)



一緒に買ったのが「オタク・イン・USA」(パトリック・マシアス著 町山智浩編・訳)で、こっちのほうがよほど面白かったです。

“「子連れ狼」を見ずに「キル・ビル」を語るなかれ”だの“キッズに環境問題を教えた「宇宙猿人ゴリ」”なんてのが並んでいちゃあ読まずにはいられませんでした(爆)
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Unknown (がちゃ)
2006-09-18 09:12:42
片道18時間の船旅ということで、暇つぶし用に文庫の小説を2冊持ってきたのに、行きはとある事情(笑)でほとんど読めず…。

公園で読書とかも思ってましたが昨日の快晴っぷりとは異なり、今日の札幌はくもりでいつ雨が降るか。。。
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>破壊王子様 (川の果て)
2006-09-18 11:52:51
1年経って興味が続くほどの本なら、3冊100円とかにはならないでしょうから。だから攻勢限界点を超えたって感じになるんでしょう(笑)



「オタク・イン・USA」ときましたか。そちらの方が何か期待もてそうな感じに見えますね。
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>がちゃ様 (川の果て)
2006-09-18 11:54:21
片道18時間ですか。それはまた大変ですね。とある事情というのが気になりますね。もしやロマンスとか(笑)

雨が降っていればホテルで読書でしょうか。札幌なら地下街などの散策も面白いのでは?
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