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琴欧州

2005-11-25 19:36:17 | その他スポーツ
年間最多勝利記録更新のかかった結びの一番、横綱朝青龍が琴欧州に敗れました。
もちろん、残る2日間で朝青龍が連敗するとは思いませんので、記録達成は99%確実といえるでしょう。

先場所の無念を晴らした琴欧州はこれで今場所10勝目、今朝の新聞にはあと1勝で大関取りの目安を達成とあっただけに大きな勝ちといえるでしょう。場所前、いつも不満の多い横綱審議委員から「成績ほど強さを感じない」とか言われていた琴欧州ですが、最強横綱相手に勝ちをおさめたとなると、横審も考え直さざるをえないのではないでしょうか。
奇しくもこの日は師匠佐渡が嶽親方の定年日だそうです(65歳の誕生日の前日なのだとか)。師匠の定年前に大関をと願っていたらしい琴欧州。地位そのものを手に入れたわけではないですが、それを確実とする一勝をプレゼントできた。素晴らしい話です。
糖尿病で左足首を切り落としてしまった佐渡が嶽親方。親方の夢は横綱の誕生と孫の土俵入りを見ることだそうです。後者は孫の将且君の意思次第でしょうけれど、前者は琴欧州が叶えてくれそう(その場合、欧を桜にして琴桜州にすることも考えているそう:親方の現役時代の四股名は琴桜)。
何とも幸福な親方人生晩年を迎えられそうです。

千代大海にも可能性はありますが、優勝はおそらく朝青龍でしょう。前人未到の7連覇、年間最多記録更新とまさに
ただ、彼が強すぎる、というのもあるのでしょう。人気が出てこないのが寂しいところ。もちろん、低迷の理由は番付上位に外国人が増えたということもあるのかもしれませんが、やはり面白くなくなったから、また他の競技など価値観の多様化が進んだということもあるでしょう。
一部で期待されているような日本人大関や横綱が誕生したとしても、それだけで人気が復活するとも思えません。K-1などでも日本人はさっぱりですが、外国人選手だけの大会でも人気が出ているわけですし、単に日本人が強くなれば的な発想は幻想に過ぎないということに気付くべきではないでしょうか。
人気者といえば、最近貴乃花の話を全然聞かなくなってしまいましたね。一時は呆れるくらいに報じていたのに。

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