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長いものに巻かれろ

2006-03-04 18:31:15 | 日々のニュース
公職選挙法違反で有罪判決を下された秘書との連座制が適用される見込みということで辞職した松本和巳衆院議員の千葉7区。
その補選の公募者を自民党が募っていた(知らなかった)そうですが、ここ2,3日で応募者が急増しているそうです。現在200名を超えているのだとか。

最近ノリにノッている武部幹事長(半分はもちろん嫌味)は「理由はお分かりだと思う」とコメントしていたそうです。おそらくは得意気な顔だったんでしょうね。
逆に民主党は次の選挙に向けての公募を延期したりといいことなし。せっかく4点セットで攻撃して優位に立てるところ、物の見事に自滅してしまったという感じですね。永田議員は30日間の登院停止で済みましたが、これによってある意味彼は人質みたいな立場になってしまったわけですし。
そのメール問題について、民主党は提供記者に法的措置をなんて言及したりしているそうですが、よくよく考えると意味が分からないですね。元々貶めるつもりで提供したのだとしても、最低限の裏を取る努力はしないとダメですしね~。魑魅魍魎とした政治の世界で不確定情報をもたらしただけで法的手段に訴えるなんてしていたらどこからも情報なんて集まらないのでは…
もちろん、仮に記者が自民の差し金だったのなら、それを立証すれば面白いことになりましょうが、立証という言葉に民主党はトラウマをもってしまったかもしれませんしね。

話が逸れました。補選の話に戻します。

ただ、何となくですが。
この応募者達は応募者達で、情けないなぁという気がします。
要は「民主はダメだ。勝ち馬に乗ってやれ。長いものには巻かれろ」という意識だけで応募しているということになるのでしょうからね。日和見しつつ自分の有利な状況になるまで待つ、という点で政治家の資質は備えているのかもしれませんが、ちょっと政治家としては志が低いのではないでしょうか。
かの杉村太蔵議員にしたって、自分が勝ち馬に乗ろうという意識など全くなかったはず、たまたま「小泉さんは正しいだろうから、応援しよう」みたいな志で応募してみて、それが結果としてああいう形になったわけで。
何だか低劣な感が…
もちろん、全員が全員そういうわけでもないでしょうが、大半はそういうのなのでは。

むしろ「地に落ちてもがいている民主党を、自分の新しい政策で変えてやろうじゃないか」くらいの人がいてもいいんじゃないのかなぁ、と思ったり…
「今の民主党ではダメだ。自分が民主党をぶっ壊し、政権担当能力のある政党に変えてみせる」なんて気骨ある人とかはいたりしないものでしょうか。

ま、こういうのを英雄願望というのであり、英雄願望は往々にして全体主義へと繋がるものなので、期待するのはやめておいた方がいいですかね…


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長いものにはまかれろ (ゼシカ)
2006-03-04 22:30:57
「長いものにまかれろ」



すっごくわずらわしいのにそうなるんですね・・・



政治家がこうだと何だか日本に未来はあるのかマジで深刻に考えてしまいそう

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>ゼシカ様 (川の果て)
2006-03-04 22:35:16
まあ、多数派に所属して大きな地位をつけないと自分の意見を通せないというのはあるんでしょうけれどね。

それで何時しか多数に埋没…なんてことになるのかもしれません。



「鶏頭になるも牛後になるなかれ」なんてありましたけれど、世間的には牛後になりたがる人の方が多いんですよね。
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