川の果ての更に果てに

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女性と少子化

2006-03-03 21:14:28 | 日々のニュース
今日は桃の節句ということで、女性にちなんだ話題をば…
と言いましても、ややネガティヴなもので非難が飛んでくるかもしれませぬが…

30歳まで「子供なし」半数 人口減、少子化加速(共同通信)
リンク切れ対策として引用させていただきます。
1971-74年の第2次ベビーブーム期に生まれた現在30代前半の女性の半数以上が、30歳までに赤ちゃんを産んでいないことが3日、出生状況をテーマにまとめた厚生労働省の人口動態統計特殊報告で分かった。
出産できるとされる15-49歳の女性の人口は今後10数年にわたって減り続けることが分かっており、厚労省は「人数の多い第2次ベビーブーム世代の女性に子供が少ないことで、少子化が加速度的に進み、人口減少に拍車がかかる恐れがある」と分析している。


晩婚化・初産が遅いのではという一般的な見方を裏付ける統計が出たわけですね。
ただ、今回に関しては1971-74までという世代を対象にこうした調査をしていますが、果たして30歳まで子供ゼロが半分以上という傾向がいつから現れてきたのか、というのはチェックしてくれないのでしょうかね。その傾向が高まった頃の社会現象などを調べてみれば、それが有力な原因となっているのかもしれませんし。
あとは当人達の意識調査もありますよね。30歳まで子供を欲しいと思わなかった理由というやつです。調査していないんですかね? していたなら公表してもいいような気がしますが。あるいは、政府の考えとかけ離れていて公表できないとか?

いずれにしましても、そのあたりの統計とか理由を調査しないのなら、この統計自体にはあまり意味がないのでは、という気もします。

仮に、この世代から高まってきたのだとすれば、この世代の女性の出産適齢期には何があったのか。20~25歳くらいとすれば1991~99。
時代背景としてはちょうどバブルが弾けた頃とそれ以降の『いわゆる失われた10年』ですかね。好況期に少女時代を過ごした女性達がいざひとり立ちをしてみるとバブルが弾けて低迷期に…
なまじいい時を知っているがために「少し待ってからにしよう」と考えて、遅らせていたら景気回復せずにズルズルと遅れてしまった…
なんて考え方もできないではないですね。

あるいはむしろバブルの頃の金満思考が、少女の普通の感覚を失わせてしまったのかも…

ま、いずれにしましても、もう少し色々な統計とか見てみたい気がします。

桃の節句の話に戻りますと、ひな祭りの人形が欲しくて欲しくて仕方なかった時代があったりします(姉妹がいなかったので当然買ってもらうこともなかったですが)。何で欲しかったのかは分からないです…

ならば女の子をもうけてリベンジ?
…遠慮します(笑)。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいですね・・・・。 (うさぴょん)
2006-03-03 22:51:29
お雛様の話題が嬉しくて ついコメントしてしまいました。

私には娘がいないのでお雛様はあこがれです

ね。川の果てさんも欲しかったんですね(笑



結婚が早かったので若いうちに子育て出来たことは私にも子供にとっても良かったです。

何故なら男の子二人を育てるには 体力気力半端じゃなく頑張りましたよ。「お母さんは半分男」って息子によく言われたものです。

だから出来れば母親が若いうちがいいですよ



その代わり人生の中で 今 女性として一番いいときかなって思います(笑)

子育てが終わり 世の中がわかり 男がわかり(笑)一番幸せなときかもしれませんね。

そういう人生もいいよって後輩たちに話してます。

(つまらない話でスミマセン・・・・)



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>うさぴょん様 (川の果て)
2006-03-03 22:55:03
確かに、子供を育てるには経済的余裕だけでなく体力・気力面でも色々な要素が必要とされるでしょうね。

現代の若い人達にはそういう意識が備わっていないのかもとも思います。



個人的には最近は桃の節句にしても端午の節句にしましても、廃れている印象があるのがちょっと寂しいですね。
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その通りデス☆ (ゼシカ)
2006-03-04 00:43:01
少子化の原因をバッサリ斬っていただいてありがとうございます(笑)



ゼシカも同意見デス。

今は結婚しなくてもなんとなく生きていける世の中だから晩婚化に拍車かかってると思います☆



でもゼシカが言うのもなんですが、ゼシカブログの『OL通信』読んでもらったらわかるように

世の大半の女性は『組織』で戦えるほど強くありませぬww

実際何人も子供産んでらっしゃる方は専業主婦の方が多いですし。

世の中行き詰まってるなぁと思うこの頃です。



ちなみにゼシカが嫁入りしないのはミニ雛が居間に年中置きっぱだからかと(笑)
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>ゼシカ様 (川の果て)
2006-03-04 06:34:38
あとは、男女とも「子供はいらない」と思っているだろう部分も大きいと思いますね。経済的にゆとりがあれば…と言いつつ、あっても子供のいない人達は多いわけですし。



雛壇を置きっぱなしにしていると嫁入りできないわけですか?

それは初めて知りました。
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TB有難うございます (医療・介護を考えるブログ筆者)
2006-03-04 09:35:34
 女性の出産年齢が高くなっている要因としては色々あるのでしょうけど・・・。私は昔よりも夫婦二人っきりの生活を大切にしたいっていう思いが強くなったのと、子供が出来てもご主人のお給料で生活するには年齢がある程度いってからでないと難しい事があると思います・・・。

 
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>医療・介護を考えるブログ筆者様 (川の果て)
2006-03-04 18:01:05
色々あるのでしょうね。

私はどちらかというと、お金の問題そのものより将来の社会に対する不安の方が大きいのではという気がします。発展するという確信がなければ、出生率が高くなるということはないのでは…
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TBどうも有難う御座いました。 (Marusho)
2006-03-21 21:05:39
川の果てさん、今日は。



遅ればせながら、自分のブログへのTB、どうも有難う御座いました。TBを頂いた時、自分に余裕が無かったため、TBが遅くなってしまいました。申し訳ありませんでした。



さて、少子化問題、深刻ですよね。自分も、未だ独身のため、他人事ではありません。世の中の、ほとんどの独身男女が、結婚をし、子供が欲しいと望んでいるはずなのに、独身で未婚であるのは、それだけ、世知辛い世の中になってしまったからなのでしょう。



経済的問題や、時間的、物理的、社会的問題。子育てをしようとするには、かなり厳しい世の中であることは、確かです。お金さえあれば、結婚や子育てができるというわけではありませんからね。



難しい問題です。かつて、日本に存在していた、密なるコミュニティが、失われてしまったことも、その一因でしょう。富の再分配や、子育てのための社会的制度の見直し、政治家達の益の無い議論や考え方をあらためて貰わないと、少子化の歯止めは効かないように思います。



それでは、又。
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>Marsho様 (川の果て)
2006-03-21 21:22:37
こんばんは。

こちらが一方的に押しかけていったこと、勝手なTBするなと批判されても文句を言えないところを丁寧な挨拶恐縮する次第です。



少子化問題は本当に深刻ですね。お金だけが全てといえないわけですし。色々な要因があるのだと思います。



ただ一方で、個人的にはどこかで底を打てば上昇するのではないかなと気楽に考えている部分もあります。ある意味人口と環境状況の不備などの要因もあるのではないかなと思っていますので。



今後ともよろしくお願いいたします(移籍しますけれど[苦笑])。
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