今日は鉄道記念日、と思ったら、今は鉄道の日になっているそうですね。
明治の開業から144年、とは中途半端で、私はいつも、この日には、ものごころついたころに買ってもらった「日本の鉄道100年」という、図鑑とかではなく、物語に近い本のことを思い出します。
明治の政治家の名前もたくさん出てくる本ですが、繰り返し読んでいました。
当時は、あと何年かで100年という時代。
ただ、その頃の鉄道は、ストライキが多く、貨物輸送のトラックへのシフトが急速に進んだのも、それが一因との説も。
今日は、たまたま、当時のお客さんからの要望で、ストライキの時に、トラックが駆り出されたという話に。
電車が動かずに、会社へ通勤できない社員さんを、なんと、荷台に乗せてお客さんの工場まで運んだのです。
話には聞いていたものの、後年に、その会社で当時、人事にいた人からも、その頃の話を聞いて、本当だったんだと。
時代も時代ですから、お客さんにとっても切実な問題だったようで。なんとかならないか、という、切羽詰まった、やりとりの末の手段だったようです。もちろん、荷物の確認や監視の目的以外の人の荷台への乗車は、違反となってしまいますね。
鉄道の日に、ずいぶんと余計なことを思い出してしまいました。
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