ウェブ版のデザインと言うかテンプレートを変更しました。
これまでのクールな青から暖かみのあるオレンジへ。気温が低くなってきましたからね。
携帯版はこれまで通り、シンプルな実用主義のままです。
ついでにコメントの編集もできればいいのに。
昨日の記事に対するコメントでミスってしまい、後から投稿しなおしたのでございまする。
気を取り直して、あったかいココアでも飲もうっ。そろそろコタツも出さないとな。
今日の一冊
「ミステリーズ (完全版)」 山口雅也
ボーナストラック「《世界劇場(テアトルム・ムンディ)》の鼓動」を収録した講談社ノベルス版です。
2枚のレコードに見立てて短中編を配した、よく見かける構成。
こういうメタメタなミステリ、大好きです。
どこから読んでも見ても迷宮に入り込んでしまう、ルイス・キャロルやM.C.エッシャーのような雰囲気。
ちなみに現在の私のミクシィトップ画像、エッシャーの「WHITE CAT」横向きの方です。
緻密に計算されつつも摩訶不思議な彼の絵には、つい引きこまれてしまいますね。
DISC-1
密室症候群
わたしたちが今いるのは、どちらの世界なんでしょう。「鏡の国のアリス」みたい。
禍いなるかな、いま笑う死者よ
落ちぶれてもプライドだけは高く保ちたいもんです。
いいニュース、悪いニュース
あっさり先が読めてしまって、オチもありきたりだったのでいまひとつ不完全燃焼・・・・・・。
音のかたち
実際にありそうで怖い。アンティークショップに立ち寄ったら魂抜かれそう。
解決ドミノ倒し
もうね、探偵役の警部が気の毒で気の毒で。
DISC-2
『あなたが目撃者です』
裏表紙の瀬名秀明じゃないけど、まさに「player on the other side」のための一作。
『』がきいてます。
『私が犯人だ』
一種の「見えない人」。
蒐集の鬼
気持ちはわかります。
《世界劇場》の鼓動
P.K.ディックみたいですなー。
不在のお茶会
これが一番面白かったです。
ダニエル・キイスとルイス・キャロルと道尾秀介を程よく混ぜこぜにしたみたいな。
お、タイムリーだ、まさに奇遇w
彼の世界は個性的。好みが分かれるところですね(^^)