Stimme:-) 

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地震酔、対処中です。

2011-03-27 | 日記・つぶやき

 仮にも女の子なのに。



 画像が白っぽくてわかりにくいですが、上部の植物は猫草です。
下部の白いのは、三毛猫にあ様のおなかです。
つまり




こんな状態で、ひっくり返っております。
ここまでだらけていても、ほんのかすかな揺れでもぴくっと身体を起こし、すぐさま
コタツやベッドの下、ソファの陰に潜りこむ。
もし私の留守中に何かあっても、ぜったい帰ってくるからね。



 さて、我が弓道連盟K支部でも、大地震への義援金を募る事になりました。
これは来月のK支部総会にて集めることになり、県の弓道連盟との兼ねあいもあるとの
ことで、そういった内情はともかく、こうしてあちこちで『何かしたい』という気持ちや
動きが見られるたび、助け合うようにできてる生き物なのだなと感じます。
巷では残念な事に、義援金詐欺なども出ているようですが・・・・・・。


 その総会、時期が時期だけに実際に出席できる方も少ないような気もしますが、そして私も
にあ様を置いて出かけるのはやや不安が残りますが、でも、一応これでも指導部の端くれ
ですし、これまでお世話になった先生方を思うと、『じゃぁ後はよろしく』と、おとなしく
家に引っ込んでいるわけにもいかないのです。
情報あれこれも入手したいし、何より、みなさまの無事なお顔を拝見したい。



 
 ですが、それ以前に自分の健康を確保するため、地震酔を克服しようと四苦八苦中。
きっと精神的なものが大きいのでしょうから、気持ちを少しでも明るく持つようにはしています。
節電中に申し訳ないですが、時には普段は観ないようなバラエティ番組にチャンネルを合わせたり、
ストレッチなどわざと自分が動いてみたり、鼻歌歌ったり。
横溝正史や鯨統一郎など本も借りてきて、膝に乗ってくる にあ様を撫でつつ、甘納豆片手に
読む読む。



 誰もが安心して生活できる日が戻ってくるの、待ち遠しいです。

ひとりじゃないけど、ひとり

2011-03-22 | 日記・つぶやき
 余震が続く中、テレビで復興に励む人々の活躍を見ていると頭が下がります。
見えないところで努力なさっている人も多くいらっしゃるんでしょう。


 それなのに、恵まれた環境下にある私なぞがビクビクしていていいものか悩むのですが、
正直申しますと……
常に揺れてる気がする。
暗闇が怖い。
無音が怖い。


 もともと地震に対しては異常なほどの恐怖感を持っている所へ、連日のこの余震です。
時々、泣き出したくなります。
そういった感情は三毛猫にあ様にダイレクトに伝わってしまいますから、なるべく平穏にふるまう
ようにはしています。
帰宅後は鼻歌を歌いながら猫トイレを掃除したり、自分が動いてりゃ気づかないだろうとストレッチ
運動や筋トレを。
それでも耐えかね、節電中なのにとうとうスペースシャワーTVでPV特集なんて見始めてしまいました。
桑田佳祐『銀河の星屑』は金原さんによるヴァイオリンの存在が効いてますよね、安定感のある
ヴォーカルと相まり独特の世界作っちゃってて大好きです。


 家族や友人に電話やメールをして気を紛らわせていますが、それも一時のこと。
こんなにチキンなのは私くらいなものでしょうか?
チキンなあまりか、弓道連盟の大事な行事の一つにも『欠席』のお返事出してしまった……。
ダメだよなぁ、こんな調子では。

みなさまは大丈夫ですか?
どうやって過ごしていらっしゃいますか?

日本は負けない(訂正版)

2011-03-21 | 日記・つぶやき
 3月11日に日本を襲った、東北関東大震災。
被災現地の方々の悲しみは想像しようもありません。
一緒に生活していた動物達の殆ども助からなかったのだなと思うと・・・・・・。
現地で働いてくれている人々に感謝しています。



 21日の今日になって、自衛隊の協力によりようやく現地の方々が入浴できたというニュース
を知りました。
女性隊員による心遣いも耳にし、嬉しくなりました。
他国では、マライア・キャリーをはじめミュージシャン達からのメッセージや、LINKIN PARKの
Tシャツ販売というチャリティ運動など、こちらも嬉しい働きかけが次々と。
そのうちの一枚に『NOT ALONE』とあるのには、私も勇気付けられました。
まだまだ余震の続く夜、三毛猫にあ様と二人だけでいるとやはり不安ですから。



 一方で身近な所では、避難して来た方々を公民館で受け入れるため、それに付随するような、
やはり公の施設であるホーム弓道場が使用休止となっています。
スーパーの買占め騒動は落ち着き、それでもガソリンスタンドは相変わらず休業中。
普段は押入れもしっかり閉めて出勤しますが、にあ様がどうやらそこにいれば落ち着くようなので
彼女の精神的避難場所として、しばらくは扉を開けっぱなしです。
一種のドラえもんですな。


 今、ここで自分ができる事ってなんだろう。
デマに流されないよう、ツイッターやミクシィを最大限に利用して情報を集めてしっかり自己を
確立し、省エネしつつも健康管理はきちんとする事。
自分の守るべき人(私の場合は、三毛猫にあ様です)を守る事。
こまめに家族や友人達と連絡をとり合うこと事、まだありそうですよね。

 
 一緒に頑張ろうね。

それでも社会は動く

2011-03-13 | 日記・つぶやき
 3月11日の地震の影響下にある地域に住んでいます。
余震もまだ続いてはいますが、家族や友人も無事との連絡が入り、ほっとしているところです。
遠方に住む友人から電話をもらって、かなり気が紛れました。
が、三毛猫にあ様の怯えようはハンパでなく、ようやく今朝になっていつも通りかと思いきや、
まだ時々びくっとします。



 しばらくは弓の稽古もできない。
なるべく家を空けたくない、そういった気持ちがあり、心理的にできないんです。
いざとなったら、にあ様を守らねばならない、その為には仕事以外では出歩きたくない。


 とは言え何もせずにいられるわけもなく、弓道場での事務作業とか買い物とか、その他もろもろ
済ませていると、つまるところ社会は勝手に動いていく、一種の生き物なのかもなーと思って
しまったり。
ちなみにこの事務作業には人手が必要なため、事前にたくさんの人々にお手伝いをお願いしていた
のですが、何せこんな状況。
それでも何とか来てくれた人や、『行けません、ごめんね、よろしく』と電話やメール、あるいは
連絡こそつかなかったもののそう心の中で思ってこちらを気遣って下さる方々のメッセージに、スタッフ
一同大感謝です。




 今できることって、自分が健康でいることや省エネくらい?
一見不謹慎のようでも、どこかでこの状況を客観視できる程のゆとりも持っていないと自分が
まいってしまう。
絶え間ない余震に備えて緊張はしていても、デマに流されたり怯えてしまったりしては、猫様も
守れないですね。



 こちらでは固定電話・携帯電話ともにつながりにくいです。
携帯メールは復活したようですが、むしろmixiやツイッター、skypeの方が確実。
いやもうskypeの便利さったらないね! 音があんなにクリアだとは思わなかった。

雛祭り射会 ――見えない表彰――

2011-03-07 | 弓道、騎射、スポーツ

 目が覚めたら、右腕に三毛猫にあ様の頭、首にお尻、左腕にシッポ、という
とても素晴らしいカッコになってました。
優美なシッポをパシパシ揺らして『早く起きて私のゴハンを用意せよ』との無言の圧力
には慣れましたが、その先端がまぶたを叩くのにだけは、いまだ慣れません。
いてぇよ。



 どようび

 午後からは地元弓道連盟の雛祭り射会でした。
一手一回審査の間、四つ矢二回競技の間、の合計10射に加え、審査の間において
女性特別賞を設定。これは的中より体配(入場から退場までの立ち居振る舞いなど)を
重視する、雛祭りを記念しての賞です。
ちなみに参加女性の多くは和服、寒かったけれど華やかでしたね。

射会となると毎回趣向をこらしてくれる競技部長、今回はなんと、年代別団体戦です。
40歳未満、40~61歳未満、61歳以上、の3組に分けた中、どうみても称号者(つまり
先生方です)が多い61歳以上の組がダントツじゃねーかと・・・・・・。
ですが、実際には特に我が『40歳未満』の組で高的中者が続々と出、いい勝負と
なったのでした。



 私は10射3中。
的中はよくなかったですが、総合的によかった点が2つ。
1つめは、審査の間、二回の競技の間においてそれぞれ1中ずつと、コンスタントに中てて
行けたこと。
2つめは、自己課題『天文筋で弓を握らないこと』をクリアできたこと。
外れた射でも原因はつかむことができ、それを念頭においた翌日曜日の稽古で生かせた
から1歩前進できたかなぁ。



 ひとつ残念なのは、女性特別賞を逃したこと。
頂けたら励みになるかも、と思ってはいたものの、意識しすぎて緊張ガチガチ。
そのせいで逃したのかもなとしょんぼりしていたら、後でそれは大きな間違いだったことが
判明。

実は、審査員役の先生方満場一致で私がその候補だったらしい。
一番体配に厳しい先生曰く『(私は体配が)できて当たり前の人だから』ということで
パスなさったらしい。

この裏話を伺った瞬間、絶句です。
嬉しすぎて。

と同時に、『今更見えることだけにとらわれるな』と教えて頂いたようにも思えました。
目の前のことだけでなく遠く広く全体を見通し、見えない部分こそを見なさいと、
それができるだけのゆとりと実力はあるのだと、暗におっしゃっているように思えました。
更に頑張っちゃうもんね。



 ・・・・・・射会の後は、ダッシュで某所にて呑み会。
冷酒ってうまいよなー。
豆腐と手羽先をつまみに延々続く弓道談義、気づけば終電です。
技を磨くだだけでなくこうしていろんな方々と語らうことができるのも、弓道の魅力のひとつ。



 にちようび

 朝9時から弓道稽古、連盟関連の事務作業と打ち合わせ、合宿打ち合わせとレジュメ作り、
猫砂に猫缶、猫フードを買いこんで図書館。
また借りちゃったもんねー、柳広司。今度は『ダブル・ジョーカー』です。
無言実行な男ほどかっこいいもんはない、惚れるぜ結城中佐!

「ジョーカー・ゲーム」 柳 広司

2011-03-03 | 著者別・は~ん
 職場に極端なくらいの個人主義の方がいて、手を焼いています。
ただ自分1人で自己満足の世界で完結するだけ。一体何が楽しいのかは謎ですが、せめて
協調性はもって欲しいなと思う。




 今日の一冊
 「ジョーカー・ゲーム」 柳 広司


 完全なノーマークでした、柳広司。
警察小説やハードボイルドは苦手なせいか、本書がスパイものであると聞いて手が出ずに
いたのが今やもったいない。
勢いで、柳氏の著書を何冊か図書館で取り寄せてもらってます。



 昭和12年。
陸軍内に設立されたスパイ養成学校、通称『D機関』でのシーケンスを収録した短編集。
『魔王』とおそれられる、学校のトップ結城中佐のセリフには名言が多いように思えます。
たとえば『スパイは見えない存在であることや『いかなるものにも、決してとらわれるな』、なかなか
おもしろいじゃないですか?
日常生活においても、何かにとらわれてしまうとそれだけしか目に入らなくなり、柔軟なものの考え方は
できなくなってしまいますし。


 本書トリの『XX(ダブル・クロス)』はスパイならではの苦悩など内面も描かれていて、こちらも
興味深いです。
魔王とおそれられている反面で結城中佐の部下思いな一面も見えたり、また、ここの『学生たち』がどんな
要求にも応えようと、任務を遂行しようとするその理由のひとつは、『自分にはこのくらいのことは
出来なければならない』といった自負心である、というくだりでは、なんだか自分と似ているかも、と
妙にしみじみしてしまったり。
まぁその、私の場合はそういった気持ちはあっても裏目に出て落ち込むことが多いんですけどね。



 もうひとつ、興味をひかれるのは奇術性。
どのあたりが、と問われると答えること自体がネタバレになってしまうので避けますが、このタネ? 
トリック? は、割とあちこちで見かけます。