右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

主役はだ~れ?

2012-09-17 13:38:44 | 日々気づかされること
昨日16日、乳がん市民公開講座
「乳がんの理解を深めるために」を聴講してきた。


すでに第一回目は6月に行われ
今回は第二回目、内容は「再発・転移の予防」
「治療と薬に関するセカンドオピニオン」というもの。
第三回目、11月に「再発がんの治療とセカンドオピニオン」と続き、
第四回目「総集編」で締めくくられるそう。

第一回目の、「乳がんの初期治療」聞きたかったなぁと思うものの、
6月のころには、胸の異常を気にしつつも悶々としていた時期で、
そのときにこの場所にいられたはずもなし。

講師は、大学病院乳腺・内分泌外科のチーフ医師。
私が通院している病院に勤務していいたこともあったそうだが、
乳腺医師の後継者育成のために、大学病院にもどったそう。
これからも、乳がん患者の増えるだろうと予測

先生のお話はとってもわかりやすくって
会社人間としては『わぁ~~、プレゼン上手っ!』って、思わず拍手
最近のプレゼンは、内容よりも派手さ優先の感があって、
どうなの?って思っていたことがある。
もちろん、テーマがテーマだから、そんな小手先の業は必要ないんだけどね。

乳がんにかかって、担当医に説明されたことが、皆目わからず、
本屋に行って見つけたのが、
2012年版《患者さんのための乳がん診療ガイドライン》。
書かれた内容は、頭でなんとなく理解したものの、
しっくりと腹に落ちないところがあって、この先生の説明でふむむ。
易しい言い回しと、繰り返し違った言葉で説明してくれたのが、良かったのかも。

最後に質問コーナーがあって、
術後ホルモン療法を5年受ける予定が、あまりにも副作用がひどくって
2年で打ち切りましょうと主治医に言われ、困惑されていた女性が、
どうしましょうって相談。
5年の治療という呪縛にがんじがらめの状態か?

もちろん、たかだか3週間の治療の中で、一回化学療法をパスされたときは、
『どうして?』とうるうるもんの私だったのだから、
まして2年もの長い年月の憤懣やることない状態であったろう彼女にしてみれば、
いまさら、信じてたのにって気持ちもあったのかもしれない。
『どうしたら、いいの?私は』の状態を、
主治医ではない医師に訴えてもって感じがしたけど、
先生は優しかったなぁ

ひとりひとり、容姿や性格や生活状態が違うように
がんの性格も、どれひとつと同じではなく、
たとえ同じ治療を受けたとしても、その効用は違うだろうし、
医師だって、似た状態を当てはめ、過去のデータから分析するも
いつもいつも正解だとは言えないだろう、良い結果でも、悪い結果でも。

コントロールできないことがあっても、自分の体や思いは自分自身で、
うまあく、舵をとっていかなきゃね。



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