人生ブンダバー

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8/7 お江戸コラリアーず 第21回演奏会

2022-08-13 05:00:00 | 音楽

8月7日(日)、お江戸コラリアーず第21回演奏会を聴く(14時開
演。於東京芸術劇場)。

お江戸コラリアーずの指揮者山脇卓也さんを初めて聴いたのは、
もう10年以上前になる。先日も早稲田女声合唱団を聴いた(よか
った)。

楽譜以上にスケール感の大きな演奏をするという印象だ。早稲田
グリーの出身だが、さすが「何か」プロになるだけのことはある
のではないかしらん。

ということで、初めてお江戸コラリアーずの演奏会をじっくり聴
いた。

入場者数はCapacityの6割くらいかしらん。コロナ感染者数の増加
もあり、人数制限をしていたのかもしれない。

1階前3~4列は空席にしてある。2階席中央、私の左隣3人は若い
女性ファン。

「プログラムメンバー」は、Top15人、Sec.15人、Bari.12人、Bass
9人の合計51人(もう少し多いと勝手に思っていたが、コロナでお
休みしている方がいるのかもしれない)。
平均年齢は、まったくの憶測だが30歳台かしらん。

*ヴォイストレーナーはテノールの大島博氏。

<プログラム>
1.<外国語アラカルト>
(1)4つの古いハンガリー民謡 
 作曲:バルトーク・ベラ 指揮:山脇卓也
(2)3つの歌
 作詩:K.スクイェニエクス 作曲:P.ヴァスクス
(3)「ゴキブリ」
 編曲:R.サンド 指揮:村田雅之
2.男声合唱とピアノのための「ぼくの村は戦場だった」
 テキスト構成・作曲:信長貴富 指揮:山脇卓也 ピアノ:松元博志

3.男声合唱組曲「月光とピエロ」
 作詩:堀口大学 作曲:清水脩 指揮:山脇卓也
4.男声合唱とピアノのための「天使のいる構図」
 作詩:谷川俊太郎 作曲:松本望
 指揮:村田雅之 ピアノ:松元博志


以下、まことにつたないコメントを少々・・・・・・。

5分前、長身の男性が下手から登場。「お願い」をする。
影アナでもよかったカナ(趣味の問題?)。
1.<外国語アラカルト>
(1)4つの古いハンガリー民謡 
 作曲:バルトーク・ベラ 指揮:山脇卓也
東京芸術劇場は緞帳がない。14時過ぎに下手から合唱団が足早に
登場。アカペラの4曲。マスクをしているのは2人だったか?
1曲目は音取りがあったかなかったか。緩急4曲をattaccaで演奏。
1曲目からいい「音」を出し、Topの高音も不安なく、4曲合わせ
て5分ほどでさっと終わった。
マジャル語の響きがよかった。

山脇さんのショート・トーク(曲目説明)が入る。

(2)3つの歌
 作詩:K.スクイェニエクス 作曲:P.ヴァスクス
ラトヴィアの作曲家ヴァスクスへの委嘱作品(初演)。緩-急-
緩の3曲。
1、3曲目のじわじわクレッシェンドが見事だ。一人ひとりが「自
分勝手に」歌っていたら、こうは行かないだろう。
2曲目最後の「無声音」にはハッとした。(概算演奏時間10分)
山脇さん「来日はかないませんでしたが、あらためてヴァスクス
氏へ拍手を」(拍手)

(3)「ゴキブリ」
 編曲:R.サンド 指揮:村田雅之
指揮者交代。山脇さんはTopへ。Bassの村田さんが指揮台へ。
リズム感あふれる原語合唱(スペイン語)だった。(同3分)


2.男声合唱とピアノのための「ぼくの村は戦場だった」
 テキスト構成・作曲:信長貴富 指揮:山脇卓也 ピアノ:松元博志
「あるジャーナリストの記録」という副題がある、2012年、シリ
アで銃撃されて死亡した山本美香氏のことを曲にしたものだ。
最初は独唱曲だったが、次に女声合唱版ができ、今回、男声合唱
版の初演となる。--聴くのは初めてだ。比較的長いステージ。
全員黒シャツ、黒ズボン。譜面持ちの人はいなかった(!?)。

複数のソリストによるセリフと独唱がリードする。
全体的に若々しい声。歌詩を見なくても、言葉が聴き取れるのは
すばらしい。これは作曲にあたっての言葉の選択と演奏にあたっ
ての発語の双方に寄るものではないかしらんなどと考えながら聴
いていた。「戦争の恐怖」が客席に迫ってくる。

第五章ではステージに座り込んでの合唱。ソリストの中ではハイ
バリの方がセリフ、独唱ともに発声がとくにすばらしかった。
演奏後、作曲者の信長氏が紹介され、会場が拍手に包まれた。
(同28分)


3.男声合唱組曲「月光とピエロ」
 作詩:堀口大学 作曲:清水脩 指揮:山脇卓也
私も歌ったこともあり、さまざまな演奏を聴いてきた名曲だ。そ
れだけに聴く方としては辛くなる。
2曲目以降をattaccaで不安なくつなげた、ガッシリした演奏だっ
た。
(1)月夜
出だしからいい「音」を聴かせる。和音が広がる箇所も申し分な
い。rit.で指揮より合唱が「わずかに」先に行ったかしらん。
(2)秋のピエロ
Topの響き、輝きがすばらしい。最高音も見事に張ってくれた。
言葉がよく聴き取れる。
(3)ピエロ
やや虚無的な演奏かしらん。微妙なテンポがいい。
(4)ピエロの嘆き
前に行く音楽にジ~ンと来る。突然、学生時代のオーデションを
思い出させた。
(5)月光とピエロとピエレットの唐草模様
しなやかな指揮ぶり。ここでもTopは最高音を見事に「鳴らし」
てくれた。
不安のない、期待以上の演奏だった。譜面持ちの人は15人強。
(同14分)


4.男声合唱とピアノのための「天使のいる構図」
 作詩:谷川俊太郎 作曲:松本望
 指揮:村田雅之 ピアノ:松元博志
約30人ほど(?)が譜面持ちのステージ。「いろいろな天使の絵」
が登場する。ここでも今までと似た印象で、合唱としての「声」
が若々しく、「滑舌」や「
撥音」のさばき方などもいいし、クレッ
シェンドも上手い。
Bassパートは人数が少なかったが、均一された声がそれを補って
いた。(同26分)
まったく個人的意見だが、指揮棒を持たない指揮でもよかったの
では?
第2、第4ステージを通じて、ピアノ伴奏がまことにお上手だった。

村田さんのアンコールは、住野よる作詩、松本望作曲「無音が聞
こえる」。

最後は山脇さんの指揮、信長さんの編曲による「故郷」。
2番はウクライナ語によるものだった。3番はややpによる合唱。
私の近くの女性ファンが涙ぐんでいた。


ピアニストを中心に3人並んでのおじぎ。16時16分お開き。


コスパ論でいうならば、1,500円(A席)は安く、十分楽しめた。
来年(8/12土)も聴きにいこう。







11:59


12:03 測量中?


12:03


12:04 大場町


12:14 あざみ野


12:39 渋谷


12:43 ハチ公


12:43


12:44


12:47 埼京線


12:59


13:01


13:01


13:03


13:05 西口立教大学方面 左折


13:06


13:07


13:10


13:12


13:12


13:13


13:14 プログラムは自分でピックアップ



13:35 大ホール2階


13:41


13:51


15:04


15:04 サンジョベーゼ

ここでは赤ワインというと
「どちらになさいますか?」
「サンジョベーゼ」
白ワインも同様。


15:09


15:12


16:16


16:19


16:19


16:20


16:21


16:22


16:24


16:24


16:28


16:45


16:47


16:50


17:26


17:26


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