車内で化粧、恥ずかしくない？

おとといNHK-AM第1の夕方の番組を聴いていたら、「恥ずかしいのはなぜですか」と題して「車内で化粧、恥ずかしくない？」というテーマで聖心女子大学教授　菅原健介さんが、最近の若い人は公衆の面前で堂々と恥ずかしい事をしますよね。と、例を挙げながらその原因について考察していました。

最近、若い人が電車の中で化粧したり、ものを食べたり、キスしたりと、本来他人の目の前ですると恥ずかしいことを平気で出来るのは、「自分の世界」から出ようとしないからだとのこと。

自分の仲間を含む「自分の世界」と「他人の世界」との間を「世間」と言いますが、最近若い人は「世間」で他人と関る事をうっとうしく思っているらしく、電車の中などでの迷惑行為を注意されると逆ギレするなどの衝突が度々起こるようになってるそう。

と言うのも、昔は家で何か困った事があったら、近所同士で助け合ったものだけど、最近は電話一本で業者が駆けつけてくれる世の中になったお陰で段々と他人と関る機会が少なくなり、遂には他人の世界と関ることに必要な「慎みの心」まで忘れてきているから、とのこと。

当初はこの事を挙げながら、映画館でお喋りする奴やコンビニで平気で座り込んだり雑誌を折り曲げながら立ち読みしたりするバ・・若者を叱ってやろう（伝わらないけど）と考えてたのだけど、最近ニュースを見ると、親であろうと子供であろうと近所の人であろうと自分（ら）が気に入らないと簡単に殺めてしまうような、人の命を考えない奴らが余りにも多いので、言っておきます。

ひとりで過ごすのも仲間とつるむのも悪いことではないけど、たまには外を見ろよな～！
それは難しいことじゃない。

休みの朝に早起きして玄関先を掃除するだけでも家のゴミ出しをするだけでも近所の人とのコミュニケーションが取れるだろうし、する事が無くても挨拶するだけでだいぶ「世間の範囲」が広がってくるはずです。


ちなみに、日テレ系ドラマ「ギャルサー」でも、仲間とつるんでばかりのギャル達に謎のカウボーイが価値観の正しさや命の重さについてのピュアなメッセージを伝えています。
日テレのドラマってこういうのを作ると巧いんだよな～。