『受益に見合った負担』ではなく『負担に見合った受益』を追求すべし

2013-10-15 21:49:26 | 日記
昨日のブログ記事の続編。

昨日から始まった臨時国会で審議される予定の『持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案』という。社会保障制度改革プログラム法案とも呼ばれるもので、その概要は下の資料の通りだ。

ポイントは、「受益と負担の均衡がとれた持続可能な社会保障制度の確立を図るため、医療制度、介護保険制度等の改革について、(1)改革の検討項目、(2)改革の実施時期と関連法案の国会提出時期の目途を明らかにするもの」というところ。これは実態的に言うと、少子高齢社会が進むと医療・介護分野などへの支出が増えるので、高齢者にも応分の負担を課すしかない、という政策思想であろう。

それはそれで正論だろう。だが、もう一つの視点がある。それは、社会保障サービスの支出を減らすことである。『受益に見合った負担』だけでなく、『負担に見合った受益』にしていくというのも考えて然るべきだ。それを新たな社会保障政策の基軸に据えていく必要があるはずだ。