龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

バルトが見せた力士の矜持

2015年12月31日 | その他
大晦日の格闘技イベントに大相撲出身の元大関把瑠都が出場し、K1ファイターと総合格闘技ルールで対戦した。

丸い土俵とロープを張り巡らせた四角いリングでは、環境とルールがあまりにも違いすぎる。

大相撲の元横綱が完全にリングでノックアウトされた十年前の悲劇の再現?

私はそう思っていた。

力士が、リングで勝とうが、負けようが。大相撲の値打ちや強さには全く関係ないのだが、テレビは「大相撲 VS K1戦士」と煽るし、大相撲引退後、3年ほどの月日が経っているとはいえ、今回も元大関である。

しかし、バルトの総合格闘技への順応ぶりは、良い意味で予想を裏切った。

対戦相手は、全盛期を過ぎ、第一線を退いているとはいえ、レジェンド・ピーター・アーツである。並の選手であれば、1ラウンドにハイキック一発でノックアウトされても不思議ではない。

バルトの試合運びは、過去の大相撲出身者が、MMA(総合格闘技)、K1(キックボクシング系)に進出して戦った中では、最高の戦い振りであった。

頭を下げずに相手との間合いを素速く詰めて、コーナーに押し込んで、外四つの体勢から内掛けで倒し、しっかり上からおさえこむ。力任せにパウンド!

相手のガードに入ってもパスガードをして、押さえ込んでからも腰を切る動作ができていた。

アナウンサーは少年時代に柔道をやっていたことを強調し、柔道の「大内刈り」とアナウンスしていたが、相撲対K1と煽るのであれば、技自体は同じなのだから、ふつうに相撲の「内掛け」で良いのではないかと少し残念だった。

バルトは、まだまだ伸びしろがある。MMAルールとリング、ロープに慣れてくれば、もっと良くなると思う。

相撲が強いというよりも、本当はバルト個人の能力が高いのだが、これからもしっかりと練習して、リングで「相撲」の強さをPRしていってほしい。


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