中央大学相撲部のOB会長兼相撲部総監督の平岩大典さんが、令和5年2月25日にお亡くなりになりました。
約40年間に渡り、当初は中央大学相撲部の「コーチ」として、最終的には「監督」として、ずっと相撲部を支え続けてこられました。
私が大学生の時は、まだコーチでしたが、大学職員として勤務する傍ら、毎日、学内の相撲道場に来て、学生の稽古をみて、時に厳しく、時にやさしく、指導していたのは、平岩さんでした。
合宿中は、平岩さんの家でちゃんこ鍋を作って、レギュラー選手にお手製の料理を振舞っていただくこともありました。
他の大学相撲部関係者も、中央大学相撲部といえば、平岩さんの姿が頭に浮かぶ人が多かったのではないかと思います。
平岩大典さん、あっての中央大学相撲部と言っても過言ではないと思います。
異論をはさむ中大相撲部OBはいないと思います。
身体が大きく、叱るべき時には厳しく叱るので、怖い人という印象が強く、相撲部の学生からは恐れられていましたが、本当は心が優しく、義理人情に厚く、表舞台に出て、でしゃばることもなく、じっくり人を見ていました。
相撲についても、非常に詳しく理論的でした。
まだ、66歳という若さだったので、残念で寂しい限りです。
ご生前の中央大学相撲部への長年に渡るご尽力とご功績を偲び、心から哀悼の意を表します。
私の良き師であり、お手本でした。
どうぞ安らかに永眠されますようお祈り申し上げます。
平岩監督、ありがとうございました。
▲ 1985年 平岩監督の地元の和歌山県で中央大学相撲部が夏合宿(38年前、私は前列の左から二人目)
▲ 1987年 全日本学生相撲選抜秋田大会で中央大学は団体優勝。相撲部の指導者に就任して初の団体優勝で「この時はうれしかった!」と生前語っていました。
後年は団体優勝しても、あまり学生と一緒に写っていませんが、この時は土俵に上がって写真に納まっています。
この後、平岩さん(当時、コーチ)を部員で胴上げしました。(平岩さんは左端、私は後列右端)
▲ 1988年 和歌山県で開催される全日本社会人・学生選抜相撲和歌山大会に出場するため、前日は平岩監督の和歌山県のご実家(お酒屋さん)に泊めていただきました。(左端は平岩さんのお父様、真ん中は私、左端は同級生の井上君)
▲ 1988年 全日本学生相撲選抜宇佐大会で団体優勝。当時の羽瀬監督のご実家で祝勝会
この時も大会会場では、羽瀬監督(当時)、平岩コーチ(当時)は学生と一緒に写真に納まっていません。
▲ 2019年 全日本大学選抜相撲宇和島大会で中央大学相撲部が団体優勝。この後、新型コロナウイルスの感染拡大で3年間は大会開催中止となります。
平岩さんにとって、愛媛県における最後の団体優勝の記念写真となりました。
▲ 中央大学相撲部100周年記念祝賀会(東京都で開催)の二次会で「平岩監督と一緒に写真を撮りたいです!」と平岩監督にお願いして撮影しました。二人でがっちりと握手しています。
カメラの調子が悪かったので、何回も撮り直しの末、ガラケーの携帯電話のカメラ機能で撮影した平岩監督との唯一のツーショットです。(ピンボケですが、、、。)