龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

人間の存在理由

2013年03月06日 | 武道論
松山市役所に総合型地域スポーツクラブ春日館をNPO登録団体として申請して、申請が受理され登録されたという決定通知があった。kirakira2



理想に向かって、また一歩前進。

ときどき、立ち止まりそうになる時、できない言い訳を探しているときは、志半ばで倒れた先輩や仲間を思い出す。

実行できるということは生きていることの証明である。

生きている間しか行動できない。

人生は短い。

生きなければ。

実行しなければ。

先日、本を読んでいたら、ブルース・リーの興味深い言葉があった。


人間、行き着くところは行動である。

たとえ、最も高貴な身分の人であれ、人間の存在理由は行動することであって、考えることではない。

行動した者だけが学ぶことができる。

ブルース・リー(俳優・武道家)



自分に言い聞かせる。

nose2「立ち止まるな!行動せよ。」



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こまぴたっ!
春日館 総合型地域スポーツクラブ

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ていねいな指導がうれしい “総合型地域スポーツクラブ”
愛媛県松山市森松町510-6
営業時間:9時30分~17時(電話受付) ※予約制
定休日:無休
TEL:089-956-0106 
データは2012/07/24現在のものです。
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掣圏真陰流に入門

2011年12月20日 | 武道論
初代タイガーマスクの佐山聡先生が、プロレス、キックボクシング、シューティング、総合格闘技・修斗を経て、完成させた精神武道「掣圏真陰流」を習うために今年の4月にオープンしたばかりの神楽坂スタジオに行った。


今年の10月にも一度お邪魔して入門方法の説明を受けているので、訪れるのは2回目になります。前回、佐山先生は不在でした。

「今度こそ直接指導を!」と期待して行きましたが、「今日はいらっしゃらないんですよ~。」とのこと。

少し落胆しましたが、佐山先生の「右腕」と言われている掣圏真陰流師範の桜木裕司先生が御指導いただけるとのこと。

道場入門の手続きを済ませ、先生がいらっしゃるのを正座して待ちます。

当たり前のことですが、新しいことに挑戦すると、必ず、新米1年生になります。

45才の中年のオヤジであろうが、相撲や他の格闘技で全国チャンピオンになっていようが、資格や職場の肩書きも、一切関係ありません。

しかし、新しいことに挑戦すると初心に戻り、自分自身がクリアな状態になる。
そして、また同じ人生の中で新しい可能性や新しい知識、経験が得られるということで、なぜか、ワクワクしてきます。

先生にあいさつが終わると机を倉庫から出して、座学。
武士道と精神論について桜木師範から講義を受けます。

続いて、指導員であり、リアルジャパンプロレスの現役プロレスラー間下隼人選手から居合術を学びます。

もちろん模擬刀(居合刀)ですが、刀を持つのは初めて。
刀の扱いも初めて知ることばかりです。kirakira2

「すごい!」「さすが!」「本当に初めてですか!信じられない。」と間下選手の褒め言葉にまんざらでもありません。

「褒められて悪い気がする人はいない。」

インストラクター接客の原点を改めて感じました。

インストラクター業23年の私が、「接客魂」を20才年下のプロレスラー間下隼人選手に見習わないといけません。

続いて行うのは、体術です。体術では、打撃(キック、パンチ)、寝技、投げ技などを学びます。

桜木師範に直々に御指導頂けました。

桜木先生は極真空手出身で総合格闘技では佐山先生の直弟子として、総合格闘技のみならず、グラップリング、キックボクシングなどで数多くの格闘技で輝かしい実績を残されている強豪中の強豪です。

今年行われた第1回掣圏真陰流大会では、元大相撲・関脇の若翔洋関を開始10秒足らず、ワンパンチでKOしてしまいました。

若翔洋関は、私が大学生時代に二子山部屋で稽古させて頂いた際に、当時まだ幕下だった若翔洋関と申し合いしたこともあり、他人事とは思えません。

あとで、そのことを桜木先生に伝えると「あれは、運が良かったんですよ。たまたま良いのが入った。路上でお相撲さんとやったら、これはやばいですよ。」と至って謙虚。

さすが武道家です。

約束練習やスパーリングでは、実際に桜木師範や間下指導員とマススパー(軽めの試合)ですが実際に闘うことが出来て、夢のような時間でした。

桜木裕司(掣圏真陰流師範)VS 龍山義弘(春日館道場師範)

間下隼人(リアルジャパンプロレス)VS 龍山義弘(春日館道場師範)

愛媛の日常空間では、ありえません。kirakira2

仮想空間と現実がクロスし、蹴られても、殴られても、息が上がっても、何か、嬉しい。楽しい。といった感じ。



桜木師範との再会を約束し、記念撮影して道場を後にしました。

桜木裕司師範、間下隼人指導員、丁寧な御指導を本当にありがとうございました。

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生死をかけた戦いとは!

2011年11月29日 | 武道論
相撲連盟のかどや先生にお借りした本。
「小野田少尉発見の旅・大放浪」興味深く一気に読みました。



冒険家の鈴木紀夫さんが、ルバング島のジャングルで小野田さんを発見し、小野田さんの元上司・谷口少佐と救出に向かい、「作戦を停止せり!」と谷口少佐が命令書を通達し、ルバング島からの救出に成功するまでの様子も詳細に記されているので、ひさびさにワクワクしながら本を読みました。

ユーチューブで小野田寛郎氏のドキュメンタリー番組「生き抜く」も見て、前日の予習もバッチリです。pc

1時間番組かと思いきや、深夜12時に見始め、全部を見終わったら2時を過ぎていました。5部編成の2時間番組。

おかげで小野田さんの幼少期から現在までが、完全に頭に入りました。

なぜ、小野田さんについて勉強をしたかというと、小野田寛郎さんと食事が一緒に出来るという、またとない機会を森高先生(県相撲連盟会長)に設けて頂けたからです。

私たちの年代より上の人たちで、小野田寛郎さんを知らない日本人はいないのではないでしょうか。

「ルバング島で小野田さんが発見される」という日本を驚かせた事件は、昭和49年3月でした。

私が、小学3年生(8才)の年です。まだ、小学校の中学年ですから、事の本質よりも、どちらかというと漫才コンビのB&Bの洋八のアフロヘアをジャングルに見立てて、洋七が、「小野田さ~ん!」とアフロヘアの中に向かって叫ぶギャグの方が、印象に残っているぐらいです。

漫才のギャグになるぐらいの有名な人。

当時の報道特別番組「小野田さん帰国」は、45%の視聴率を記録したそうです。

太平洋戦争終結から29年間、フィリピンのルバング島で戦闘を続けていた小野田さん。

島の人に見つからないように1日40キロを歩き、毎日、土の上で寝て、耳の中に入ってきたアリに鼓膜は食い破られたといいます。ジャングルの中で雨の日も風の日も、29日間でも大変ですが、29年です。

戦争を経験していない私には、とうてい想像がつかない世界。

どういった覚悟と死生観をもって生きてこられたのか、実際にお会いして、少しでも感じ取って、今後の人生の参考になればと食事会に臨みました。

実際にお会いした小野田さんは、89才とは思えない、しっかりとした口調。そして、背筋がビシッと伸びています。

優しい品のある高齢の紳士といったオーラが漂っています。kirakira2

現在の姿もドキュメンタリー番組で見て知っていましたが、昭和49年の帰国記者会見の鋭い目つきの軍人・小野田少尉と同一人物とは、どうしても思えない。一致しない。

頑固者といった感じでもありません。むしろ正反対。

食事中でしたが、小野田さんと奥様に近づき両手で握手していただき、いろいろとお話をさせていただきましたが、やはり実感が湧きません。

こちらを包み込むような神父さんみたいな感じ



「いつもジャングルの中を40キロ歩いていたそうですが・・・。」

「雨の日も土の上で寝てたのですか・・・。」

「耳ダレが出て、それを求めたアリが耳の中に入って鼓膜を・・・。」

昨夜、見たドキュメンタリー番組のインタビュアーそのままでした。

我ながら、もうちょっと気の利いた質問を用意しておくべきだったと思いながらも、喋り続けました。

「聞かれ飽きたことばかりなのではないか?」と思いましたが、すべて丁寧に答えて頂けました。

もちろん話しているとき、小野田さんは一切食べ物や飲み物に手を付けません。



生と死の境を感じながら89年間生きてこられた小野田さん。
ルバング島から帰国した後の小野田さんの人生もバイタリティーあふれるものです。

「一度しかない人生。人間死ぬ気になれば、何でもできるよ!」

そんなメッセージが伝わってきました。

小野田さんが、これからも長生きされることを祈ります。
お会いすることが、出来て良かったです。

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新生武士道

2010年02月20日 | 武道論
初代タイガーマスクの佐山サトルさん、渾身の著書「佐山原理・新生武士道真陰」が発売されることを佐山さんのホームページで知って書店に走った。

ホームページで読む佐山さんの理論は興味深いのだが、専門用語が多く、非常に難しい。

しかし、今回の本は、DVD付きということで、少しは理解できるかも知れないと思い。2,800円と少し高めだが、すぐに購入。


宗教圏に住む人々は、子どもの頃から教会やモスクに行って、宗教観に基づいたモラルを潜在意識のレベルにまですり込まれるが、日本人にはそういったものがなく、今の日本人は、かって日本人が持っていた「義」という精神基底をも喪失してしまい、それが、今日の日本社会の荒廃につながっていると述べています。

また、金網で覆われたリングで殴り合う闘いこそが、実戦的だと思うかも知れないが、これは錯覚で、本当に強い精神力が要求されるのは、金網もロープもない日常における戦いだと述べています。論理のすり替えだと思うかも知れませんが、私も全く同感です。

そして、佐山さんは、総合格闘技・修斗の生みの親ですが「本当にやりたかったのは、相撲のような精神性を伴う格闘技の創始」と述べています。相撲の価値を高く評価しています。

相撲の目指す方向性は、総合格闘技化でも大衆迎合でもなく、格闘技的な強さでもない。

日本で育まれた独自の精神性と文化的価値。
「仁、義、礼、智、信」という武士道精神を相撲を通して体現し、日本人に伝えていくことが、相撲と相撲の指導者たちに託された任務だとあらためて痛感しました。

DVDも催眠術(言霊導入法)実演ありで驚きました。
いろんな意味でこんな本は初めてです。勉強になります。

俺流の子育て

2007年11月12日 | 武道論
地方自治法施行60周年事業・子育て支援シンポジウム「俺流の子育て」に家族で参加。

プロ野球・横浜ベイスターズ所属の工藤公康選手、元サッカー日本代表の北澤豪選手、そして、俳優の藤岡弘、さんをパネリストに迎えて「子育て論」についてディスカッションをするイベントだ。

工藤選手、北澤選手は、身体のサイズもしゃべりも至って普通なのだが、61才の俳優藤岡弘、氏のカラダが一番デカくて存在感とオーラがある。しゃべりだすと重低音の声で「武道とは」「人間の生き方とは」「倫理とは」「道徳とは」と持論を展開。話のスケールが他の二人とは違い過ぎて、藤岡氏が独特の口調で話し出すと内容は大真面目な話なのだが、他の二人も思わず吹き出しそうになって笑顔になってしまう。

北澤選手も「最初のクリスマスプレゼントは、仮面ライダーの変身ベルトでした。緊張してます。」と言っていたが、いま40歳前後の男性は、仮面ライダー直撃世代である。フイクションの中のヒーローなのだが、仮面ライダー・本郷猛=藤岡弘、であり、子どもの頃は憧れていた人間が多いのではないだろうか。その人に力説されたら誰も何も言い返せません。誰も止められません。

午前中のシンポジウムが終わって、午後は3人が、それぞれスポーツ体験型ワークショップを開催。工藤選手が野球、北澤選手がサッカー、藤岡氏が総合武術を指導する。
私は息子と二人で、藤岡弘、氏の「総合武術」に参加。

武道における基本的な立ち振る舞い、礼法について指導を受ける。遥か35年前、まだ幼稚園児、小学生低学年だった頃に憧れたテレビの中のスーパーヒーローが、手を伸ばせば届く距離に目の前に同じ空間にいるのが、信じられない。board

格闘家などの身長、体重は結構サバを読んでいる場合が多いが、藤岡弘、氏の公称身長180cm、体重79kgは実寸だと思う。真正面に陣取って向き合った藤岡氏のカラダは、私とほとんど体格的に変わりない。髪も眉毛も真っ黒、61才という年齢が信じられない。迫力満点である。

指導が終わった後、「幼稚園児の頃からファンでした。」といって握手を求めると
「そぉ~うですか!ハァ!ハァ!ハァ!ハァ!」と言って両手で手を握り返してくれた。

小学生の頃に見た仮面ライダーショーの仮面ライダーは偽モノだったが、今回は本物だ。

夜もテレビでNHKの「昭和のドキュメンタリー」に見入ってしまったが、ノスタルジックな気分になってしまった。

出来ることなら、また小学生の頃に戻りたい。時計を戻せないのだろうか。いままでの経験値を持って、もう一回人生をやり直せたらと空想する。sunadokei