柏をはじめ、千葉県の話題&出来事

千葉県のみならず、首都圏(一都三県)の話題や、東葛地域のトピックを綴るブログです。

エキュート(ecute)について

2006年01月09日 | 都市考察など
エキュートについては「街の散策~大宮編~」でも触れましたが、近頃話題のトピックです。
とりあえずエキュートの進出具合をみてみましょう。05年3月に大宮駅、同じく05年11月に
品川駅、続いて07年には立川駅に完成する予定です。今のところこの3駅ですね。

このいわゆる「エキナカ小売業」、TV等では非常に画期的な方法だと脚光を浴びています。
ただ、どうなんでしょう。JRが遂に伝家の宝刀を抜いた様に見えるのは自分だけでしょうか。
これは“繁華街第一主義”の自分にとっての意見ですが、繁華街は“一空間完結型”を嫌い
ます。何故なら繁華街にとって必要不可欠なのが“全体の回遊性”だからです。その点、
エキュートは飲食店から書店、ファッション店までなんでも揃っています。便利といえば便利
ですが、逆にマイナスに働く力も持っています。大宮駅を例に挙げれば、東口側に与える
打撃は少なからずといったところでしょう。やはり、自分はこれと同じ理由で大型SCにも
好意を持っていません。ただ、悪意も持っていません(笑

とは言え、エキュートにも良い面は沢山あります。改札内の機能性が飛躍的に上昇すること
によって、非常な利便性・快適性がもたらされることは間違いありません。これは特に新幹線
ホームを持つ駅にとって有効でしょう。やはり比較的長い待ち時間が予想されますからね。
この点、偶然ということはないでしょうが、大宮駅・品川駅共に新幹線停車駅です。ただ、
立川駅だけは例外ですね・・・。



それともう一つの良い面は華やかさです。一つの狭い空間に様々なショップぎっしりと詰まる
ことによって生まれる改札内の賑やかさ。これはなんとも捨てがたい要素だと思います。
エキュートの“一空間完結型”を嫌うが故に、改札内は飲食店に限ればいいと思うんですよ。
本ならまだしも、何も改札内で服を買う必要は全く無いでしょう。この点、JR東日本には
今ひとつ再考して貰えたらなと思います。