柏をはじめ、千葉県の話題&出来事

千葉県のみならず、首都圏(一都三県)の話題や、東葛地域のトピックを綴るブログです。

柏のダブルデッキについて

2006年01月04日 | 柏市の情報
ダブルデッキといっても、要は昨日(1/3)の話のペデストリアンデッキと一緒だと考えてくれて
いいです。これが偶然にも東京新聞の1/3の記事に載っていたのでここで紹介しときます。

柏駅前の開発についての記事なんですが、やはり当時としてはかなり型破りの再開発だった
らしく、市役所の担当者でさえ「本当にこんな立派ものができるのか・・・」と、一連の再開発を
不安に思っていたという。今それを想像すると面白おかしくもありますが、当時としてはそれ程
破天荒な計画であり、柏駅前も“ド”が付くほどの田舎駅でしたからそれも無理はありません。
むしろ一般の正常な反応と言えます。

そしてデッキが遂に完成するのが1973年。実は柏駅に常磐線快速が止まるようになったのは
前年の1972年でした。つまりその以前は快速も柏駅をスルーしていたんですね。何にしても
デッキが完成してからはそれとほぼ同時にそごう、高島屋が次々に開店し、次第に千葉東葛の
一大商業集積地として頭角を表してきたといえます。当時は松戸駅が圧倒的な勢力を保って
いましたが、その松戸駅も柏駅前の再開発を追うようにデッキを設置したので、そのインパクト
は相当なものだったんでしょう。今でもこの二駅は常磐線では圧倒的な位置にありますね。

         

上は現在の柏駅東口ですが、基本的には当時の再開発の姿のままです。このデッキには全国
からの視察が相次ぎ、仙台駅などの大きな駅や、大宮駅、立川駅、町田駅、八王子駅などの
首都圏の名立たる駅々が揃ってこのペデストリアンデッキを採用していきました。これらは総じて
東日本に多く見られますね。これはまあ当然と言えば当然でしょうか。