柏をはじめ、千葉県の話題&出来事

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“ハレの街”と“ケの街”

2006年01月07日 | 都市考察など
民俗学には晴(ハレ)と褻(ケ)という概念があります。自分は学校で少し習ってるだけ
なんで偉そうなことは言えませんが、民俗学の基本知識の一つです。
以上を簡単に説明すると、ハレは“非日常的”なこと、ケは“日常的”なことを指します。
これは具体的に例を挙げたほうが分かりやすいでしょう。

ハレ=お正月、誕生日、クリスマス・・・etc
ケ=日常、普段の日

なんとなくイメージが分かると思います。これを1週間に置き換えても日曜日が“ハレ”、
他の月曜日~金曜日などが“ケ”の日だということになるんじゃないでしょうか。

少し長々と述べましたが、街にもこういう概念が当てはまると思うんですよ。ハレの街、
ケの街という風に。これを東京で当てはめるとハレの街の代表といったらやはり「銀座」
だと思います。大手老舗百貨店はもちろん高級ブランド店がギッシリと立ち並ぶ様は
他ではそうそうお目にかかれません。同時に若者にとってのハレの街は「渋谷・原宿」
辺りですかね。逆にケの街といったら何処でしょうか?これはいっぱいありすぎて全部
書くようなものじゃないでしょう。大多数の街はケの街といっていいですからね。

要するに日常的な街、なんとなく使う街が“ケの街”です。休日に友達と一緒に遊びに
行く様な街は“ハレの街”です。ただし、これらの街の境界線はハッキリとは引けません。
ハレと思うか、ケと思うかは各々自身ですからね。まあ定義自体も曖昧ですし