柏をはじめ、千葉県の話題&出来事

千葉県のみならず、首都圏(一都三県)の話題や、東葛地域のトピックを綴るブログです。

手賀湖

2008年05月14日 | 都市考察など
以前から常々考えていたんですが、「手賀沼」を「手賀湖」へ改称できないものなのでしょうか。沼より湖のほうがイメージが良いと思うんですが、皆さんはどう思いますか?

下画像は我孫子駅前の「けやきプラザ」から撮ったものです。
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一応、水の溜まっている場所の呼称に、湖、沼、池とありますが、これらを分ける明確な基準はありません。早い話、名乗ればそうなる、ということです。ということはですね、単に名乗りかえれば良いわけです。

最近ちょっとした事件でニュースになった「千波湖」というところがあります。水戸は偕楽園のお膝元ですね。ここも古くは「千波沼」との呼称だったという話です。観光事業においてマイナスイメージになり得ると改称したという話ですが、これが本当なら手賀沼もそうするべきじゃないかな~と思ったのでした。

下画像は柏駅前、そごう展望レストランから眺める手賀沼です。
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エスカレータの魅力

2007年10月09日 | 都市考察など
ここは、新宿ミロードの「モザイク通り」の画像です。



新宿駅西口の、京王百貨店と小田急百貨店の間の“小道”を改造し、南口までのスムーズな導線の確保に成功しています。ここは良いですね。限られたスペースを最大限に活用する好例のように思われます。


↑見づらいですが、奥のガラス面の入り口の奥にエスカレータがあります。

エスカレータの働きとは、本来上下移動の円滑化や、バリアフリーなどです。が、自分は少し違った一面を時々垣間見ます。それは、「別の空間と繋がっていることの示唆」です。初めての街でよく感じることですが、「あちら側にも繋がっているんだな」ということをよく思います。つまり街のイメージが広がるんですね。

ちょっと特殊な状況です。

伊勢丹&三越 二大百貨店の合併

2007年08月24日 | 都市考察など
ついに、という感じですね。少し前から統合交渉に入ってたのも大きくニュースになっていましたが、着々と話は進んでいたみたいです。

株式会社伊勢丹と株式会社三越との共同持株会社設立による経営統合に関するお知らせ(PDFファイル)

西武&そごう(ミレニアムリテイリング)、阪急&阪神(エイチ・ツー・オー リテイリング)と、大百貨店が次々合併していく中でも、売上最高規模の百貨店グループが誕生することになります。もちろん、現在第1位の高島屋をも上回ります。百貨店業界もすごいことになってきました。

何でも、現伊勢丹社長と現三越社長は高校時代(開成)の同窓で、元々関係は深かったらしいです。ん~、知りませんでした。

『システムランドビル』から考察する“回遊性”

2007年08月13日 | 都市考察など
「タワーレコード」をはじめ「ライトオン」、「レイジブルー」、「ソカロ」、「ヴィ・ド・フランス」等の店舗を擁する『システムランドビル』。このビルは柏駅南口から二番街アーケードを繋ぐ要所として、非常に素晴らしい回遊を生み出している優良商業ビルです。よくぞ開発してくれた、とすら思います。

 システムランドビル正面

柏駅南口改札から『丸井VAT館』を経由し、空中通路を渡って、ここ『システムランド』のエスカレータで『二番街アーケード』へと接続します。何度歩いても素晴らしい回遊ルートだと思います。

 南口改札からVATへ

 VATからの空中通路

 システムランドビルのデッキ

 二番街へのエスカレータ

柏駅周辺のこれからの開発は、その開発自体の規模がそれほど大きくなくても、ポイントポイントをうまく繋ぎ、“回遊ルートの接点”になることにより、重要な位置を占める、というようなことが大事なのではと思います。
そういう意味で、東口D街区の再開発は、『ハウディーモール』と『二番街』と『セントラルパル通り』を今より潤滑に回遊させ得る可能性を秘めています。今後の柏中心街の“最重要ポイント”と言えるでしょう。

住んでみたい街ランキング

2007年08月12日 | 都市考察など
「MAJOR 7」が毎年行っているマンショントレンドのアンケートです。
●住んでみたい街(首都圏/関西圏)アンケートランキング(2007)

*()内は、前回ランクからの上下を表しています

01:自由が丘(keep)
02:吉祥寺(up)
03:横浜(down)
04:恵比寿(up)
05:広尾(up)
06:二子玉川(down)
07:鎌倉(down)
08:代官山(keep)
09:田園調布(up)
10:豊洲(new
11:表参道(new
12:たまプラーザ(down)
13:中目黒(up)
14:新浦安(up)
15:品川(down)
16:目黒(down)
17:神楽坂(keep)
18:みなとみらい(down)
19:青山(down)
20:麻布十番(new
21:成城学園前(new
22:下北沢(down)
23:白金(new
24:武蔵小杉(down)
25:代々木上原(new

今年、「豊洲」が突如10位に入り込んできました。流石は今注目の新興住宅街です。そしてやはり、今年も千葉県からのランクインは「新浦安」だけでしたね。話題の「柏の葉キャンパス」、「流山おおたかの森」はまだ圏外です。いつかは入ってこれると良いですね。

東京・首都圏未来地図 ’08最新版

2007年07月26日 | 都市考察など
今年も買ってしまいました。

 <東京・首都圏未来地図 ’08最新版

05年から続くシリーズです。結構内容が重複してたりもするのですが、買ってしまいます。流山おおたかの森SCの紀伊国屋で購入。柏の新星堂でも探したのですが、ありませんでした。

 ←写真奥が紀伊国屋

今回は「新東京タワー」や「東京メトロ副都心線」が大きくクローズアップされていました。副都心線は来年6月に開業予定の地下鉄新線ですね。そのインパクトが如何なるものか、新宿、池袋、渋谷の動向に注目されます。

都市の“くつろぎ空間”を造る

2006年10月20日 | 都市考察など
買い物をして、食事を摂り、映画を観て、街を歩く。そして疲れた時に気楽に腰を下ろせる空間、
それが“くつろぎ空間”です。

これは専門学的には「都市公園」とか「都市広場」とか言うのかもしれません。これ、重要です。
都市のアメニティ(快適性)が大幅に上がることによって、都市そのものの印象・株が上がるから
です。基本的な定義を思いつく限り挙げてみましょう。
1、都市の中心部に位置する。又は、都市中心部から徒歩圏内に位置する
2、秀逸な景観である。又は、秀逸な景観が眺められる
3、多数のベンチがある。又は、腰を下ろせる場所(例:階段)がある
4、基本的に静かである
5、基本的にひらけている
とまあ、こんなところ?でしょうか。

首都圏にこういった場所。ものすごく少ないと思います。代表的なところと言ったら横浜の山下
公園くらいでしょうか。
 横浜1

 横浜2

東京都内では、どこでしょうかね。パッとは思いつきません。神戸のメリケンパークは都市広場
の代表例として挙げられますね。
 神戸1

上記は全て海辺空間ですが、勿論それだけではありません。むしろ、都市広場というものは繁華
街の中心にあってこそ光る空間です。下の画像も神戸ですが、秀逸です。まあ広場ではありませ
んが、腰を下ろせる空間ではありますよね。
 神戸2

千葉を見てみましょう。千葉中央公園という場所があります。ここは正に都市公園と言えますが、
雰囲気作りに少々失敗しています。広場デザインをもっと凝ったものにしていれば、素晴らしい
“くつろぎ空間”になっていたはずです。
 千葉

一方の柏、ここはどうか。強いて言えばダブルデッキ上ということになるのでしょうが、例によって
デザインが悪く、何より“くつろぐ”場所ではないように思います。むしろ“お祭り空間”と言った方
が適切でしょう。座るとこ(ベンチなど)も皆無です。
 柏1

近いところはIvySquereかな?と思いますが、ここも落ち着くところではないですよね。人通りが
めっちゃ多いですし。何より狭いです。


なかなか稀少な街中の“くつろぎ空間”。おすすめのスポットがあったら是非教えてください。

街の“個性”というもの

2006年10月11日 | 都市考察など
“個性”と言いましたが、それは“独自性”とも言い換えられます。これが将来、実に重要に
なってくる気がしてなりません。

柏はどうか。なるほど“個性”的なものは感じさせます。しかしそれは全般的に没個性的な
千葉県内での話であって、首都圏全体、国内全体を見渡したとき「これぞ柏!」なるものは
未だありません。今のところ、ストリートミュージシャンやらの音楽の街、裏カシなどの名称
に表される古着屋・セレクトショップの街、レイソルのホームタウン。そう言えば東の渋谷な
んてのもありましたね。これは多くの場合蔑称として使用されますが。

上記以外にも色々とあるかも知れません。が、どれも弱い。

こんなことを書いといてあれですが、その解決策、すぐにでも個性を生み出す方法があるわ
けではありません。そんなのがあったら何処の街も個性的になってます。しかし、一つだけ
言えることがあります。何より大事なのは蓄積です。量の蓄積だけではありません。研鑚を
重ねることもある種の蓄積です。ある分野を磨き上げ、研ぎ澄まし、先鋭化させていく作業
は、官にはどう頑張ったって出来ません。民間、一般大衆の能力にかかっています。官は、
それをサポートすることは出来ます。時には、それが大きな前進を促すこともありえますが、
原動力それ自体にはなりえないということです。

蓄積は、市民(人間)一人一人の意識の集積、その賜物です。
はっきり言って精神論ですが、自分はそう思います。

繁華街における「飲食店」

2006年10月03日 | 都市考察など
今日は飲食店の考察です。

繁華街の核は、「食」にあります。物販ではありません。もちろん繁華街を考える上で物販
はそれこそ重大な要素となります。各繁華街の大小を語る場合にも、ほとんどの場合その
指標となるは小売販売額です。しかし、「人」の視点に立つと、繁華街の核となるのはやは
り「食」なんです。少しひねくれた視点ですが、重要なポイントです。

いわゆる「街」に出て、食事をしない、ということはない(或いはかなり少ない)と思います。
友達と買い物をしたり、映画を観たり、単なる暇潰しでもいいでしょう。何にしても食事を摂
るのは絶対です。「食」の充実無しには繁華街は成り立たないんです。つまり物販の拡大
ばかりに気をとらわれると、商品量自体が空回りしてしまい効率的な売上は期待できなく
なってしまいます。だからこそ百貨店にレストランフロアが設けられ、大型SCにはフード店
が隋所随所に点在配置されてるのだと思います。

繁華街で人が活動する上で、いわば「中心点」となるのが「飲食店」だと思うのです。その
食の集合体施設を「二番街とハウディーモールの中間」に置くんですよ。きっと効能がある
と思います。核ストリートと核ストリートの中間に置くことに意味があります。

*食の集合体施設とは、単にレストラン街を指してるわけではない。
*施設自体についても検討の余地多々あり。

首都圏の新築マンション着工戸数の内訳

2006年09月25日 | 都市考察など
リクルートが発行する『住宅情報マンションズ0¥』というのをご存知でしょうか。駅のホーム
からコンビニ、吉野家など広くに置かれてるマンション情報雑誌です。“無料”ということで僕
の愛読雑誌になっています(笑)。ちなみに毎週発行されます。

これは新築マンションの紹介が主ですがそれだけではありません。その他ちょっとした面白
情報を載せてくれるのが楽しいんです。紹介される物件自体は毎週ともなれば大体似通った
ものですしね。今週号には首都圏(一都三県)の新築マンションの着工戸数の内訳だったり
駅別に見る物件価格上昇率などが掲載されていました。その紹介。
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◎1都3県の新築マンションの内訳
03年:東京(64.5%) 神奈川(19.7%) 千葉(5.8%) 埼玉(10.0%)
04年:東京(57.4%) 神奈川(24.9%) 千葉(9.1%) 埼玉(8.6%)
05年:東京(50.5%) 神奈川(25.6&) 千葉(13.0%) 埼玉(10.9%)
06年:東京(46.5%) 神奈川(20.2%) 千葉(19.3%) 埼玉(14.0%)

*06年は上半期の数値
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上記の表を見て分かるとおり、千葉県内の新築マンションの建設が果然活況に沸いている
ようです。戸数においては神奈川と遜色ないほどの量とは、実に驚き入りました。埼玉の量
も伸びてきていて、住宅建設においては“郊外回帰”とも言える様相を醸し出しています。
“都心回帰”という言葉が聞かれるようになって既に久しいですが、こと居住に関しては逆の
現象が起きているようです。

それにしても千葉県。新築マンションは多い多いとは思ってましたが、こんなに多かったとは
思いませんでした。牽引役となっているのは浦安・船橋を筆頭とする「京葉地区」、幕張から
千葉までの「千葉地区」、そしてTX開通間もない柏・流山や松戸近辺の「東葛地区」。これら
の千葉三大地区がぐいぐい引っ張ってる状況です。この活況はいつまで続くのでしょうかね。
日本国人口が減少へ向かう中、長くてあと5年、といったところでしょうか?開発に残された
時間もそう長くはありませんね。