goo blog サービス終了のお知らせ 

香柏だより

福岡市東区の香椎バプテスト教会です。
聖書の言葉には、ひとを生かす力があります。
礼拝では手話通訳もあります。

10年・20年

2015年03月20日 | 見聞
10年前のこの日、
福岡は比較的大きな地震に見舞われました。

あれは日曜日、
教会ではちょうど礼拝の最中でした。






同じ今日の日付で、20年さかのぼると、
あのオウム真理教事件が起きていました。

宗教とは何か。
その問い自体は悪くないのですが、
宗教に対する風当たりが
それ以来強くなったことは否めません。

聖書は、
自然災害をも描いています。
よくない宗教をも描いています。

いまなお災害や事件で
困難を抱えている方々のことを思いつつ、
聖書の真実が助けとなることをと願っています。

バクテスト協会

2014年12月20日 | 見聞
クリスマスの準備で、
必要なものを街で買うことがあります。
お店の方には面倒をおかけしますが、
きちんとしたい場面でもあり、
領収証をお願いする場合があります。

宛名は?
「香椎バプテスト教会です」
は……?

一度書いてもらえますか、というのは
まだありがたいうちで、
聞いて分かったと書き始めた係の方の文字が
「香椎バクテスト協会」
となることもありました。





教会や聖書関係の言葉なんて、
認知されていないのだなぁ、と実感します。

たしかに、
仲間内の専門用語のようになっている言葉は多々あり、
意識していなければならないことではありますが……。

アウグスティヌス

2014年11月13日 | 見聞
ちょっと調べてみると、
今日が誕生日の人は、芸能人関係が多かったのですが、
アウグスティヌスという名前も浮かんできました。

司教を務めた町の名で、ヒッポのアウグスティヌスと呼ばれます。
キリスト教神学にとり、大きな存在です。
母モニカの祈りについて、また
好き勝手な生き方の後に劇的な回心を遂げたことなどでも有名です。

マニ教という、今は見られない宗教ですが
当時はキリスト教にとり大きな脅威であった宗教に
アウグスティヌスは囚われます。
しかし、その後哲学に身を投じた中で、
子どもたちの「取りて読め」の声に刺激を受け、
開いたローマ書13章の言葉に回心したと言われています。





四世紀半ばから430年まで生きた人ですが、
476年ないし480年に西ローマ帝国が滅亡する以前、
今はアルジェリアにあたるヒッポの町は430年、
ヴァンダル人に占領されてしまいます。

古代としては奇跡的にも、
多くの著作が遺されています。
『告白』には自身の生涯が述べられています。
ここから多くのエピソードが分かります。

『三位一体論』『神の国』などを表し、
とくに後者は、キリスト教神学の基礎をつくりました。
今なおそこから受け継いでいる内容は多々あります。

神学はどうも……と仰る方も、
『告白』は入手しやすい邦訳がたくさんあり、
また読みやすいことから、
読書の秋に、ひとつ読破されては如何でしょう。

宗教改革497年

2014年10月31日 | 見聞
ハロウィンが
だんだんポピュラーになってきました。
当初、キリスト教の祭り、と
誤って紹介されることもありましたが、
さすがに最近はなくなってきました。

それより、10月31日といえば、
今から約500年前のこの日、
ウィテンベルク城教会の門に
『贖宥の効力を明らかにするための討論提題』
が貼られた、と言われていることのほうが大切です。





ただ、ルター自身は貼ったと言っておらず、
目撃証言も同時代の人には見当たらないことから、
確実なのは、この書が10月31日の日付で、
討論提題が大司教宛の書簡に添えられていたということだけです。
翌11月1日は、聖遺物を見ることで
煉獄の苦しみが二万年帳消しになると言われていたことで、
この日に合わせてルターが送ったようです。
(『マルティン・ルター』徳善義和・岩波新書)

このことから、
この日は、宗教改革記念日とされました。
諸聖人の日とされた11月1日も、
プロテスタント側では、
召天者記念の日にすることが多くなりました。

台風と休日

2014年10月15日 | 見聞
台風19号が駆け抜けて行きました。
日本列島を縦断するようにして、
各地に大きな被害を与えました。

害を受けた地域や人々に、
お見舞い申し上げます。

交通機関の事情により、
移動に困難を覚え、苦労された方々もいらっしゃいます。
お疲れが残りませんように。





じっと閉じこもるしかなかった私のような者には、
祝日が潰れたようになり、残念な気もしましたが、
一日ゆっくりとできたのは確かでした。

安息日とは、そうしたことを言うはずでした。
レジャーやレクリエーションのためでなく、
神の安息を讃えるため。

日曜日であるかどうかは置いていても、
私たちは「休み」について、
ずれた視点を戻す必要があるような気がしました。

噴火

2014年09月29日 | 見聞
木曽の御嶽山の噴火は
たちまちのうちに人を巻き込み、
捜索を続けているものの、
亡くなった方も確認されてきています。

雲仙普賢岳が1991年に噴火して以来の災害です。
あまりにも突然で、
警告もできないほどの状況だったのでしょうか。





歴史上も、
火山の噴火というのは、大きな影響を与え、
時に国を滅ぼすきっかけにもなりました。

聖書の書かれたあたりの時代にも、
同様のことは起こっていますし、
有史以来その跡も数えきれず存在します。

人の手や知恵の及ばぬ力があること、
人は一寸先をも知りえぬこと、
そんなことから、厳粛な思いに満たされました。

捜索や救出に携わる方々の苦労に敬服し、
また助かる方が増えていくことを願います。
負傷の方々の恢復も、願っています。

新垣勉さん

2014年09月02日 | 見聞
某テレビ局の24時間テレビが
さる土曜日と日曜日にかけて放送されました。
毎年恒例となった夏のイベントですが、
福岡では、31日の夕方、イオンモール福岡で、
新垣勉さんのミニ・コンサートが開かれました。

すばらしい歌声の持ち主ですが、
両眼とも見えません。
そして、牧師としての学びをも修めています。
福岡の西南学院大学で神学を学んだからです。

ユニークな方であることは、
実際触れた方にはお分かりなはずですが、
このステージも、面白く、あたたかいものでした。
もっとも、全盲というハンディキャップの方について
笑ってよいのかという戸惑いも
聴衆の中にはあったかもしれませんけれども。





たまたまその時刻にイオンモールを訪れたため、
期せずしてこの中継放送とコンサートに出会いました。
これまで何度か拝見したことがありますが、
テレビ中継というのは初めてでした。
ちょっと私も映ったかもしれません。

最後に新垣さんは、
平和をもたらすことを、人々に願っていました。
「平和をつくる者はさいわい」という
聖書の言葉が祈りとして重なっていることは確かでした。