遠州横須賀・三熊野神社大祭(保存版)

DyDo日本の祭り2006現地特派員blogアーカイブス(H18.2.1~H19.1.10)

文化九年(1812)尺一寸の大太鼓

2006-03-11 17:20:55 | 大祭を紐解く
新屋町稽古場には、文化九年(1812)の尺二寸の大太鼓が残されています。「惣庄屋覚書帳」等の古文書によれば、当時の三社御祭礼(三熊野神社大祭)は、現在のような「祢里」を曳きまわしを中心とする祭りではなく、踊りや歌舞伎・仮装行列のようなものが主であったと推測されます。
また、時同じくして文化八年の「拾六軒町御用帳」には、一本柱万度型の「祢里」と思われる記述があり、この頃から「祢里」の曳きまわしを行う祭りが形づくられ始めことから、現在の祭りの黎明期といえるでしょう。
※写真(文化九年 尾州今宿村太鼓屋 堀田長兵衛 の墨書きの残る大太鼓・新屋町稽古場蔵)
三熊野神社大祭まであと27


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。