犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

おいてけぼり、ごりちゃん。

2014年12月19日 | おせわがかり日誌


お休みの日、ちょっと買い物にいってくるね、といって、

オレコのお父さんに、オレコのお守りと留守番を頼み、出かけていったのだった。

自宅はいま、工事をしているのだが、ベランダに人が出たり入ったりする。

その日もそういう日だったので、怖がりのオレコは吠えたり、泣いたりするので、

お守りをよろしくね、といって、出かけたのだった。

すぐ帰るつもりだったけど、30~40分は行ってきたのかなあ。




帰ってきたら、玄関に、

オレコの好きな「ごりちゃん」がころんと転がっていた。

あれ?おかしいな。

出かけるときはなかった気がするけど。

リビングの扉を閉めてきたので、オレコひとりで来るはずはないし。

もしかして、ふたりで散歩にでも出かけたのかな?

ん?でもセコムしてなかったし。いるのかな?



部屋に入っていくと、もうひとつのお気に入り、

おさるぼうをくわえてぶんぶんしっぽを振るオレコ。

ごりちゃんのことを聞こうと思って、あのさあ、と話しかけたら、

かぶせるようにオレコのお父さんが、

「さっきおもしろいことがあってさ」

と笑いながら言う。

「オレコが扉みて、くんくん泣いたからさ、

“よし、おーちゃん、おかあさんのところいこっか!”って言ったら、

“ほんと!”って、大喜びで、ごりちゃんくわえて、玄関まで走って行ったんだけど、

“あれ、おかあさん、いないねえ?”って言ったらね、オレコね、

“なんで玄関開けないの?お外いかないの?おかあさんお外なのよ”って怒ってね、

 ごりちゃんを「ぽいっ」て捨てて、部屋に戻っちゃったんだよ~」

と、おなかを抱えて笑ってました。




なーるほど。

それでごりちゃん、

ひとりで玄関にいたのかー。

そしてごりちゃんはそのまま、

なぜか月曜日の夜までそこにいたのでした。

かわいそうな、ごり。