犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

いぶし君、小さくて、人懐こくて、連れて帰りたかったほどに、たまらなく可愛らしかった。

2014年12月02日 | おせわがかり日誌


ミグノンに行ってきた。

ごはん、おやつ、カレンダーを買いに。

このあとヒカリエに行くつもりだったから、そこで買ってもよかったんだけど、

会場ではよしだただしくんカレンダーが売り切れになったとかいう話もあったので、

お店で買うことにした。

夫は彼が行くといつもいる「もちづききょうだい」に会うのをとても楽しみにしていて、

わたしも子犬たちにも会いたいのだけれど、もうひとり気になる子がいて、

その子に会えたらいいな、と思いながらお店に向かった。





いた。いぶしくん。会いたかったよ、君に。

ホームページを見ていると、ミグノンさんの動物たち、

特に中型犬と紹介されている子たちのほとんどが、存外、からだが小さい。

小型犬というわけにはいかないけど、オレコ(13.うんキロ)の2/3くらい、

10キロ以下の子が多くて、「抱っこしての移動が楽そうでいいなあ」と、

うらやましく思いながら見つめているのだった。

いぶし君もやっぱり小さくて、ワキワキちゃんと変わらない、

小さ目の柴犬という感じで、ああ、これはいい、きっと体力に自信のない人でも、

楽しく散歩ができるに違いないよ、と、また羨ましがっていた。

トモモリさんのメモによると、虐待されていたかも、なことが書いてあり、

吠えたり、いけないことをしちゃったかも?と思う時など、人を怖がるそぶりをするそうだ。

だからもし会えた時はこちらからは近づかず、ただだまってみていよう、と思ってた。

ところがなかなかどうして。人好きのようで、くーんくーん、ひんひん、と言いながら、

このように、初見の私どもにも、遊んで、撫でて、ねえねえ、ねえねえ、と語りかけてくれる。

はあ~。連れて帰りたい。

初老だと聞くが、元気そうだし、何より、初老のくせに、なんともかわいい。

こんなかわいい初老はそういない。はあ~。連れて帰りたい。

かなり本気で好きになったけれど、うちのやきもち焼きの折れ耳の顔が浮かび、

今の家の構造じゃ、無理だろうな、この頃イライラ神経質で、ほかの子に対して、

とても友好的とはいえない、むしろ、攻撃的だからなあ・・・と、肩を落とした。

田舎の部屋も庭もひろーい一戸建てに移り住みたい。

そうしたら、いぶし君専用のお部屋とお庭をつくって、大事に大事にするのに。

というわけで今日のミグノン動物紹介はいぶしくん。

できる限り古い(長い)子から紹介しようと思ってるんだけど、

いぶしくん、初老だけど老犬じゃないし、だけど元気で旅行できるのは、

あと数年くらいだろうから、早く家族見つからないといけないしね。

特別大サービス~。






なんて夢想していたら、どうもどうも、と頭を下げる子がいた。

あなたも小さいね。この柄は将来あまあまになる柄だよね。





「ちょっとまった~~~~!」といって飛び出してきた白い小さな子。





あなたはもしかして、白い乳飲み子三兄弟のひとりじゃない?

ほかのきょうだいはもらわれたんだっけ?ひとりでも、元気ね。

小さいねえ。まるでまだ子猫だねえ。好奇心いっぱいなのね。





もちづききょうだいが表紙のカレンダーを買った。

これ、とてもとてもほしかったやつ。買えてよかった。

フレームに入り込んでるのは、直接触れてはいないのに、

洋服にかすかに移った、ミグノンの犬たち猫たちの香りをすんすんし、

ふくれてむくれて怒っている、ミグノン卒業犬のオレコさん。




そういえば渋谷から恵比寿のあいだに「うさぎのしっぽ(恵比寿店)」といううさぎ専門店があった。

生体販売は好まないのだが、食べ物から医療からホテルから、うさぎのことは大体ここで賄えます、という総合店であることは魅力的だ。

全国に支店があるようで、ペットホテルをしているお店もあり、うさぎ飼いの方はよくご存じなのかも。

ことりやうさぎの扱いは、一般のペットショップでは小さい。

東京では住まいの関係で、小動物しか飼えない人が多いだろうから、不便だろうなあ。

うさぎ専門のお店があることで「心強い」と思える人がいるかもしれないから、貼って載せておく。





ミグノンの子たちは小さ目でスレンダーな子ばかり。

卒業生であるオレコも実は最初のうちはそうだった。

どうやらレトリバー系のお血筋のようなオレコさん。

いつのまにか、むっちり系に移行。

うちに来たころはたったの8キロだった。

当時は生後8か月ごろ。

東京都の愛護センターに保護されたのが生後6か月の頃で、

2か月をセンター暮らし、それ以前、誰かに飼われていた子犬のころは、

どんな内容かは定かではないのだが、虐待を受けていた様子という。

人も車も台車も何もかも怖がるし、かと思うと威嚇的だし、

顔色をうかがうというか、とても気を使うところがあるし、

お散歩はもしかしたら、したことなかったかもしれない。

ちゃんとしたものも、食べさせてもらえなかったのかも。

小枝のようにやせっぽちで、友人や家族がとても心配していた。

今は見る影もなく、むっちり&ずっしり。

お尻首胸からだつきのほとんどが、レトリバーの肉のつき方そのものだ。

避妊手術後に「太るからね」と言われていたのだが、本当であった。

今はミグノンで販売している福岡のメーカーの「ナチュラルバランス(ライト)*無添加」を食べている。

おやつはミグノンか、市販のもの(*無添加)。

何かのアレルギーがあるのと、特に犬用のフードやおやつは、

見栄えや匂いをよくするために、発がん性物質がてんこもり、

と聞いているし、ミグノンに来る子にもいるけれど、保護された動物は大体、

がんやら何やら患っていて、高額の医療費を払えない(払う気がない)ので、

捨てられたケースも多いみたいだ。だから与えるものは気を付けている。

が、たぶん、今のところ痩せていない。





いつの間にか12月。





来月は来年ですって。