犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

ふとんにもぐるひと。

2014年12月20日 | おせわがかり日誌


年がら年じゅうなんだけど、師走ということもあって、

オレコのお父さんは、平日もだけど、土日も会社に泊まり込み。

お父さんがいるときは、お父さんと寝るのが好きだから、

「おとうさんと一緒に寝よう」

と声をかけてお布団に入れちゃうんだけど、

お父さんが帰ってこない夜、オレコにそれを伝えると、

経験からどうもわかってはいるんだけど、オレコ自身は、

お父さんを待ちたい気持ちが強いらしいので、

ソファにいたり、おふとんで転がっていたり、

好きな場所で、待ちたいだけ、待つことにしているようだ。

まあ、近頃は、ほとんど、こたつの中にいるんだけれども。





夜中や明け方に、

人の出入りのあるうちの者の習性なのか、

わたしもオレコもかなり眠りが浅い。

だからオレコが、待つだけ待って、

(あるいはこたつが冷たくなって)

「もういいや」

とあきらめて、私の布団にもぐりこんでくるときは、

寝入りばなだろうと、明け方だろうと、すぐ目が覚める。

「おとうさん、やっぱりかえってこなかった」

といって、ぐずるオレコの頭やおしりを、

いいこいいこしてあげるのだったが、

ゆうべ(12/6)は事情が違った。




深夜ひとりでに目を覚ましたら、

まるいカタマリが足元にもういた。

まるっきり、気付かなかった。

珍しいことだった。

というのも、オレコは、

犬のくせにわりと思慮深いというか、

こちらがお布団めくって「どうぞ」と誘うまで、

じーっと枕元か足元で、こちらの寝顔を見つめて、

ほんとに、ただじーっと、待っているタイプで、

それがあまりに可哀そうなので、

(オレコの両目から放たれる起きろビームが強いからという説もある)

なんだかぱっちり目が冷めて、起きてしまう。

そういうやりとりがあるので、ついつい、

こちらの眠りが浅くなっているということもある。

ところが。

この日はいつまで待ってもわたしが起きないので、

待ちくたびれて、とうとう、自分で潜り込んできたものらしい。

ああ、そうだったのか、悪かったなあ、と、おしりをなでて寝る。

その1時間後くらいにまた目が覚めた。

すると、今度は枕に顔を載せてる。

むふうむふう、と、頬にかかる、オレコの鼻息で目が覚めたものらしかった。

おお。これもまた珍しい。

オレコが体制を変えるときも、

いつもなら、起きるはずなんだけど、これもまた見過ごした。

・・・ごめんよ、悪かったねえ。




ここのところ、師走の疲れがピークで、

あんまり眠りが浅いもんだで、

寝入りばなに飲んでる赤ワインがきいちゃってるみたいなんだよね。

一杯やると、あきれるほどに、ぐっすり眠れるんですよ。



今夜は飲まないで寝よう。