犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

鈴の音。

2014年03月12日 | おせわがかり日誌
ゆうべ遅く散歩に行ったのよー。

神社を歩いていたらばさー。

ちりんちりん、ちりんちりん、て音がするわけさー。

立ち止まって、振り返ってもなんにもいない。


 なんだろうね?


犬と目を合わせて、



 ま、いっか



て歩き始めると、また、



 ちりんちりん
 
 ちりんちりん



「口ほどにもない犬、日本代表」を務めている関係で、

オレコさんはすたすたすたすたーっと、急ぎ足です。

でもわたしは「もしや」と気になって、後ろを振り返りながら、確認しました。

ついてくる、小さな黒い影。


 ちりんちりん

 ちりんちりん



ねこたん。その鈴の音は、ねこたんじゃないの。

神社を一周している間中、ず~っとついてきて、かわいらしい音。

最終的には、裏の広場で、せいいっぱいからだを大きくして見せて、


 やるかやるのかおら


というふうなかんじで、おらおらしてきたのですが、

あちらも「口ほどにもない猫、中央区代表」のようだったので、

両者の間は縮まらず。



ついに口ほどにもない日本代表がすたたたたたたたたたーっと逃げ出し、

それを確認して中央区代表もすたたたたたたたたーっと逃げ出した。

つい最近、夜散歩に出くわす、神社の近くの大きなおうちの若猫でした。

まだまだこどもの茶トラの男の子。かわいったらないんだわ。

暗闇でしたし、うちの日本代表が走り回るので、写真はとれんだー。

でもかわいいねえ、ねこの鈴の音は。

あれほど愛らしい音が、この世にあるだろうか。

愛らしい鈴の音がついてきて、嬉しくなって振り返ると、

おばさんやおじさんの鍵やカバンについてるんだった、

てなると、ほーんと、ガッカリしちゃうんだよねー。

この世に猫の鈴の音ほど、愛らしい音はないんですからさー。



また今夜もあの子に会えるといいんだけどー。

うちの日本代表は嫌がりそうですけどさー。