犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

なまず

2014年03月01日 | おせわがかり日誌


なまずの天ぷらの名店に行きました。

母の誕生日祝いを1と月遅れでやりまして。

その関係で。





お店は岩槻の「きわい家」さん。






うなぎ屋さんなんですけども、なまずの天ぷらが有名らしく。





うなぎはヘビー級ですよ。





あぶらが通常の2~3倍は乗ってます。

そうでもないわたしは平気だったけど、うなぎ好きや通には厳しいかもしれません。

それほどのあぶらかたぶら。

肉のあぶらとはちがうけど、こんなあぶらなうなぎは食べたことないかなあ。

でもこういうのがこのあたりの人には人気なんですってよ、奥さん。

察するに、このあたりは遠くもののふの時代には、旅籠があったりして、

長旅の人をねぎらったりの関係で、このくらい強いパンチがきいたうなぎでないと精がつかなかったのかもね。

特に精が出る名産品(海もなければ山もない)があるでなし、目の前の荒川でとれる、

でっぷり太った川魚が最高のご馳走だったのかもしれん。

ゆえに、生類憐れみの令のときには大変だったでしょうなあ。



まあ、そんなこんなで、行ってきましたよ。

近くの神社で名物だという葛湯と羊羹を買って帰りました。



母の実家ではそのむかし、農業の傍ら、川魚の養殖をしていて、

こどもの頃から、なまずだの、鯉だのには親しみがあって、

ちかごろそういう料理を出す店が少なくなったために、今回の親孝行は、

とても懐かしく、美味しく喜んでもらえたようです。

なまずの天ぷらはとても上品で美味しかったです。

さっくりと、ほっくりと、くさみもなく。

ただし、うなぎはマイク・タイソン級でしたがな。



やっぱうなぎだけなら近所の相川屋がいいな。

とはいえ、特にうなぎ好きではないので、わたしは年1ぺんでも3年に1ぺんでもよく、

なんだったら、ずっと食べなくても平気なくらいで。



うなぎの将来のためには、そのほうが良いと思うんですがね。

好きな人や、商売してる人には、切ない話でしょうなあ。