犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

読書感想文 『大好きだるまー/大橋歩』

2012年07月17日 | おせわがかり日誌


~もくじ~

やっぱり飼い主に似るね
笑えたらいいのに
食べることが大好きなだるまーのおいしいについて
大人犬のしつけ
口がきけないからしかたないけどサ、困るよだるまー
たいへん、だるまーが黒ラブじゃなくなる
問題児はだれでしょう?
新十一月だるまー中年になる
だるまーがまたピカピカになった
だるまーのおかげでパパはいい人になったと思う
ますます可愛いだるまー



大橋さんの文章はとてもすんなり心に入ってくる。
そんな不思議な魅力を持ってる。

この本、大橋さんが描くかわいいだるまークンのイラストがとってもいい。
表情がいい、後姿がいい、とにかくいい。大人の絵本です。

だけど、それだけにとどまらない。
犬を飼うのがはじめてのかたや、あまり慣れてない人にとって、最適なガイドブックといえます。
というのも、大橋さんちでおこる、ダルマー関連のトラブル、教科書のようなんです。

ほら、失敗したときって、ほかの人がどうだったか、教えてほしいじゃないですか。
この本にはダルマーくんと、家族の、失敗が数々、案内されています。

・ダニがついたこと
・訓練学校に通って体を悪くしたこと
・人を怪我させてしまったときのこと(そのあとの飼い主の対応)

しつけがうまくいかないときの、飼い主の心の迷いや、苛立ち。
そういった心のひだも、飾りない言葉でつづられていて、思わず胸が熱くなる。
これから犬を飼う人、かつて犬を飼っていた人、今、犬を飼ってる人に、プレゼントしたくなる1冊です。

そして今、この本では子犬だったり、大人だったりした、ダルマーくんは、
目も見えないし、耳も聞こえない、介護が必要な犬になっています。
でもとてもかわいいです。たっぷり愛されてるいいお顔しています。



ダルマー富浦に帰る
お父さんが退院してきたので、ダルマーは富浦に帰ります。2,5階上の居間から1階に降ろさないといけません。お父さんしかこんなだっこはできません。ダルマーもお父さんを信頼しているから、とってもおとなしく抱きかかえられています。それにしても犬を飼うなら自分の体の大きさを考えて決めないといけないことを、改めて思いました。ダルマーは食欲もあってまだまだ当分元気だと思います。17才まで頑張って欲しいと思います。あと半年です。




どこのおうちにもいる犬と家族。
誰の心にもある、大事なアルバムみたいな、素敵な本です。
こどもにも読ませたいなあ、と思いました。

最後にお祈り。
だるまークンの毎日が、今までと同じに、とってもしあわせでありますように。

オレコもいつか、お別れするときがくるけれど、
その日まで病気をせずに、元気で、健康的でいるつもりです。
そのために今がんばってるのよ、いろいろ。