犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

雪は降れども、春は近づいてる。

2012年03月06日 | おせわがかり日誌


「ゆきんこなのよ」

あたたかくなったからか、めだかの活性が上がってきた。

冬の間、ほとんど餌を食べなかったし、動きもにぶかったのだが、

この頃はよく食べるし、活発に動き回り、何やら繁殖活動もしている様子。

うれしいけどまたたまご産んだら増やすかどうするかまだ決めてなかった。

どうしよう。





「おれこはゆきがだいすき」


今、6匹いて、以前30匹近くまで増えたことがある。

夏場の暑さや、トラブルなどで死んでしまうこともあったけど、寿命は1~2年か。

定期的な水かえは結構大変だし、去年の震災のときは大変なことがあった。

留守の間に地震で水槽の水が大方出てしまい、それがコンセントにかかったらしい。

家に戻ると、フローリングの床には、コンセントのコーティング部分が、

熱トラブルか何かで、とけてついたような「あと」がついいていた。

恐ろしかった。





「ゆきがふると不思議なの、町がし~んとしているのね(おみみぴんぴん)」


それから火事に関しては細心の注意をはらっているので、

たぶん大丈夫だとは思うが、今年の繁殖を迷う理由のひとつだ。

とはいえ、水に生きる生物が暮らしの中にあるのは、とても心落ち着く。

小さな甥っ子と姪っ子がうちに遊びに来たときも、

このめだかたちにとても興味を示していたし、おれこも時々、

水槽の中を自由に泳ぐめだかたちをうらやましそうに見上げている。

どうなんだろう。増やすか、増やさないか。





「ちまんない」(なんちゅーすわりかたなのさ)


増やすとすると、春から夏にかけて産卵するので、

その卵を別の水槽(流水状況をつくる)に入れて、稚魚になるのを待つ。

同じ水槽に入れてしまうと親が食べてしまうのだ。

その手間を考えるとちょっと憂鬱になる。

稚魚の世話は成体の世話より手がかかる。

それを考えると憂鬱だが、

最後の一匹が召されて水槽が空になったとき、それはそれで憂鬱だ。

どうしようかなあ。





「おうちゃん、あそんでくれないと、ちまんない」


ちなみにおれこは今日、

私が机に向って仕事ばかりしているので、とてもつまらなさそうだった。

時々背中に穴があくような視線を感じる。

それで振り返ると、期待のこもった眼で「あそぶ?」ときかれる。

動物のお医者さんのチョビそっくりだ。

ああ、お母さんはその眼に弱いのだよ。

それにしてちみの座り方はなんて奇妙でかわいいんだろうね。





「あそんでくれたまえ」


来週からは小春日和だとかいってるが、朝夕はまだ寒いし、

室内干しの洗濯物を乾かすときにはまだまだストーブが必要だ。

なのに灯油がからっぽになってしまった。

明日はとってもあったかいと聞いているが、その次の日は寒いらしい。

いやだなあ、と思いながら、傘をさして近くのガソリンスタジオに買いに行く。

雨だし重いしじき春だし10リットルでいいかと思いながらも、いや、今買って使いきれば春にはなくなる。

次の冬まで使わない灯油を家の中に置いておくのはなんだかいやだ。

とか思い迷い、結局、18リットルに。

重いよ重いよといいながら、片手で18リットルの灯油を持ち上げ、家へ戻ったのだった。



今、ヒース・レジャー最後の映画を見ているが、

ながら族だからか、おもしろくないからか、内容に興味がないからか、物語が、全然頭に入らない。

ヒースが亡くなってもう5年も経つんだな。時の経つのは早い。残酷なほどに。


今日は早起きだったし、よく働いたし、明日は仕事だ。

明日は明日できっと帰りは遅くなるだろうし、だから今日はおれこを楽しませようと思ってたのに、できなかった。

明日はまたお弁当を作るし、仕事があるから、早く寝ようと思ってたのに。

ふと気づいたら結構な時間になっていて、あわててごはんをつくり、

また仕事を始めたのであるが、ごはんを炊いてないのに今、気がついた。

仕事をいったん中断してお風呂に入るか、先にごはんを炊いてカレーを食べるか、今、迷っている。

さっきまでおなかがいっぱいだったのに、今はおなかがすいている。

迷いに迷って、ごはんを炊くしたくをしてから、お風呂に入ることにする。

おれこがうらめしそうに見ている。ごめんね、おれこ。

今日はとっても、ちまんなかったね。