kirakira-kirara

ある日突然『あなたガンです』って言われてビックリ…。
子宮頸ガン0期で円錐切除したkaorieの経過観察中の日記です。

心の傷

2016-07-16 | 日記


またまたごぶさたしています~

もうなんだか毎日に取り残されていくようで
私の気持ちとは全然違うところで季節が動いていき
いつも言っているけど、そんな感じ


もう夏だよね すっかり


先日、息子の母校の部活応援に球場まで行ってきました
本人が自動的にOB会に所属になるのは理解できるけれども
親が自動的に後援会に所属になるのってなんだかなぁ

まぁ、わかるけど

現役のときにそうやってしてもらってきたんだからやるけど
何年もたって全然知らない代になってもやるのかしら…


なんか正直、私の傷に塩を塗らないでくれって気持ち


でも、まぁそうねって思って…数人のお母さんと行ってきた
もともと野球大好きなので、懐かしいし息子の後輩を見るのは楽しい
久しぶりの仲良しのお母さんたちとの会話も楽しい
後輩君たちは勝って、本当によかった
行ってしまえば楽しかったで終わる


だけど行く前はほんとに憂鬱


後輩くんたちが、最後の夏を満喫している姿を見るのは微笑ましい
息子の分まで夢をかなえてほしいと思う
本当にそう思う

その裏で渦巻く気持ちを自覚する

努力が嘘をつかないなら、誰よりもその努力を息子はしたはずなのに
どうして息子の努力は実を結ばずにひっそりと終わってしまったんだろう


もう切り替えないと
どうしようもないことにとらわれずに生きるために
違う場面に切り替えないとつらくて息ができなくなる


なんでもない日常の場面ではもう痛くもかゆくもない傷なのに
一度場面を切り替えて戻せば
まだふさがってないどころか
血も止まっていない傷を直視することになってしまう


わかってるんだよ


評価なんか、結果なんかはほんとに一時的なもので
後に残るのは、その時に真剣に向き合ったその姿勢と努力
そういう意味では息子はそれを全部手に入れたと思う

だけど、ほんの一瞬で
苦しかった時間はすべて報われるのに
一瞬の光のためにすべてをかけて取り組んだのに
なんで息子はその一瞬のごほうびさえ
もらうことができなかったんだろうって

どんなにそれを渇望していたかを知っているから
やっぱり私の悲しみは終わらないと知る
あきらめるとかしょうがないとかそんなんじゃない


そして、場面を切り替えてしまえば
自覚もなくなり、楽しく生きていられるの


今を生きていられるというのは、その点がすばらしいよね
地縛霊みたいにその場面に縛られて生きなくて済むから

だけど人間は機械じゃないから
切り替えはできるけど、忘れることはできない
でも忘れることはできないけど、薄まってはいくのよ


皮肉なもので

もしも一瞬だけの光を手に入れたなら
それだけを心の支えにして、それにとらわれての人生になってしまう可能性もあるので
思い込みの激しい息子の性格からいって、不本意な結果があとのためには良かったのかもしれない


それはずっとあとになってみないとわからない


その結果は私…お墓で知るようかもね 笑



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