相当うっそうと生い茂った髪を切りたいな。
と思う日にかぎって火曜日。
かんたろの髪をカットしてるお店は、火曜日は定休日。
そこのお店のおにぃちゃんは おいらとほぼ同じ年。
カットの腕がたしかな方がたくさんいるお店だけど、おいらのカットはいつもおにぃちゃんがしてくれる。
「軽くしたいなー」とか
「コロンコロンのカールかわいいよねー」とか おいらの注文は毎回そんな感じ。
「じゃ、今日はそんな感じでいきますかっ!(笑)」
と軽いノリで いつもおにぃちゃんのエッセンスが入るお任せスタイルになる。
ときどきロッカーにパリコレなどの外国雑誌の切り抜きをとっといてるらしく 持ってきて
「こんなの好きそうだと思うんだけど どう?今日やってみていい?」とか言われる。(笑)
スパイラル巻きやフォワード巻き、ロットの大きさや巻きがひとつおきだったりミックスされたり
作業を見ててすごく面白い。
巻きのお手伝いをしてくれる別の人は
おにぃちゃんに「そこは フォワード。」とか時々指定をされて巻いてくれるんだけど
「??え?ここフォワード??どうなるの想像がつかない!!」とか叫ぶ。
お任せはけっこう危ういけど
出来上がるまでどうなるかわからないところが面白い。
お客様の中には
「出来上がりが想像と違う!」と泣かれたり
「なんか切りすぎてる!」と怒る人もいるので
カットする人は内心ひやひや商売なのではないかな?と時々思う
出来上がりが想像と違うのは 髪を切る相手にうまくイメージを伝えられてないからだとおもう。
自分の毛の質や量がイメージする人とは違うから
たとえ同じカットでも一人一人頭の大きさや顔の印象が異なっていることで、同じようにしても違うものに見えてしまうようです。
切ってくれる相手も自分のことやイメージをわかってもらえてると もっと自分にあったアレンジをしてくれるのだけど それはちょこちょこ通うお店を変えてしまうお客さんには無理な話。
普段、おにぃちゃんとはゲーム談義や馬鹿話に花が咲くのですが
時々まじめな話もします。
「このまえ雑誌で紹介されたら お店がすごく忙しくなっちゃって。。。」
「そうなんだー じゃぁこれからはもっと予約取りにくくなるかな?」
「でも雑誌を見てくるお客さんはリピーターにはならないんですよ。」
「???なんで?」
「目新しいものを探し続けるお客さんは、飽きて次の目新しいものに流れてしまうから」
「へぇー そういうもんなんだ。」
「正直いうと、そういうお客さんの髪がいろいろな店で違う薬剤をつかってどうなろうと別にかまわない。僕は僕のお客さんの髪とイメージを大切にしたいから。(笑)」
そんなポリシーを持ってるおにぃちゃんに もう10年以上も髪を切ってもらってます。
次いくときは おいらから珍しくリクエスト

「こんな風に切って!」とイメージをもっていこうかなと思ってます。
画像は東京電力のCMの。。。あ、猫の方じゃないからね。9歳の男の子の方。(笑)
この子の頭はすごくかわいい。(笑)