トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

2015年に読み直すべし(2010年の参院選)

2010-07-12 19:33:33 | 政治や経済
以下、私だけに通用すればよいというだけのことを書いておく。調べたり考えたりせず感じたままで。なんで書いておくかっていうと、2015年くらいに心して読み直して、自分はわかっちゃいないことに時間を遣うばかなんだなあ、と反省したいから。
前に書いた分をちゃんと読み返すことはまずないので。今回は心して題名に入れておく。

予定がはっきりしなかったので、いつもなら期日前投票しておくところだが(若者の投票率を上げるためにネット投票を導入、というような案があるみたいだけど。「本人が」「自由意志で」云々をクリアできても、ネットセキュリティやデータの流失や管理が私はどうしても怖い。面倒だから選挙に行かない程度の人達なんて、財政難のおりにはほっときゃいいだろうにさ。暴言かな? 時間外労働や休日出勤で日々よれよれなら、投票場に行くなんて、物理的・医学的に無理かもしれないか・・・)。今回は書く名前がなかなか決まらなさそうなので、当日に行くことにしていた。
歯医者さんとか、スーパーの有能そうなレジ担当者とか。日頃お世話になっていて仕事ぶりが尊敬できて人柄も良さそうで、年上(たぶんこれもポイント。私の甘えた心ゆえに)で、でも、必要以上の会話は今までしたことのない人達。そういう人が薦めてくれるように書いて投票したい、と何日か考えたりしていた。もちろん、実際はお薦めを尋ねたりはしなかったけど。
新興宗教の信者の説得・職場関係の指示・労組の指示など。みんなみんな、「ああうるさい。これが浮き世の義理かしら」としか思わなかったのに。今回は、関わりがあって信頼できる人に薦めてもらえたら従っちゃうな、と初めて思った。しかし、何人かに尋ねれば、お薦め内容が一致しなかったりするんだろう。だから、あまり会話したことのない人にぽんっとききたかった。
そんな迷いぶりは、先日書いたはず。うん。7月3日に書いた。

負けた民主党でも、労組がついている候補は強かったみたいだ。
でも、なぜ、自民党? 世襲系議員(青木・岸・中曽根・若林、など)や小泉元首相時代に見いだされた女性3議員(猪口・片山・佐藤)などが私には印象的。
私みたいに、1票を投じる根拠を自分の外側に求めた人も多いのかもしれないな。

そんな中で、「みんなの党」(なんか、「20世紀少年」に出てきそうな名前だ)の躍進。
現職の所属議員の顔ぶれはいいように思える。景気の改善策は選びにくいけど、現状でも公務員制度改革ならできるからそれにこだわっている党はいいかも。しかし、他に掲げている政策って何だ? 景気対策的には小泉純一郎路線つまり上げ潮派っていうのだよね? 私自身は、生活に金融や投資とかをあまり組み入れたくないんだけど。日本が外国の制度を取り入れれば良い、というのも違うと思っているし。・・・ううう。すみません。「アジェンダ」って読んでいません・・・。しかし、小さいから良くも悪くも政策の実現率は低いから政策の急展開はなさそう。小さい野党というのはとりあえずガス抜きを担ってくれそう。
つまり、現状の緩やかな維持を臨んでいるのか自分は、というのが嫌で。ここに入れるのは怠慢な気がした。

どの政党のものでも政策ごとに賛成も不賛成もあるし、そもそも私には良し悪しが判断しかねるし。だから、与党として選んだ党への態度として。嫌な面は受け入れ良い面を信頼する、人間関係のように感じていたんだな(稚拙か)。それでいうと、たった1年足らずで見切りをつけるのはない、と思った。特に、さんざん時間をロスしたあげくにまたねじれというのはいかがなものか?
ただ、今回は参院選だった。衆院選だったらまた違う結果だったかもしれない。

でも、なぜ自民党?
投票した人達は、どの時点の日本にさかのぼりたいのだろう?
それと。与党の立場に慣れている政党が1つだけというのは避けたい、と思わないのかな。民主党には与党である能力を培う資格はなしと思ったのかな? 官僚組織が強大なのはわかっているなら、それを制御できるようになるのは並大抵のことではない、というのも明らか。政権の短命さや支持率の低さは旧来型の官僚にとって有利。官僚と政権の政治家の力関係を直撃するだろうに。
もちろん、旧来型の官僚と異なる人達も増えているのだろうと思う。日本社会全般の変化は官僚にも及んでいるはず。透明性とか公平さとか、わずかずつでも増えているだろう。そういう人達の改善の動きを後押しすべきなのに、梯子を外すような事態に陥らせるのはいけない。

前の参院選で「ねじれ」た時は、自民党に対して牽制やお灸の意味で民主党に入れた人が多いんだろうな、と思ったんだけど。今回の「ねじれ返し」(・・・?)については、なぜか、回帰かな、と思ってしまった。行き詰まって引き返した、という感じ。

ま、今回は前夜にぽぽんと決めて、上に書いたことと(多少)矛盾する名前を書いてきたんだけどさ。棄権するのとどちらが無責任だったのか、今も本当にわからない。


最新の画像もっと見る