さわやか易

人生も歴史もドラマとして描いております。易の法則とともに考えると現代がかかえる難問題の解決法が見えてきます。(猶興)

ブログ開設17周年を迎えて

2023-08-23 | ご挨拶

残暑お見舞い申し上げます。

毎年夏は暑いのですが、今年は特別に暑いような気がします。猛暑、酷暑、危険な暑さという表現がぴったりですね。

コロナの制限がようやく緩和され、花火大会などの行事も復活いたしました。4年ぶりという行事もあるようです。パンデミックという言葉は聞かれなくなりましたが、やはり今回の新型コロナウィルスの蔓延は世界的な疫病だったのでしょう。

先日ある講演会で聴いた話ですが、現在日本の15歳から40歳までの死因のトップは自殺だということです。何ということでしょうか。少子化で若者が減っている時代にその若者が自殺に追い込まれている。それは由々しき問題ですね。

コロナによる経済的破綻もあるでしょうが、セーフティネットはないのでしょうか。これでは日本は良い国とは到底言えません。日本の場合は路上や河川敷などに寝泊まりするホームレスの人口は約3000人位で世界でも最も少ないそうです。しかし、ネットカフェに寝泊まりする人、ニート族、引きこもりなどを含めると、ホームレス予備軍は約1000倍の300万人位になるそうです。

これで日本の未来は大丈夫でしょうか。この辺で根本的な手を打つ必要があるんじゃないでしょうか。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。日本人の良いところは、助け合いの精神があることだったのではないでしょうか。それが、いつの間にか、人は人、自分だけ良ければ、こんな精神が浸透してしまったのではないでしょうか。

何もかも、グローバル・スタンダードの責任にするつもりはありませんが、バブル崩壊後に、この精神が浸透してきたことは間違いありません。このグローバル・スタンダードの考えは共産主義と根っ子を共にする、個人主義に陥る考え方です。個人主義が浸透すれば、日本人が日本人でなくなります。いろいろ原因は様々でしょうが、若者の自殺は個人主義の浸透だと思っています。

昔に戻ることが良いことだとは思いませんが、ここらで新しい将来の日本人に相応しい動きが始まることを切望しています。きっと、今の若者の中に、そんな未来を想像する熱意をもった人がいることを信じています。

「さわやか易」17周年にあたり、そんなことを考えました。

これからもよろしくお願いします。(猶興)

 

 

 


コメントを投稿