親分、アメリカの独立は「ボストン茶会事件」がきっかけだったんですよね。
イギリスの東インド会社の船から積み荷の紅茶を海に投棄したという事件だな。そんな事件もあったんだが、原因は税金なんだ。その頃、既にアメリカ東海岸には35の植民地タウンがあったんだ。イギリスはそこからしっかり税金をとっていたんだが、植民地の言い分は一切聞かなかった。イギリス議会に代表を送ることさえ反対していたんだ。植民地の人にしてみれば、議会には参加させてもらえない、税金だけ取られるというのは納得いかないという訳さ。それなら、いっそのこと独立しようという動きが出たんだな。
独立戦争で活躍したのがワシントンなんですよね。
そうだ、ワシントンは少ない兵器ではまともに戦ったら勝ち目はないと、徹底的に負けない戦法をとって、持久戦とゲリラ戦で戦ったんだ。
それでワシントンが戦争に勝った英雄として最初の大統領に選ばれたんですね。
その時に、イギリスの陰の支配者だったロスチャイルドたちは独立はさせても、経済的にはいつまでも支配していこうと考えたんだ。そこで、イギリスのポンドのように、アメリカに中央銀行をつくり、ドルの発給権を握ろうとしたんだ。ところが、ベンジャミン・フランクリンが猛反対したんだよ。しかし、まもなく亡くなってしまうんだ。
ベンジャミン・フランクリンという人は解っていたんですね。確か、ろくに学校も行かずに独学で勉強したんですよね。アメリカ合衆国独立の父とまで呼ばれた人ですから
偉いもんですね。
そうなんだが、建国には莫大な資金が必要だから、結局、民間80%、政府20%という比率で第一合衆国銀行というのが出来たんだな。1791年のことだ。勿論、民間というのはロスチャイルドたちのことだよ。ただし、20年間という期限が付いていたんだ。
アメリカは独立の最初からユダヤ人金融家たちに支配されていたという訳ですね。
経済的に言えばそうだよ。そして20年後には議会が更新に反対したんだ。イギリスは翌年に戦争を起こすんだ。ロスチャイルドたちがイギリス政府を動かしたことは明らかだ。戦争には莫大な金がかかるからな。そうして、また1816年に同じような第二合衆国銀行が出来るんだ。これも20年間の期限付きなんだが。
食いついた獲物を離さない禿鷹みたいですね。
また20年後、今度は時のジャクソン大統領が。「一部の金融家が甘い汁を吸うばかりで国民の利益にならない。」と言って猛反対するんだ。ところがアメリカの金融は未だ力がなく、国債や州が発行する証券をロスチャイルドたちに買い占められて、動きが取れなくなる。そうこうしているうちに、南北戦争が起こったんだ。
南部の奴隷制度に反対する北部との戦争ですよね。
それは表向きの理由で、本当はアメリカの弱体化を狙ったイギリスの仕業なんだ。ロスチャイルドたちは北部にも南部にも戦費を融資しているんだ。しかも年利30%の高金利だ。戦争は金融家が一番儲かるのさ。ここでリンカーン大統領が戦費を調達するために政府紙幣を発行するんだ。この紙幣で北軍は南北戦争に勝つんだが、面白くないのはロスチャイルドたちだ。議会の金融勢力を動員して民間(自分たち)主体の銀行をつくるための「国立銀行法」というのを成立させるんだ。リンカーンはこの法案を廃止させようとした。ところが、その直後に暗殺されたんだ。
ということは、リンカーンを暗殺したのはロスチャイルドたちなんですか?
勿論、証拠はないんだが、暗殺犯のユダ・ベンジャミンは犯行後にイギリスに逃げているんだ。ディズレーリ首相の元側近だったというから間違いはないだろう。
いや、怖いですね。金融というのは命がけなんですね。
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