植生Salon

植生Salonでは、植物や緑、自然の面白さを探究するとともに、それを多くの方々と分かち合ってゆきます。

5/29田中優さん講演会in飯田にて新刊「地宝論」販売!

2011-05-27 | Weblog
「地域の自然と人を活かす」という講演タイトルに、新刊「地宝論」の出版。
http://www.ab.auone-net.jp/~co-mirai/chihoron.html

いい流れです。

飯田美博での田中優さん講演会にて、50部限定先行販売です。¥1,575(税込)

【1章】 食料はどうなる? どうする?
 グローバリゼーションっておかしい!/農家に「転身」より「融資」/ネオニコチノイドからの脱出/発酵文化の応用/ほか
【2章】 自然をどうする?
 ウシを森で育てる/ブタで耕作放棄地を再生する/ほか
【3章】 みんなの知らないおカネの問題
 おカネのゆくえ/砂の城、ドル王国/農業の自由化反対? 賛成?/ほか
【4章】 おカネの使い方をかえるには?
 広がるNPOバンク/脱! 東京まかせ/ap bankの誕生/ほか
【5章】 つなぐ、つながる生き方とは?
 得して自給するエネルギー/私たちしか選択できない未来/ほか
【附録】 福島みずほさんとの緊急対談
 自然エネルギー転換で93万人の雇用創出が可能に


いろいろなアイデアが詰まっている。

地域自然遺産の保全には、コモンズの森の考え方が応用できないかな。

タガソデソウ

2011-05-24 | 自然
誰が袖の香りか?

っていう香りはないけど、そんな雰囲気を漂わせる草。
扇状地生コナラ林にて。

エビネ↓さすがに見ごたえあります。


謎のチゴユリ↓

標本レスキュー,200点終了

2011-05-18 | 自然
おととい,急を要する作業,洗浄~乾燥機入れを終えました.
積極的なボランティアさんの協力により,のべ約4日でした.

まずは一安心.

写真はテンナンショウ属の一種.
質がうすくて,とけそうで,大変でした.
でもまあまあのリカバリーかな.

さらし布をかぶせ,新聞ではさみます.


塩抜き中↓


最初の袋から出すところ↓


重傷のトモエソウ↓


すこし,根をつめたらしい,昨日風邪ひいた.
え?飲み過ぎ?

今日のはな

2011-05-15 | 自然
ザイフリボクです。(采振木)バラ科、ザイフリボク属
花のふさ全体が采配のようだから。

葉の形はこれといって特徴がありませんが、葉の裏に綿毛があって、白くみえます。

ポツンポツンと単木で生える不思議な木。
隙間で生きる木なんでしょうね。

こういう、へんな木には萌えます。


ヘビノボラズ(絶滅危惧種)↓


コジュズスゲ↓穂が桿の中ほどから、間隔をあけてつきます。

枯れた庭木を伐採

2011-05-11 | Weblog
先日,枯れたハナノキの庭木を切り倒しました.

胸高直径15cm,樹高約10m.

一人でできた.

バッチリねらい通りの方向で(^_^)v

ついでにアジサイとサツキも,御免!
これでスペース広がったわい.

今年は畑しようか.

この木はこんどの冬導入のストーブ薪にしてあげるから心配いらない.

ビールがうまくなってきた.

陸前高田,鳥羽源蔵氏の植物標本

2011-05-10 | 自然
今日,岩手から押し葉標本が届きました.

台紙と標本は塩水でぬれているものがほとんどですが,泥をかぶってはいません.
おそらくぬれても状態の比較的よいものが送られてきたのでしょう.

この標本一つ一つに,ビニール袋がかけられていたのは,土地柄上偶然ではないと思います.

鳥羽源蔵,という方の,明治時代のコレクション.
この方は,岩手博物界の太陽と言われています.

今まで知りませんでしたが,宮澤賢治とも交流があったようです.

もしかしたら,田中芳男氏とも...


このような貴重な標本の維持に協力させていただけること,身がひきしまります.

写真は明治34年に採られたツマトリソウ.
好きな草なので.

送られて来た中でも状態のよいものです.
台紙は半分ぬれてますが.

今日は20点の前処理をしました.送られてきたのは200点.
明日から,お手伝いさんの協力をえて,始めます.

日本一美しい村 (リニア中央新幹線とその大きな代償)

2011-05-08 | 自然
風景がひとの心に与える影響は大きい.

きょう,大鹿村に向かう途中であらためて認識した.
小渋川をさかのぼると,遠く谷の奥に赤石岳(標高3120m)がみえた.

きれい.

脳のなかで何かが分泌されたようだった.


伊那谷自然友の会ジオツアーを開催.

この村の多くのひとは,急峻な山腹にできたテラス状の地形にくらしている.
地滑りによって形成された地形らしい.

民家の周囲には,農地などが広がる.

山腹のこの人のある風景と,小渋川,赤石岳が大鹿の美しさのほとんどをつくっている.


ここに,大山脈を貫くトンネルが口を開ける事と,
それにまつわるエトセトラは,人の暮らしに何をもたらすのか.

地滑りに起因するここでの人の住みかは,湧水と土壌が豊かだ.
その近辺に,トンネルが掘られたら,水がそこからぬけてしまう.湧水がかれる.


この大開発により,犠牲になるものはとてつもなく大きい.

その開発は,日本人にとって,本当にそれだけの価値のあるものなのか?

よく考えねばならない.

大鹿は,この開発に巻き込まれる多くの人里の,ひとつの象徴にすぎない.
すぐそこに,人の暮らしの危機がせまっている.

考えるべきだ.

【拡散希望】 5/29 長野県飯田市で田中優さん講演会

2011-05-06 | Weblog
飯田市美術博物館にて、田中 優さん(未来バンク事業組合理事長)の講演会を開催します。

テーマは、「地域の自然と人を活かす」

内容は、タイトルどおり地域の自然と人を活かす、という視点から、
食糧・エネルギー、お金の使い方、子どもの将来に関わる社会、私たちのこれからについて話していただく予定です。

是非おいでください。
当日来られない方には、ネットでUstream中継してもらう予定です。


5月29日(日) 
講演:午後2時~3時半(開場午後1時半)
意見交換:3時45分~4時45分

飯田市美術博物館2F講堂

参加無料!申込不要!

伊那谷自然友の会、飯田市美術博物館 共催。

チラシはこちら↓
http://www.iida-museum.org/user/shizen/2011koza/tanakayuu.pdf


伊那谷に田中優さんを呼ぶ会、というささやかな集まりがある。
私が田中優さんという人を知ることができたのは、この会が主催する講演会に関わってからだ。

田中さんは、地球温暖化防止、脱原発というエネルギーに関わる問題を軸として、戦争、貧富の格差、過疎、里山の荒廃など、多くの社会問題に触れ、それらの問題は全て社会構造の根本でつながっていることを説く。
そしてそれらの問題は解決可能であることを、楽しいアイデアとともに提案する。

何よりもその活動を動機づけている田中さんの人間愛。これが私が興味をもち、みなさんにも話を聞いてほしいと願う理由だ。
この5月29日(日)、伊那谷自然友の会総会講演会講師に田中優さんをお迎えすることになった。

昨日の初花をふりかえりながら

2011-05-03 | 自然
昨日は,上伊那ツアー.
ツルカノコソウ(オミナエシ科).
すっごく前に,高尾山観音沢コースだったっけ?でみて以来です.


ヒゴスミレ↑ 全体的に大きい! だれかみたい(笑)


イチリンソウ↑こちらも伊那谷に来てからは初!


サクラソウ↑あ~,はれものに触るようだ.


マキノスミレ↑ 牧野富太郎さん,パイオニアの特権ですね.

昨日岩手県立博物館より,あの陸前高田市立博物館の植物標本,津波で塩と泥をかぶったものを,洗浄・保守する作業への協力依頼がありました.

明治時代の標本もあるとか.

約8000点のうち,200点分,飯田美博で引き受けることにしました.

現場の土と臭いとともに,手おいの貴重な植物標本が避難してきます.

タテタカコ

2011-05-01 | コミュニケーション

開善寺クラフトが今日は雨天中止.
なので,アースデイ企画★SATOYAMA samit 『仲e伊那~なかいいな~』 中川村

をのぞいてきました.

飯田市在住のアーティスト,タテタカコさんのライブ.

包み込むような歌声に,何かいろいろこみ上げてきて.
感極まってしまいました.
やられた.

最初の音あわせの発声の時点で,うるうる.
冒頭の歌,君は今,で泣き.
そのまま最後までだらだらと.

数回目のライブ視聴ですが,こんなのは初めてのこと.

俺は泣きたくて行ったのか?


ようやく,タテさんのファンになったかもしれません.
すごいアーティストパワーだな.

でも毎回泣いてるのはねェ~.
今回だけかな.