植生Salon

植生Salonでは、植物や緑、自然の面白さを探究するとともに、それを多くの方々と分かち合ってゆきます。

植生学のこと③

2020-01-28 | 自然
植生学のような、植物の集団をとらえる視点が、人にとって何の役にたつのか?①

パッ、と答えるのがなかなか難しいのですが、
緑の中にある文書・図書を、読み解く手段であると例えます。

植物の1種1種が単語であれば、その組み合わせになっている様々な緑は文書。
様々なジャンルのある文書・図書。


植生学のこと②

2020-01-21 | 自然
地表を被う緑は、踏み跡の緑、畦の緑、土手の緑、林の緑、林のへりの緑など様々なタイプの緑で構成されています。

植生学は、まずその様々なタイプの緑を、見た目や植物の種類構成の違いによって識別します。

植生(vegetation)とは

2020-01-05 | 自然
植生(vegetation)とは、地表を被う緑のことで、”緑被”とも表現されます。
草地や森林、田畑などの総称としてイメージしていただくとよいと思います。
それらを科学するのが、植生学(vegetation science)です。

ひるま植生Salon

2020-01-05 | 自然
ひるま植生Salonでは、植物や緑、自然の面白さを探究するとともに、それを多くの方々と分かち合ってゆきます。
ひるま植生Salonでは、植生調査、植物相調査、自然案内、植生管理補助などをお引き受けします。
博物館勤務経験のある個人(学術博士・学芸員)が運営しております。
お気軽にお問い合わせください。

上田市太郎山で植物しらべ

2019-04-02 | 自然
長野県上田市のソウルマウンテン、太郎山(1164m)の裏参道にて、植物しらべを行います(月に一度)。
主催は、信州上田太郎山賜生会さん。一緒に調査してみようかなという方、募集中です。

 これから、上田市民のふるさとの山をみんなで見守って行こうというもので、登山道沿いの植物を記録していきます。
成果としては、種類のリストと、花暦ができるイメージです。これを毎年行いたい、ということです。

 昨年から試行的に始めてますが、新年度よりコンサベーション・アライアンス・ジャパンの助成を受けて、本格始動です。
 当サロンの学芸員がリードいたします。目につく、耳に入る鳥や、虫なども可能な限り紹介したいと思います。

 初回の4月は事情により平日(18日(木))になりますが、5月以降は基本的に土曜日か日曜日の実施になります。
どなたでもお気軽にお申し込みください↓
https://akodaira1028.wixsite.com/taroyama…

#モニタリング、#自然しらべ、#ソウルマウンテン




西上州の山

2015-05-19 | 自然
なかなかよかったです。

ヤマタイミンガサに、ヤマブキソウ、ツルキンバイ、サラシナショウマ、ソバナ、ルイヨウボタン。

林床フェチの僕にはうれしい場所でした。

すでにニホンジカ来てますけどね。

樹木は、ナツツバキ、ブナ、ミズナラ、オオイタヤメイゲツ、ダケカンバなど。

山頂部にはクサタチバナがあり、そろそろ咲きそうでした。



ぶらり北信イチリンソウ

2014-05-04 | 自然
飯山をぶらり中に、イチリンソウの群落に遭遇しました。





所々にオドリコソウもあります。
写真中に見えているのはヒメオドリコソウ。


南信で希少なものが、雪国ではこんなにあるんですね。

ただ、圃場整備された土手にはヒメオドリコソウ、、、などのみでしたが。


道中、イカリソウ、スミレサイシン、イワナシ、オオタチツボスミレなどもみました。


菜の花畑に 入り日薄れ♪ 
の作詞者が高野辰之という先生で、

ゆかりの地であることを初めて知りました。


菜の花祭りで周囲は賑わってましたが、この植物を見てる人はいたかな、、、



高野先生もかって、国文学よりも西洋 文学を偏重する教育に、もともとある庭先の朝顔をみずに、西洋から来たヒルガオばかりを愛でているようなものだ、、、と。

ちょっと、朝顔はもともと日本にあったのか?とつっこみをいれたくなりましたが、まあお気持ちはわかりますということで。
より古くからあったのかな?


菜の花の 陰にて咲くや 一輪草













2/9(土)飯田美博自然講座「小さな植物ネコノメソウ類」

2013-02-02 | 自然

飯田市美術博物館
自然講座「小さな植物ネコノメソウ類」 のご案内です.

講師:上野勝典さん(南信植物調査会)・深町篤子さん(東京農工大学)

日時:2月9日(土)13:30~15:30
会場:科学工作室
聴講無料・申込み不要


初春の渓流にひっそりと咲くネコノメソウの仲間は、
隠された宝石のような可憐な魅力を放ちます。
ネコノメソウの深い世界へご招待いたします。


早春に水辺を彩る小さな黄色い花、ネコノメソウ。
スプリングエフェメラルの代表のカタクリやフクジュソウと比べると
なんとなく存在感が小さいですが、信州、とくに南信には
多くの種類のネコノメソウが生育しているので、
ネコノメソウを探して春の水辺を歩くのはとても楽しいです。
信州で見られるネコノメソウの区別ポイントを中心に解説します。
 (上野さんより)


ネコノメソウの仲間は東アジアに多く分布する植物です。
渓流沿いでは早春に足元で小さな花を咲かせ、山好きの人を誘います。
でも夏になるとおなじ植物とは思えないくらい形が大きく変化してしまうので、
見つけられなくなってしまうこともあるようです。
天龍川や多摩川、利根川上流では、一つの枝沢で複数種のネコノメソウの仲間を見つけられることがあります。
講演では、ネコノメソウの仲間を追いかけながら、
思わず私が不思議に感じてしまうことを紹介させていただきます。 
 (深町さんより)




昨日南信濃 易老渡~面平 でのカエデ類.

2012-11-10 | 自然
ハウチワカエデ↑


紅葉が見頃です.


コハウチワカエデ


ヒナウチワカエデ


コミネカエデ


ウラゲエンコウカエデ


これもカエデ類!メグスリノキ


これでもカエデ類!チドリノキ



カエデ類まだまだありますが,今回の駆け足山行で撮影できたのは以上です.
このコースには13種類はあります.