植生Salon

植生Salonでは、植物や緑、自然の面白さを探究するとともに、それを多くの方々と分かち合ってゆきます。

冬芽もいろいろ

2009-02-17 | 自然
さっきの記事では,緑色の部分が大きくなったと書いたけど.
そんなことより写真のクオリティーの違いのほうが大きくでてますね(笑)

そうそう,芽を包んでいる茶色い鱗(うろこ)のようなものは,
その名も「芽鱗」(がりん).
冬の寒さから芽を守っています.
これも,そもそもは葉で,それがこんな色形になって,
夏活躍する葉を守っています.
そして彼らは春の芽吹きとともに散っていきます.
涙ぐましいチームプレーですね!!

まさに芽から鱗でしょうか?
すんません.某NHK番組のなんとかジイみたいになってしまいました

この冬芽にも,鱗状ではなくて,2枚のカバーに包まれたような状態のものや,
芽鱗がなくて,葉の赤ちゃんがむき出しになっているものなど,いろいろなタイプがあって面白いんです.








安富桜2/17

2009-02-17 | 美博のエドヒガン
二日目ですが,昨日より芽の先端の黄緑部分が大きくなったようです.
このような観察は初めてなので,
例年より早いのか遅いのかわかりませんが,

この後どのような展開をみせるのか,楽しみになってきました.

安富桜の冬芽2/16

2009-02-16 | 美博のエドヒガン
あまりに暖かいので,早くも桜の冬芽の様子が気になり始めました.

飯田市美術博物館の前庭には,
樹齢450年とも言われるエドヒガンの古木,安富桜
があります.
毎年4月上旬に花の見頃をむかえます.

その冬芽をこれから,できるだけ毎日,できるだけ同じ冬芽を,
撮影していきたいと思います.

記録的な暖冬で,冬芽も例年よりはやく動き始めてるでしょうね.
写真下方の芽はすでに黄緑色がみえます.

サンシュユはもう我慢できなくてちびってる状況です.
かわいそうに,あしたからこんどは寒気が来るみたいです.
私もまいってしまいます.風邪に要注意.

分かち合う

2009-02-09 | コミュニケーション
写真は,きょうハナノキの自生地でみた,ミカワバイケイソウの種が入っていたものです.


昨日,まるで一日おくれの誕生日プレゼントのように貴重な機会をもらいました.

幸せな小金持ちになるには・・・というキャッチフレーズの講演.
解釈して言うと,幸せで豊かな生き方について考えるものです.

自分の大好きなこと・得意なことを分かち合うことの大切さをあらためて認識しました.

タイミングのいい啓示でしょうか.

そして,自分の奥義も遠慮無く解放してしまおうかなと思うに至りました.
いままでは変に周囲への遠慮(かっこつけ?)があって,あまり表に出せなかったんです.
でも今年はそれを積極的に表現してみようかなとの,この正月の思いもあり.

周囲への遠慮から解放されるには,やっぱり自分で勝手にやることですな!!
まずはブログで解放!


私の専門は,植生学(Vegetation Science),とりわけその最も基本的な研究分野となる植物社会学です.
植生とは,緑全体のこと(森林,草原,湿原,河原,田畑,果樹園,公園緑地,道ばたとか),植生学は緑のまとまりの学問.
植物社会学は,ドイツで生まれた学問で,その名のとおり,植物の集団・社会についての学問.

植物にも社会があるんですよ.

植物社会学は,植物にもご近所集団,仲良し集団があって,
それを見つけ出し,どんな種類の組み合わせがどんなところにまとまっているのか,またそれはどんな紆余曲折を経てそうなっているのか,をいろいろと真剣に調べて考えるものです.

ご近所集団は群落(Community),仲良し集団・組合・結社は群集(Association).

と分けられます.

自分流に言うと,私の専門は,自然(森林,草原など)の暗号を人間の言葉に翻訳すること.ちょっとかっこ良すぎる??もう遠慮はしませんから.

ってな感じで.あとはまたおりおり,それから講座とか・野外ワークショップとかで分かち合いたいですね.

前の記事で羅列した種類は,ブナ林の構成種です,日本海側,富山,新潟,山形あたりのブナ林にはなじみの深い種類,関東の人にはなじみがうすいかもしれません,南信~西日本のかたは,なじみがあって,ブナ林じゃなくてもそこの林によくあるでしょ!って感じかもしれません.

そこがこの研究のみそです.

こよいはここまでにいたしとうございますが.

余談ですが.
私の最終奥義は,結果が吉と出るか凶と出るかわからず,自分の肉体的消耗がはげしく,凶と出た場合に周囲の人と,自分に精神的なダメージを与えるので,簡単には分かちあえません(笑).
すでにご存知のかたもおられることと思います

明日の夜S大のS准教授のところで出さないように気をつけます.


私のHPもブックマークしました.

今年は

2009-02-05 | 自然
大規模調査に行きますよ.
私は少々植物の研究をたしなんでおりまして.
助成金が当たったら.
久々に東北などへ調査旅行!
野宿旅行!体力もつかな.
つかのまの道連れもほしいなぁ.

山形,秋田,阿武隈?,新潟,長野,富山,岐阜...

ターゲットの種類は,
アクシバツルアリドオシイワウチワショウジョウバカマハナヒリノキタムシバ...

すみません,突然なんのこっちゃわかりませんよね.
いずれ説明するようにしますので,今はこんなんでごかんべん.

いつもの植生調査よりは,ターゲット種が特定されている分,気疲れは少なそう.
一度行ってことある場所にできるだけ行きますし.

植生調査だと,まだ見ぬ土地でいい林や群落がみつかるかどうか,不安なんですよ.

とにかく,助成金ゲットするぞー.

遊びでは,久々尾瀬も行きたいし,標高3千メートルの高山も行きたい.

妄想というか皮算用でしょうか.

最後に余談ですが,
今日は鰯を食べました(写真).







さてさて今年の妄想

2009-02-04 | 自然
ふう.
早く冬終わらないかな~.
変に暖冬だけど,やっぱりまだ冬だし.

そういえば,今日は立春ではないですか.
立春朝しぼり飲まねばですね.
昨日は節分,みなさん豆まきしましたか?
僕はついつい焼き肉を食べてしまいました.
牛タンくん,大ジョッキくん久しぶり!

こどもの頃おばあちゃんが,節分の日に,鰯(イワシ)を焼いてました.
あれ,いわしって,魚へんに弱いなんだ...しぶとそうなイメージあるけどな.
弱いけどしぶとい.俺みたい.

おばあちゃん曰く,鰯の焼ける煙は鬼が嫌いなんだそうな.
そして家の扉をあけたら,ピシャリ!と早く閉めなさい!!と.
この話,おばあちゃん以外からは聞いてないけど,良くある話なのだろうか??
もしかして群馬限定?はたまた家限定?

それから家にはさくらごはんというのがあった.
決して馬の肉が入っているわけではない.
ただの醤油味ご飯だ.
この名前と物は給食でもあったような.
若鶏の唐揚げとよく組み合わせだったっけ(地域アソシエーション?).
さくらご飯のネーミングは群馬限定の可能性あり.

あれ?今年の妄想は???

少々余談が過ぎた(by 司馬遼).

立春とはいえ,まだまだ春は先ですよ.ね?

ということで次稿に譲ることにしたい.

あ~~,鰯食いたくなってきた