植生Salon

植生Salonでは、植物や緑、自然の面白さを探究するとともに、それを多くの方々と分かち合ってゆきます。

分かち合う

2009-02-09 | コミュニケーション
写真は,きょうハナノキの自生地でみた,ミカワバイケイソウの種が入っていたものです.


昨日,まるで一日おくれの誕生日プレゼントのように貴重な機会をもらいました.

幸せな小金持ちになるには・・・というキャッチフレーズの講演.
解釈して言うと,幸せで豊かな生き方について考えるものです.

自分の大好きなこと・得意なことを分かち合うことの大切さをあらためて認識しました.

タイミングのいい啓示でしょうか.

そして,自分の奥義も遠慮無く解放してしまおうかなと思うに至りました.
いままでは変に周囲への遠慮(かっこつけ?)があって,あまり表に出せなかったんです.
でも今年はそれを積極的に表現してみようかなとの,この正月の思いもあり.

周囲への遠慮から解放されるには,やっぱり自分で勝手にやることですな!!
まずはブログで解放!


私の専門は,植生学(Vegetation Science),とりわけその最も基本的な研究分野となる植物社会学です.
植生とは,緑全体のこと(森林,草原,湿原,河原,田畑,果樹園,公園緑地,道ばたとか),植生学は緑のまとまりの学問.
植物社会学は,ドイツで生まれた学問で,その名のとおり,植物の集団・社会についての学問.

植物にも社会があるんですよ.

植物社会学は,植物にもご近所集団,仲良し集団があって,
それを見つけ出し,どんな種類の組み合わせがどんなところにまとまっているのか,またそれはどんな紆余曲折を経てそうなっているのか,をいろいろと真剣に調べて考えるものです.

ご近所集団は群落(Community),仲良し集団・組合・結社は群集(Association).

と分けられます.

自分流に言うと,私の専門は,自然(森林,草原など)の暗号を人間の言葉に翻訳すること.ちょっとかっこ良すぎる??もう遠慮はしませんから.

ってな感じで.あとはまたおりおり,それから講座とか・野外ワークショップとかで分かち合いたいですね.

前の記事で羅列した種類は,ブナ林の構成種です,日本海側,富山,新潟,山形あたりのブナ林にはなじみの深い種類,関東の人にはなじみがうすいかもしれません,南信~西日本のかたは,なじみがあって,ブナ林じゃなくてもそこの林によくあるでしょ!って感じかもしれません.

そこがこの研究のみそです.

こよいはここまでにいたしとうございますが.

余談ですが.
私の最終奥義は,結果が吉と出るか凶と出るかわからず,自分の肉体的消耗がはげしく,凶と出た場合に周囲の人と,自分に精神的なダメージを与えるので,簡単には分かちあえません(笑).
すでにご存知のかたもおられることと思います

明日の夜S大のS准教授のところで出さないように気をつけます.


私のHPもブックマークしました.