昔から我が家にあった蓋付きの飯桶です。
昔から我が家では「へおけ」と呼んでいて、
冠婚葬祭の折に五升分の赤飯やら白飯を入れて運んでいたものでした。
タガがゆるんで本来の役割では使えなくなったので
花入れにしたり、蓋をした状態で香を置いてみたり。
使い込んだ木の道具の姿の良さを生かすために色々工夫しています。
今回は、野点の道具を飾ってみました。
野点籠は薩摩間道の茶裂です。
訪れた人が「何が入っているんだろう?」と覗き込んでみて
楽しめるような感じになったと思います。
お菓子は、春のねりきりです。
まだまだ風も冷たく雪もちらほら降りますが
一足早い春を目と舌で味わいます。