カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
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寅年の来年は…どんな年

2009-12-26 | Weblog
2010年は寅年ですね。「寅」って珍しい字だけど、どうして「虎」って書かないの?

 「寅」だけじゃない。十二支はすべて動物を意味するが、普通とは違う独特の漢字を使っている。そもそも十二支は、はるか昔の中国で数の数え方に用いた漢字なのだ。動物の意味をあてはめたのは、後のことなのだよ。

◇十二支の起こりは古代の中国

 十二支の発生はとても古く、中国の殷の時代(紀元前1600~同1050年ごろ)に書かれた甲骨文字に表れている。この時代の十二支は動物を意味せず、「子、丑……」の漢字だけが存在した。古代中国では、日付を2種類の漢字グループで表しており、一つが「十干」とよばれる「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」の10文字。もう一つが「十二支」だったのだ。2グループをあわせて「十干十二支」という。十干十二支を順に組み合わせたものを干支といい、「甲子(きのえ・ね)」から始まって「癸亥(みずのと・い)」で終わる60(10と12の最小公倍数)のパターンがつくられた。干支は後に、こよみの年、月を表すのにも使われるようになった。
※ 甲骨文字……カメのこうらや動物の骨などに刻まれた中国でもっとも古い文字。

◇十二支に動物をあてはめた理由は?

 十二支に動物をあてはめたのは、中国の戦国時代(紀元前403~同221年)ごろではないかといわれている。どういう理由で「子=ネズミ、丑=ウシ……」となったのかはよくわからない。農民がこよみで使った絵がもとになっているという説もある。

◇昔話では「神様が十二支を集めた」

 日本の昔話に、十二支のなりたちを伝える有名なものがある。知っているかな?
 「神様が十二支を決めるにあたり、動物たちを集めた。足が遅いので早く出発した牛の背中にネズミが乗っかり、最初に神様の前に飛び出した。それで『子、丑……』という順番になった。ネコはネズミにだまされて1日遅れで神様の前に現れたので、十二支にもれたうえ、顔を洗っておいでと笑われた。そのためネコはいつも顔をなでまわし、ネズミを見ると追いかけるようになった」
(毎日新聞)

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