昨年、梅雨時期に全国各地で発生した「空からオタマジャクシ」の珍現象が、今年も栃木県小山市で起こった。同市で定年退職後に家庭菜園を営む永野孝男さん(65)が5月31日朝、自宅前の畑で作業中に「ボトボトボト」という音を聞き、空から降ってきたとみられる10匹ほどのオタマジャクシを発見した。昨年も原因不明のまま終結したミステリーの再来に注目が集まっている。
5月31日午前8時半ごろ、1人でメロンの苗を植えていた永野さんの背後で「ボトボトボト」と鈍い音がした。振り返ると、畑の土の上に体長約2センチのオタマジャクシが10匹ほどいた。ぬれていて、数匹はまだ動いていたという。永野さんは「最初はヒョウが降ってきたのかと思って空を見たら、晴れていたし、下を見たらオタマジャクシが何匹もいたからたまげた」と、発見時の様子を興奮気味に話した。
約40センチ間隔で、約5メートルの直線上に1匹ずつ落ちていたオタマジャクシ。永野さんは偶然、1週間ほど前に畑から200メートルほど離れた山の水たまりにオタマジャクシがいたのを見ていた。「土の軟らかい部分にはオタマジャクシの形が残っていたから、高くから落ちたのでは」と推測している。
同様の珍現象は、昨年6月ごろにも石川、宮城、埼玉など全国各地で相次いだ。オタマジャクシ以外にも小魚などが空から降ってきたケースもある。原因は「鳥が落とした」「竜巻が巻き上げた」など諸説あるが不明だ。
同市の市役所では連絡を受けて町内の見回りを行ったが、異常なし。同市の5月31日の天気は晴天で、積乱雲など上昇気流が発生する気象条件ではなかったという。同市役所では「このあたりにはサギなどの鳥が多いので、鳥が運んできたのでは」と、原因不明の珍事に困惑気味だった。
一方、日本鳥類保護連盟によると、現在、サギは繁殖期で子育ての真っ最中。「オタマジャクシやカエル、ザリガニなどが主食です。ひな鳥のために巣に持ち帰る時は、のどにためた状態で運ぶ習性があるため、何かの拍子に落とすことも頻繁にあります」と、子育て中のサギによる“犯行説”を示唆している。
とはいえ、永野さんは発見時、鳥や飛行機などは見ておらず、真相は依然謎に包まれたままだ。
(スポーツ報知)
5月31日午前8時半ごろ、1人でメロンの苗を植えていた永野さんの背後で「ボトボトボト」と鈍い音がした。振り返ると、畑の土の上に体長約2センチのオタマジャクシが10匹ほどいた。ぬれていて、数匹はまだ動いていたという。永野さんは「最初はヒョウが降ってきたのかと思って空を見たら、晴れていたし、下を見たらオタマジャクシが何匹もいたからたまげた」と、発見時の様子を興奮気味に話した。
約40センチ間隔で、約5メートルの直線上に1匹ずつ落ちていたオタマジャクシ。永野さんは偶然、1週間ほど前に畑から200メートルほど離れた山の水たまりにオタマジャクシがいたのを見ていた。「土の軟らかい部分にはオタマジャクシの形が残っていたから、高くから落ちたのでは」と推測している。
同様の珍現象は、昨年6月ごろにも石川、宮城、埼玉など全国各地で相次いだ。オタマジャクシ以外にも小魚などが空から降ってきたケースもある。原因は「鳥が落とした」「竜巻が巻き上げた」など諸説あるが不明だ。
同市の市役所では連絡を受けて町内の見回りを行ったが、異常なし。同市の5月31日の天気は晴天で、積乱雲など上昇気流が発生する気象条件ではなかったという。同市役所では「このあたりにはサギなどの鳥が多いので、鳥が運んできたのでは」と、原因不明の珍事に困惑気味だった。
一方、日本鳥類保護連盟によると、現在、サギは繁殖期で子育ての真っ最中。「オタマジャクシやカエル、ザリガニなどが主食です。ひな鳥のために巣に持ち帰る時は、のどにためた状態で運ぶ習性があるため、何かの拍子に落とすことも頻繁にあります」と、子育て中のサギによる“犯行説”を示唆している。
とはいえ、永野さんは発見時、鳥や飛行機などは見ておらず、真相は依然謎に包まれたままだ。
(スポーツ報知)