カネログ~日々もくもく~

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“トラ・寅・虎”全長6メートル「世界一の福寅」など寅だらけのお寺

2010-01-06 | Weblog
 世界遺産の法隆寺斑鳩町の隣町、奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)にある「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)」というお寺の境内入り口には、6メートルの「福寅」が設置されているほか、たくさんの“寅”であふれていることで知られ、今年の干支にちなんで注目が高まっている。

 平群町は大部分が畑や山林で占められ、古墳や史跡、社寺仏閣などが点在する自然と歴史豊かな町。「千手院」「成福院」「玉蔵院」の3つの院から成る信貴山朝護孫子寺の敷地はとても広く、神仏習合のお寺で、ご本尊には毘沙門天様が祀られており、信貴山は日本で最初に毘沙門天が現れた場所と言われている。

 今から1400年余り前に、聖徳太子が討伐に向かう途中に必勝祈願をしたところ、天空遥かに毘沙門天王が出現し必勝の法を授かった。その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻であったことから、寅の日は聖徳太子にあやかって良い事があると、福が授かる「福寅」と呼ばれるようになった。境内の入り口には6メートルにもなる張子の「世界一の福寅」が設置されており、電動で首が動く仕掛けになっている。また、その大きな福寅の隣には千両箱を抱えた中寅も。さらに橋の欄干にも寅のレリーフが飾られているほか、広い境内にはたくさんの寅の石仏が置かれ、帰り道の参道には60メートルにもなる寅の胎内巡りなどなど、寅づくしのお寺となっている。

 ちなみに、寅にちなんで阪神タイガースファンにも親しまれており、毎年、監督や選手も必勝祈願のお参りに来るという。また今年は「寅年記念大法会」として、12年に一度の『奥秘仏御開帳』
『毘沙門潅頂』
『国宝・信貴山縁起絵巻特別出陳』も行なわれ、平城遷都1300年祭とも重なっているため、イベントも目白押し、寅づくしの正月を盛り上げる。
(オリコン)