今日、「Family」という大昔の映画を見ました
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この映画を見るのは二度目。
ですが、嗚咽が出るほど号泣しました
。
この映画、不思議なご縁のある映画で…
私が小学生か中学生の頃、国語のワーク(問題集)の「一休み」みたいなコーナーにこの映画が紹介されていました。
はっきりは覚えていませんが「家族の真の愛、家族の真の絆、家族の真の姿・・を描いた感動の一作。」そんな内容だったと思います。
それを読んだ私は、子どもながらに「ぜひ自分が結婚して家族を作るまでに一度この映画を見ておきたい…。」そんなことを思って、映画の題名だけ覚えていました。
結婚するまでにこの映画と出会うご縁はありませんでした。
が、この映画と出会う機会は突然やってきました。
この映画を探したわけではなく、二年前に偶然(必然かな?)見る機会に恵まれました。
10人の子どもを持つお母さんが不治の病にかかり、自分がまもなく死ぬことを察知します。
それからこの母親は自分が死ぬまでの間に何をしたと思いますか?
10人の子どもたち、それぞれにぴったりの里親を探すんです。
里親との契約が成立するごとに家の中から一人減り、二人減り…
最後まで里親が見つからない、持病もちの六歳の男の子を預かってくれる施設が見つかり、
子どもたち全員の新しい家 が決まります。
それからしばらくして、お母さんはみんなが幸せに暮らしているかを見て回る旅に出ます 。
死期せまる病を押して。
そしてすべてを見届けてまもなく亡くなります。
「この世は処理機構」という言葉を聴いたことがあります。
自分が生きている間に起こしたことの事後処理をするのがこの世ですること。
このお母さんは見事に事後処理をきれいにやってのけて亡くなっていった感じがします。
子煩悩で優しいけど、アル中で通風の障害を抱えるお父さんとお母さんとのやりとり、関係もとっても勉強になります
。
あまりに古いので、ツタヤにも置いていないらしいといううわさを聞きました。
この映画とご縁のある方は見る機会があるかもしれません
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