リョウタのブログ☆

田舎(三重)の社長2代目なりそこない(次男坊ですから・・・)

さぁ、立ち上がれ。

あにき

2011年05月17日 15時00分37秒 | 平安と感謝の日々
兄貴がいるから社長にならないと思っていた私は今年、代表権を受け継ぐ。


そして兄が、新会社を立ち上げる。
兄貴は今度、新しくガソリンスタンドを買う。
・・・というか買った。


なぜこのタイミングで?と思うかもしれないがしかたない。
既存の店舗のガソリンタンクの寿命である。
タンクの取り替え工事には莫大なお金と時間がかかる。
そんなお金をかけるくらいなら、、、という事だ。



この話は数年前から温めてきた。
別会社にして、お互いにがんばろうと思っていた。


しかし、今日兄と話してびっくりした。


「俺の夢をお前に話しておきたい」
「将来的にはお前に全部譲りたい」
ここまではいい
「俺は冬場の繁盛期だけ手伝って、あとは口ださないから」



   ・・・・・


でました、一年のうちの4分の1しか働かない宣言。
生活費はわいてくると思っている宣言。



彼は本気だ。

会社をあげるのだから、私は喜ぶと思っている。
真剣にそう思っていると思う。

喜んでも良いかもしれない。
バランスシート上は負債も資産だ。






僕は兄貴が大好きだ。

だから、僕が稼げば良い

子供の頃から、本気で思ってきた。
母親に買い物を頼まれて、そのおつりを全部使っておもちゃを買って

「いいの?」と不安がる僕に

「またもらえば良い」
と言い切った兄貴の後ろをチャリで追いかけながらそう思った。





今回の新規出店話をきいて、少し期待していた自分を我に返らせてくれた今日の話。

でも、私の発想は少しかわった。


「稼いであげる」つもりだった自分が

なんだか、このシチュエーションが自分を奮い立たせてくれる、押し上げてくれる。
むしろ、育ててくれるような、
感謝の気持ちがわいてきた。

だって、兄貴はめちゃくちゃタイミングが悪くて、私の分の不運を全部
引き受けてくれている。

私じゃ我慢できない事を全部引き受けて、我慢してくれている。


陰と陽なら、陰の部分を受け止められる器の持ち主だから、本当に尊敬している。


願わくば、自分のそのすばらしさを自覚してくれれば、言う事がない。