親鸞聖人の命日です。浄土真宗では特に漁師さんは信仰を大事にし、魚市場も休みでした若いころこの日に飲みに出ると「今日はおたんやじゃけ魚はないよ」と言われたものです。今でも現場はそうかもしれませんが、魚は当たり前に流通しています。古き良き伝統はさびれました。
法座は昨日からありますが今日の朝座だけ行ってきました、御講師の先生は原爆ドームのすぐそばのお寺の先生でした。いつもものごとく話は右から左へ・・・二つだけ頭に残ったのは・・・広島の本通りに「多山」と言う店があります。その店の看板の頭に「(巴里馬)多山」と書いてあるそうで、どういう意味かわからなかったけどお参りの時に聞いたら、巴里馬は、は・り・ま・と読むそうです・ご先祖さんは播磨の出身だそうで忘れないように当て字で付けているのだそうです。かってはこの店あたりは(播磨屋町)と言っていました。昔から繁盛した由緒ある店なのですね。
もう一つは仏壇の燈明(ろうそく)は普通は白です。今日の燈明は赤が使ってありました、赤はお祝いに使うものです。浄土真宗では50回忌の法要は「祝法事」です。子孫が長生きして先祖を見守るお祝いです。親鸞聖人は750回忌を済ませました、後世のものが親鸞聖人をご縁にみんなが集える祝なのだそうです。納得・・・