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LPレコード用カートリッジの適正針圧

2020-10-30 07:03:19 | オーディオ
理屈上の話です。
聴いてナンボの世界。
理屈通りになれば世話はありません。でも、一応、頭の隅に入れておいた方が良いでしょう。

LPレコード用カートリッジにはそれぞれ「適正針圧」が明記されています。
例えば1.25〜1.75gと言うように針圧の範囲が決められています。
中央値1.50gに決める人が多いでしょう。
定められた針圧範囲で実際に聴き、自分の好みで決めれば良い。

では、カートリッジの適正針圧はどう決められるのか。
針をレコードに落とす。針には針圧分の力が加わり沈みます。カンチレバーが撓み沈みこむ。
外からは見えませんが、カンチレバーの後ろにある振動子の位置が変化します
MM型カートリッジならマグネット、MC型カートリッジならコイル。
適正針圧が加わり、あるべき位置、正常位置(中央位置?)になる。

大切なレコード盤を痛めないようにとの配慮から、針圧を軽くする方もいるかもしれません。
レコード盤は可塑性材料でできている。力が加わって一旦変形したとしても時間を掛けて戻る。
むしろ、針圧を下げると、針飛びを起こし易くなり、レコードに再着地した時に生ずる衝撃のダメージの方が大きいと考えます。

モノラルカートリッジの構造は横振動を拾えば良いので非常にシンプルです。
レコードの溝を正確にトレースするだけを考えれば良い。針圧は重めです。
重針圧であったSPレコード針の影響も残っていたでしょう。

対して
ステレオレコードの左右の信号は、一つの溝の両側に横振動と縦振動として刻まれています。
ステレオカートリッジは横振動に加えて、縦振動を拾わねばなりません。非常に繊細な作業をしなければならなくなりました。
振動子(コイル、磁石)は磁界、あるいはコイルの正しい位置になければ、信号を正確には拾えません。



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