思いつくまま、ダラダラと書き連ねている・・・・
デジタルはアナログの模倣に過ぎない。その利便性を認めながらも、所詮、音質的にはアナログには勝てない。。
アナログ 万歳 ととられるかもしれない。
半ば意図的に、アナログが理想とも取られる風に書いてきた。デジタルの特徴を説明するため、対比するためにはザクッと説明した方が分かり易いと思ったからである。
写真を撮るだろうか。敢えてデジタルカメラは買わなくても、今流の携帯電話はデジカメ機能を持っている。超小型デジカメを持っているのと同じである。
自分はフイルムカメラを持っている。フィルムサイズの大きい6×7版のカメラも持っている。リバーサルフィルムで撮ったものが多い。この大きさともなると、印画紙に焼き付けなくても肉眼である程度は楽しめる。
デジカメが出始めた時には新しい玩具と馬鹿にしていた。ところが今はどうだ。フィルムカメラに見向きもしない。印画紙に焼き付けなくとも画面でみることができる。写真帳は画像ファイルになった。一番大きかったのは、高価なフィルムを買わずに済む。印画紙に焼き付けなくても済む。ランニングコストが気にならなくなったことだろう。
一発必中から数打ちゃ当たるお気楽方式になってしまった。
一眼レフのデジカメも一応持っている。スポーツ観戦(ザスパ草津オンリーに近い)には時折使うが。普段はコンパクトデジカメしか使わない。
オーディオの話のハズなのになぜカメラなのか
そう
フィルムカメラはアナログ方式。デジカメは名前のとおりデジタル方式。
リバーサルフィルムを顕微鏡で覗き、次第に倍率を上げて行くと、画像は次第に曖昧になり、やがて赤や青の点の集合となる。その点の周囲はぼやけたものであろう。
デジカメの記録媒体を顕微鏡で拡大しても何も見えないが、パソコンのソフトで画面を拡大していくと。丸ではない四角状のやはりぼーっとしたものになる。これはデータを直接見ている訳ではないが、
デジカメの画素数が多くなれば、精緻な画像となる。デジカメ画像をオーディオのデジタル記録に強引に置き換えれば、粒子の細かさが再生周波数であり、その色の濃淡の段階の細かさがビット数なのである。
デジカメは画質ではフィルムカメラに及ばないと思っていた。デジタルカメラの画像記録の高密度化のテンポは速い。高級デジタル一眼カメラは既にアナログ一眼カメラの画質を超えている。
話をオーディオに戻します。
アナログは再生周波数の上限が高い。確かに人間の可聴範囲の上限である20khzより高い周波数の音を再生できる可能性を秘めている。周波数の上限が高い方が20khzまで完全にフラットに出せるし、位相の回転も少ないので理想的だろう。
CD規格44.1khz(20khzまで再生)は常人の可聴周波数をクリアしているので、必要十分と考えている。
同規格の16ビット(つまり、2の16乗、65536)はもう少し多い方が良いような気がするので、不十分だが可としよう。
では、アナログはデジタルに絶対的に勝るのか?
アナログテープデッキでは、弱音はテープヒス(無音時でも、再生ヘッドでテープから音を拾うと出る暗雑音)に紛れて、聴き取りにくくなる。LPレコードでも、針音のスクラッチノイズで聴き取りにくくなる。
この対策として、
カセットデッキでは、録音時に弱音を強め録音し、再生時にはそれを元に戻し、結果、音楽信号とテープヒスの差を広げ、SN比(音楽信号と雑音レベルの比率)を上げていた。
LPレコードでは、高域部を強く、低域部を弱く、逆リアカーブで記録し、再生時にリアカーブで戻し、SN比を高めていた。(低域の大振幅をそのまま刻むと必要スペースが大きくなり不都合、大振幅にはそれを辿るカートリッジの追従性が悪くなると言う面もある。)
アナログ時代は、音楽信号/雑音の比率(SN比)を高めるため、色々な努力をして来た。圧縮・拡張技術も使われていた。結構ハイテクなのだ。
LPレコードに記録された信号は弱く、再生時には増幅率の高いアンプが必要である。雑音の出る可能性が高くなる。ノイズを下げることが重要なのだ。
更に、LPの原盤はカッティングマシンのヘッドで物理的に刻まれる。ヘッドは物理的な重さがある。楽音のフォルッテシモで、その追従性はどうなのかと言う疑問は残る。
アナログはデジタルに比べて原音(記録された元の音)に忠実であるとは言えないのだ。
他に発信するのが目的だけれど、
当時の自分の気持ち、そう考えていたんだと思い返すツールになります。
この項は基本的に変わっていない。安心と言うか進歩がないと言うか